ホルモンは「放るもん」が語源、昔は捨てられていたのです。
「残り物には福がある」という言葉はその通り、捨てる前にいろいろと試してみると思った以上に美味しく食べられて幸せが手に入ります。
今回は、徳島の隠れたソウルフード、イリカスのついてご紹介させていただきます。
目次
徳島のイリカスとは?
徳島でいうイリカスとは、牛や豚の内臓を炒ったもののことを指します。。
精肉店などに行けば手に入るそれは、牛脂をフライ加工して残ったてんかすであったり、ホルモンを炒めたり揚げたり調理したものだったりとお店ごとに違うものの、一般的には食べられることのない肉のカス的な存在だったのです。
でもこれが美味しい、噛めば噛むほど旨味があふれだしてきますし食感もおもしろいです。
見た目はぐろいですが、だまされたと思って挑戦してみてください。
お酒の当てにピッタリのイリカス
徳島のどこの肉屋にもあるわけでもないですが、ふと妙に食べたくなってしまうので徳島県民であればイリカスを買うお店のあてはいくつか持っていることでしょう。
牛イリカスに豚イリカスとあるものの、好みによって使い分けてください。
どちらも調理して味の違いを楽しむのもよいでしょう。
イリカスにゼリー質のものも一緒に入ってパック詰めされてる「肉ようかん」とかもあったりして、心躍ります。
良いお肉から採れたものだと牛脂もおいしいです。
安いお肉を調理する際に牛脂だけは和牛からのものを使って、そんな節約法もあるほどです。
こだわるのであれば、和牛イリカスを選べばよいでしょう。
あとはただ炒めるだけ、とにかく脂がたっぷりと出てくるのでオリーブオイルなどの身体によい油か、何も敷かずに調理しても良いでしょう。
ホルモンですから生焼けは禁物、ゆっくりじっくり炒めるようにしてください。
そして塩コショウで味付けするだけ、お酒を飲みながら手軽にできる味です。
ニンニクを加えたり醤油を振ったり、自由です。
油たっぷりだからこそ、ワサビを添えるとさっぱりしておすすめです。
徳島県民のソウルフードであるイリカス、居酒屋さんとかでも置かれてるので試してみてください。
食べた感想
というわけで、徳島市の居酒屋にてイリカスを発見!
実際に味わってきました。
うん、おいしい!
独特な食感ではありますが、噛めば噛むほど脂の味わいが出てくる感じがいいですね~
今回食べたイリカスは臭みも全くなかったので、誰でもおいしく食べれると思いますよ。
これはお酒が進みます!


徳島のイリカスはネットでも購入可
ホルモンを美味しく食べるには鮮度にこだわること、旅行中に自分へのお土産にとイリカスを買って帰るのはやめた方がよいでしょう。
ネット通販で探せば、冷凍の状態で届きます。
お肉も評判のお店を選んで購入するのがポイントです。
お土産物として並ぶことはあまりない、徳島県民だからこそ知るソウルフードですが、とにかくおいしいのでお酒のお供にしていただきたいです。
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