福岡土産には、博多通りもんやめんべいなどおいしいお菓子がたくさんありますね。
筑紫もちは、優しい甘さが小さいお子様からお年寄りまで人気の、福岡を代表する昔懐かしいお菓子です。
今回は、筑紫もちの原材料やカロリー、特徴や発祥、3つの食べ方についてご紹介します。
品名 | 筑紫もち |
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都道府県 | 福岡県 |
ジャンル | 和菓子、餅菓子 |
製造者 | 如水庵 |
原材料 | 【黄な粉もち】グラニュー糖(国内製造)、餅粉、麦芽糖、砂糖結合水飴、水飴、黄な粉/トレハロース、乳化剤、(一部に乳成分・大豆を含む)【黒砂糖の蜜】黒砂糖、液糖、水飴 |
賞味期限 | 製造から30日 |
カロリー | 1個(38.9g)当たり、114kcal |
購入した場所 | 福岡空港 |
お値段 | 2個入 378円(税込) 3個パック 486円(税込) 5個パック 810円(税込) 6個入 1,026円(税込) 9個入 1,512円(税込) |
目次
筑紫もちの特徴
福岡土産の定番筑紫もちは、柔らかいお餅にきな粉がかかった昔ながらのお菓子です。
お餅は1つの容器に3つ入っており、きな粉がたっぷりまぶされています。
黒砂糖の蜜が付いていて好みの量をかけて食べます。
買ってきました♪実食レポ!
というわけで、実際に福岡空港で筑紫もちを購入してきました!
購入したのは、「筑紫もち 9個入」です。
9個入りは、3個入り×3パックという形で入っています。
ちなみに、筑紫もちの賞味期限は製造から30日とのことですが、このパックから出したら翌日までには食べたほうがいいそうです。
この風呂敷風の包装がイイですよね。
1つ1つに小さなナイフのような楊枝が付いているのもありがたいです。
では、きな粉の上から黒蜜をたっぷりとかけて...
いただきます!!!
口に入れると、きな粉の香ばしい香りと黒蜜の優しい甘さが口いっぱいに広がります。
やっぱり、きな粉と黒蜜の相性は最高ですね♪
お餅は、モチモチとした弾力がありつつ、すっごく柔らかくて美味しいです。
お茶のお供としてはもちろん、コーヒーのお供としてもぴったりのお菓子ですよ。
筑紫もちの素材へのこだわり
筑紫もちは素材にこだわって作られています。
餅に使用される餅粉には、筑紫野平野のヒヨク米と、富山県産のこがね餅などの餅米が使用されています。
様々な種類のお米をブレンドすることで深い味わいの餅ができるそうです。
餅にかかっているきな粉は、社長の母親が開発を担当したというこだわりのきな粉を使用しています。
筑紫もちのきな粉には、タマホマレという品種の大豆が使用されています。
このタマホマレは、国内で0.5%しか取れないという希少な大豆なのです。
豊かな自然の中で育ったタマホマレの皮をむいてから豆をひくことで、香りとくちどけの良い黄な粉に仕上がります。
筑紫もちの発祥は祖母の味
筑紫もちが発売されたのは、昭和52年4月28日のことです。
発売から40年以上、福岡の人々に愛されているお菓子なのです。
筑紫もちのルーツは、現在の社長である森恍次郎さんが幼いころに食べた祖母の味にあります。
母方の実家で、祖母に作ってもらったきな粉餅の味が、現在の筑紫もちにつながっています。
祖母が作ってくれたきな粉餅は、焼いたお餅を熱湯に浸して柔らかくした後、きな粉をたっぷりとまぶして黒砂糖を振りかけたものだったそうです。
黒砂糖が溶け始めたころに食べるきな粉餅がおいしかったそうで、現在の筑紫もちの黒蜜がとろりときな粉に絡む様子に再現されています。
筑紫もちができるまで
筑紫もちの製造は、餅を練るところから始まります。
蒸気を入れながら餅を練り上げる、蒸練という方法で30分餅粉を練ります。
ちなみに、餅は冷めると固くなってしまうものですが、筑紫もちの餅は秘密の配合で硬くならないそうです。
製造から30日も柔らかい状態で食べることができる秘密とは何なのか?知りたいものですね。
練り上げられた餅は分割機で均等にカットされます。
カットされると同時に、餅にきな粉がまぶされていきます。
きな粉がかかった餅は柔らかいため、容器に入れる作業は手作業で行われます。
3つずつにそろえられた餅が手早く容器に詰められます。
詰められた餅の上からもたっぷりのきな粉をかけて、蓋と黒蜜のパックを置いたら風呂敷風に包装して筑紫もちの出来上がりです。
原材料、カロリーや賞味期限は?
原材料
黄な粉もち・・・グラニュー糖、餅粉、水飴、麦芽糖、黄な粉(大豆)、トレハロース、乳化剤、(その他、乳由来原材料を含む)
黒砂糖の蜜・・・黒砂糖、液糖、水飴
カロリーは?
1個(38.9g)当たり、114kcal
賞味期限は?
製造から30日
筑紫もちの3つの食べ方
筑紫もちの食べ方には作法があります。
三段流という食べ方では、まず1つ目の餅をきな粉を落として食べます。
きな粉を払い落とすことで餅の味をしっかりと味わうことができます。
2つ目の餅には、たっぷりときな粉をつけて香ばしい香りのきな粉と餅のハーモニーを楽しみます。
3つ目の餅には、たっぷりと黒蜜をかけて黒蜜ときな粉と餅3つの味を味わいます。
別添流では、まず包装紙の上に容器をさかさまにして、きな粉が付いたままの餅をすべて出してしまいます。
空になった容器の中に黒蜜を注ぎ、好みの量の黒蜜をきな粉餅につけて食べます。
少しだけ黒蜜をつけて食べても良いですし、黒蜜をたっぷりつけて食べるのも良いです。
蜜ノ池流では、まず真ん中の餅をきな粉の付いたまま食べます。
そして、スペースが開いた真ん中に黒蜜を注いで両端の餅に黒蜜をつけて食べます。
筑紫もちに流派があったとは驚きですよね。
ぜひ好みの流派の方法で筑紫もちを食べてみてください。
筑紫もちをインターネットで購入する!
福岡のお菓子筑紫もちは、製造から30日間お餅が柔らかい状態でおいしく食べることができます。
小分け包装されていて、日持ちもするのでお土産にはピッタリです。
3個パックから45個入りのものまでさまざまな個数のものが販売されています。
製造元である如水庵だけでなく、空港や駅などのお土産屋さんでも販売されているので、手に入れやすいのもうれしいところですね。
福岡まではいけないけれど、どうしても筑紫もちを食べてみたいという方には通信販売がおすすめです。
筑紫もちだけ購入するのも良いですし、如水庵のお菓子の詰め合わせなども販売されているので、筑紫もちと一緒に購入してみてはいかがでしょうか。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
筑紫もちについて紹介させていただきました。
素朴で懐かしい味の筑紫もちは見ているだけでも食べたくなってしまいますね。
福岡へ旅行したお土産に、または自分用に購入してみてはいかがでしょうか。
きな粉の香ばしい香りと黒蜜のとろける甘みが餅に絡み、優しいおいしさが口いっぱいに広がるはずです。