広島で有名なB級グルメの「せんじがら」を知っていますか?
現地の人じゃなければ、かなり食通じゃないと知らないこのメニュー。
知っている方はお酒が好きなのではないでしょうか?
今回は、せんじがらとはいったいどんな食べ物なのか、発祥や由来、食べ方もあわせてご紹介します。
目次
せんじがらっていったい何?
せんじがらは豚のホルモンを揚げて干したもののことを言います。
「せんじ」は豚のホルモンのことです。
昔はホルモンは昔、油脂を取るための材料に過ぎず、残った出がらしをなんとか食べることはできないかと調理してみたのがはじまりです。
脂を取った「抜け殻」だから「せんじがら」となったわけです。
はじめのころは塩漬けでしたが、昭和20年代になると油で揚げて味をつけたものが肉屋や食堂で提供されるようになります。
安くて腹持ちもよいものだったためだんだんと知れ渡るようになりました。
特にお酒のつまみにピッタリの食感と味が大人に受けが良かったようです。
酒飲みにはたまらない定番の一品
いまではおつまみの定番となっているせんじがら。
豚だけではなく、鶏や牛のホルモンを使ったものも販売されるようになりました。
わざわざ、うま味である油を取った後のモノを加工することもないので「せんじがら」ではなく「せんじ肉」と表記されていることも多くなりました。
広島市の居酒屋などでは、注文してから調理する揚げたてのせんじがらを食べることができます。
また、スーパーやコンビニでは普通におつまみコーナーにいつでもあるメジャーな一品です。
賞味期限は数日から数か月までいろいろなので、チェックしてから購入するようにした方がよさそうです。
おつまみでも調理してもOK
せんじがらは、料理に活用することもできます。
おすすめレシピはうどんです。
お出汁ベースの、さっぱりしたかけうどんにせんじかすをトッピング。
油のコクがスープにとけだして、味がぐっと深くなります。
硬いせんじかすが噛みにくい方は一緒に煮ると柔らかくなって食べやすくなります。
もつ煮込みにしてもおいしいですよ。
大根やニンジン・こんにゃくと一緒に濃い目に味をつけて煮込むだけです。
元は揚げられているので生のモツからの下処理の必要もありません。
時間が経ってカチカチ硬くなったせんじがらの救済にもバッチリの料理です。
食べた感想
というわけで、広島市に行った際にせんじがらを発見!
実際に味わってきました。
そのまま食べると硬いお肉。
しかし、噛むとどんどんホルモンの旨味が染み出てきて美味しい!
食べてる感じとしてはスルメに近いですね。
油で揚げているとはいえ、そこまで油ぽい感じではないのもよかったですよ。
通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
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