高知県西部を流れる四万十川、四国第一の長流、そして「日本最後の清流」「日本三大清流の一つ」「名水百選」「日本の秘境100選」とさまざまな言われ方をする高知県にとって大切な遺産です。
そんな川で育った青のり、おいしくないわけがないでしょう。
今回は、四万十川の青のりの特徴や歴史、カロリーや栄養などについてご紹介させていただきます。
目次
四万十青のりの特徴について
お好み焼きや焼きそばでお馴染みの青のり、高知以外では徳島や岡山・和歌山などが産地としてあるみたいです。
そのほとんどは栽培ものですが、四万十青のりは天然ものが採取されています。
風味もコクも別もの、わき役ではなく主役となれる青のりなのです。
12月末から3月、水温が低い時期に、川漁師らが「かなこ」などの金具で川底からかいて収穫します。
吹雪の日でも寒風の日でも関係ありません。
それを水洗いし、河原で西風と太陽に当て天日干しすること6時間、その姿は四万十の風物詩となっているのです。
四万十青のりの歴史
四万十青のり漁業は、80年以上の歴史を持っていると言います。
80年もの間、寒空の中を作り続けてきたのです。
現在、全国シェア80パーセントから90パーセントにもなっています。
ただ、年を経るごとに減少傾向にはあるようです。
非常に繊細な天然もの、ちょっとした環境の変化にもすぐに左右されてしまうのです。
河川が増水したり塩分量や温度が変化すればすぐにも状態は影響されます。
温暖化により水温が上がっていく中で、最盛期の50分の1程度にまで激減してしまいました。
その分価格も上昇、希少な製品となっているのです。
四万十青のりのおいしさ
美しい川で育った四万十青のり、緑色の鮮やかさが違います。
香りも味も天下一品、より肉厚で歯ごたえも良く香り高いものになっているのです。
もしも入手出来たら、軽く秀炙ったりフライパンで乾煎りして、それをお好み焼きに焼きそばにとたっぷりふりかけて食べてみてくだあい。
病みつきになるおいしさです。
筋状のタイプのものもありますが、これらは天ぷらにみそ汁にスープにと使われているみたいです。
カルシウムもビタミンも鉄分もたっぷりで、栄養価も高いのです。
カロリーと栄養は?
カロリーは100gあたり164kcal。
また、青のりには、カリウム、カルシウム、マグネシウム、β−カロテン、葉酸のようなミネラルやビタミンも多く含まれます
食べた感想
というわけで、高知県に行った際に四万十川の青のりを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
今回は焼きそばとたこ焼きのトッピングに使ってみました。いざ実食!
まず、見た目が普通の青のりとは違うのが一目瞭然。えっ固まってる?しかも繋がってる?
一口そのままで食べると・・?味はシンプルな薄っすら塩味、そして食感とともに海草の匂いがしてきます。
そしてなによりも噛める!
パラパラとした青のりしか食べた事なかったので、青のりを噛んでる食感があったのは初めてかも。
焼きそばやたこ焼きを食べていても、青のりの食感ってそんなにないけど、これはすぐわかりました。
この噛み応え存在感が他の青のりと一番違うところかなぁ。
通販で買える?
四万十青のりは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか宮崎県に行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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