ビタミンCが豊富で、美と健康に役立つ食べ物がレモンです。
特に国産レモンは信頼性が高くて選ぶ方が多いのですが、中でも人気があるのが広島県産のもの。
防腐剤を使わないため安心性が高く、程よい酸味のまろやかな風味が特徴となります。
今回は、そんな広島レモンの時期や品種について詳しく見ていきましょう。
品名 | 広島レモン |
---|---|
都道府県 | 広島県 |
ジャンル | 柑橘類 |
購入した場所 | 広島市内のスーパー |
目次
日本国内で生産量第一位の理由
国内で消費されるレモンのうち、国産が占める割合は10%程度と言われます。
その10%の中で、特に生産量が多いのが広島レモンで、全国シェアの約6割を占めるそうです。
レモンは寒冷な気温と暴雨に弱いのですが、瀬戸内・広島は台風の直撃も少なく、気候も穏やかなので日本国内でも屈指の栽培に適したエリアとなっています。
現在はハウス栽培も導入されているため、オールシーズンを通してレモンの供給が可能となっているのも、生産量が多い理由でしょう。
どんな歴史があるの?
広島県のレモン栽培が始まったのは、明治31年のこととされています。
世界ではノーベル賞に輝いた、キュリー夫妻がラジウムを発見したのがこの年です。
日本は第三次伊藤内閣が発足しては年内に総辞職するなど、国際情勢の緊迫もあって、やや困難な時代だったと言えます。
そのような時代で広島にもたらされたのが、和歌山から購入したレモンの苗木です。
ここから広島のレモン栽培が始まっていくことになりますが、順風満帆ではありませんでした。
大正時代には成長を見せたり、戦後間もなくのレモンブームで生産量・耕作面積が増えたものの、後の昭和39年に海外レモンの輸入規制が緩和されたために、大打撃をこうむります。
加えて豪雪や台風の被害も相まって、生産量がわずか20トン程度まで落ち込んだ年度もありました。


広島レモンの時期や品種について
一言にレモンと言っても、生産方法と品種によって大きく味わいが変わるものです。
広島では色々な栽培方法が導入されており、幾つかの種類が流通しているので見ていきましょう。
まず、年始から5月くらいにかけて出荷されるのが定番の「イエローレモン」となります。
まろやかな酸っぱさと、ほんのりとした甘みを感じられるのが特徴です。
初夏から中秋にかけてはハウスレモンが出荷されます。
形が良くて色も綺麗なエメラルドグリーンとなっており、贈り物としても人気が高いです。
清涼感抜群で品格のある味わいとされています。
秋から冬にかけては露地物の「グリーンレモン」が出回ります。
こちらは強い香りが魅力でフレッシュな味わいに特徴があります。
品種としては、広島で栽培されているのものは大部分がリスボンで、他にビアブランカも育てられています。
リスボンはトゲが多いのですが気候の変化に強く、ジューシーな果肉になるのが魅力です。
ビアフランカは棘が少ないので育成しやすい品種となります。
広島の中では大長レモンのブランドが、このビアフランカを育てているそうです。
よりまろやかな風味が楽しめます。
広島レモンのおすすめ商品やレシピ
広島レモンは防腐剤を使わないので、安心して皮まで丸ごと調理に使えます。
味わいもバランスが良いので、料理にかけて風味づけに用いるのはもちろん、他にも色々な楽しみ方ができるのが魅力的です。
例えば、皮ごとジューサーにかけてレモンジュースにするのは定番でしょう。
広島県では特産品として「広島レモンサイダー」が登場していることからも、飲み物にも適していると言えます。
料理としては和洋問わず、色々な用途で用いることが可能です。
洋風では料理にかけるレモンソースに使ったり、スイーツにも合います。
和風では「レモン鍋」に使われるほか、こちらも広島名産の牡蠣と組み合わせて味わうのも人気です。
⇒広島れもん鍋のもとを使ってレモン鍋を食べてみた!メリットや感想など


お取り寄せは?
広島レモンの魅力について紹介してきました。
長らく苦戦を強いられた時期もありましたが、その気候と地元の努力もあって、現在は国産レモンの代表格にまでなっています。
広島レモンを味わうためには同県に足を運ぶほかに、近年は通販でのお取り寄せもできるので、チェックしてみましょう。
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