道が整備され自動車などが普及するまでは、陸路というのは荷物を運ぶには不利な状況にありました。
そんな中で活躍したのはむしろ舟、河川や浅海を平べったい形をした船・高瀬舟が行き来していたのです。
この高瀬舟、岡山県落合町にて室町時代に河川で利用されるようになったのが発祥と言われています。
そんな落合町には高瀬舟を模した特産品があるのです。
今回は、高瀬舟羊羹のカロリーや賞味期限、特徴やおすすめ食べ方についてご紹介させていただきます。
品名 | 高瀬舟羊羹 |
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都道府県 | 岡山県 |
ジャンル | 和菓子、羊羹 |
製造者 | 株式会社古見屋羊羹 |
原材料 | 砂糖、小豆、寒天 |
賞味期限 | 2か月 |
カロリー | 100gあたり296kcal |
購入した場所 | 岡山市のスーパー |
お値段 | ・7個入 460円(税込み)・15個入 1,000円(税込み)・24個入 1,600円(税込み)・48個入 3,200円(税込み)・72個入 4,800円(税込み) |
目次
高瀬舟羊羹とは
高瀬舟羊羹は、高瀬舟の形を模した細長い紙製容器に入った一口サイズの羊羹です。
落合羊羹の一つで、製造販売をする株式会社古見屋羊羹は他にも落合羊羹を作っているのですが、やはり高瀬舟が最も有名でしょう。
古見屋という屋号は、創業者が旧古見村より移り住んできたことに由来しています。
落合町にてお店を開いたため会社も店舗も落合町、現在の美作落合駅周辺にあるのです。
昭和元年創業のこのお店、長く岡山の人々に愛されてきました。
特に昭和40年代の前半には、地元のローカル局である山陽放送でテレビCMも、吉本新喜劇で活躍していた岡八郎さんが起用されていたことからご存じの方も多いでしょう。
「古見屋の羊羹高瀬舟。好っきゃわ、うちら」という決まり文句を懐かしく思われる方もいるはずです。
食べた感想
というわけで、岡山市内のスーパーにて高瀬舟羊羹を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
2週間ほど置いたので、しっかり表面がうすく糖化しています。
そのため、上表面の砂糖のシャリシャリ感があって、それがアクセントになっていました。
上品なあんこでスーッと食べやすく、全体的に甘みがあるけど上品な後味が印象的。
丁度良いサイズになっているので食べやすかったのも良かったです!
高瀬舟羊羹の魅力とは
羊羹をご当地銘菓として出しているところは全国各地にありますが、高瀬舟羊羹は小ぶりなサイズ感が食べやすいのではないでしょうか。
舟の形の小箱は蓋を外して開いて、手を汚さず食べられる仕組みとなっています。
砂糖と小豆・寒天のシンプルな味です。
食品には賞味期限がありできるだけ早く新鮮なうちに食べてしまうのが良いとされますが、高瀬舟羊羹は違います。
わざと寝かせてから頂くという方もおり、なぜなら長く置いておくと表面が結晶化していくのです。
糖化・シャリと呼ばれ砂糖が固まったもの、製造してから2週間ほどで出てきます。
このシャリこそが高瀬舟羊羹の魅力という岡山県人も多いです。
しっとりねっとりとした羊羹に、シャリが正に口の中でシャリシャリとした歯ごたえとなり普通に頂く以上の美味しさです。
ぜひお試しください。
ただし日持ちは2か月程度、シャリを増やそうと寝かしすぎると違った成分も浮かび上がってきて食べられなくなるので気を付けましょう。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり296kcal
賞味期限は?
2か月程
どこで売ってる?値段は?
岡山駅や岡山空港、岡山県内の道の駅やSA、一部のスーパーでも販売されているようです。
また県外でも、阪急百貨店や三越といった大きめのデパートでは販売されていることもあるようですよ。
7個入りから販売しており、72個入りの大容量タイプもあります。
お値段は、
・7個入 460円(税込み)
・15個入 1,000円(税込み)
・24個入 1,600円(税込み)
・48個入 3,200円(税込み)
・72個入 4,800円(税込み)
となっています。
通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。