徳島県で生産されている鳴門糸わかめ。
鳴門というからにはあの渦潮でとれるわかめかな?と思われる方もいると思います。
今回はそんな一品、鳴門糸わかめの賞味期限やカロリー、特徴、ほかのわかめとどんな違いがあるのかご紹介します。
目次
うず潮にもまれて育つわかめ
瀬戸内海と紀伊水道の潮流がぶつかる鳴門のうず潮。
観光ツアーが出るくらいの名所で有名です。
あのうず潮の中でもまれて育つわかめ。
肉厚で歯ごたえがすごいです。そして色つやも抜群。
わかめの中でも至極に耐え抜いたエリートわかめといったところでしょうか。
いまでは乾燥わかめが簡単に手にはいりますが、お味噌汁に入れてちょっと煮過ぎてしまうと、表面が溶けたり、どろどろになってしまったりしてしまったことはないでしょうか?
ところがこの鳴門のわかめはちょっと煮たくらいではへこたれない強さがあります。
このわかめを主役にしゃぶしゃぶや煮物が楽しめるくらいしっかりした一品です。
酢の物にしてもしっかり、わかめの食感を楽しむことができちゃいますよ。
いつもと全然違うわかめにきっと驚くことでしょう。
いつ頃から食べられているの?
このわかめ、じつは相当歴史が古いものなんです。
鎌倉時代中期の「なよたけ物語」にもわかめが登場しており、献上した少将が昇進したお話があります。
さらに昔、平安時代にはわかめを貢物として調停に献上したという文献存在したり、平城宮跡からはわかめの荷札が掘り出されているのです。
鳴門のわかめの製法の一つ、灰干しわかめの製法は幕末には出来上がっておりそれを行商が売り歩いた話も残っています。
どの時代でも貴重品として珍重されており、当時の人たちからも一目置かれていたわかめだということが伝わってきます。
そもそも糸わかめと普通のわかめの違いは?
普段一番使うのは乾燥したカットわかめかと思います。
これは塩蔵わかめを水洗いし、裁断してから特殊乾燥させたものです。
糸わかめは細長い状態のものを指します。
湯通ししたわかめを冷却→乾燥させ、筋や枯葉などを取り除き糸状に割いたわかめの中でも柔らかい部分を選別しています。
乾燥させた糸わかめは半年から1年ほどの長期保存が可能となります。
伝統の灰干し製法でつくられた糸わかめももちろんあります。
これは保存のための湯通しの替わりに、灰をまぶしてアクを取りつつ太陽光で干して乾燥させたものをいいます。
湯通ししてない状態なのでミネラルなどの栄養素をそのまま凝縮しています。
保存期間は湯通しよりは短くなり、3か月から半年くらいと言われています。
鳴門のわかめの本来の味を楽しむのであれば、断然こちらの灰干し製法で作られたわかめがベストです。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり143kcal
賞味期限は?
製造日より1年
食べた感想
というわけで、徳島市内のスーパーにて鳴門糸わかめを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました
この長さも面白いですね~⇓
今回は、味噌汁の具材として、と酢の物にしていただきました。
とにかく肉厚でプリプリと歯ごたえが良く、香りもいいですね。
普段使っている市販品のわかめとの食べれば違いはすぐわかりますよ。


通販で買える?
鳴門糸わかめは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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