小男鹿と書いてなんと読むでしょうか?
県外の人はわからないかも知れませんが、徳島では知らない人はいない銘菓です。
今回は、小男鹿のカロリーや賞味期限、特徴や由来などについてご紹介させていただきます。
目次
小男鹿の特徴
まず、読み方は小男鹿(さおしか)です。
背中にある筋模様と小豆の斑点、正に鹿の子がそこには再現されているのお菓子です。
近年では、「秘密のケンミンSHOW」で紹介されたり、徳島お土産大賞に選ばれたりしている人気のお菓子です。
山芋と、うるち米を練り上げてまるでカステラみたいな形に蒸し上げたお菓子で、徳島特産の高級砂糖である和三盆を使用しています。
高級菓子ですから贈答品として扱われることも多く、徳島県民も知ってはいてもなかなか食べる機会はないようです。
小男鹿の由来とは
何とも風流なその名前、明治天皇の、
「月もいま のぼらんとする 山の端に たかく聞ゆる 小男鹿のこゑ」
という和歌より名づけられました。
小が若い・小さいという意味を持つため、小男鹿とは角にまだ枝の無い牡の鹿を表すようです。
小男鹿は、明治10年頃から作られており、140年と長いあいだ徳島県民に愛されてきたのです。
製造販売するのは「小男鹿本舗富士屋」です。
初代は江戸屋敷に勤めていた武士だったそうです。
関東と関西の良いとこどりのお菓子をと研究をかさね、2代目の時代に小男鹿は誕生したのです。
その後も次々と銘菓が生み出されており、小男鹿をグレードアップといった感じの「山路」というお菓子も有名です。
これもまた明治天皇の和歌を由来としているようです。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり259kcal
賞味期限は?
製造から約1週間
食べた感想
というわけで、徳島駅のお土産売り場にて小男鹿を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
カステラのような細長い長方形ですが、かすてらとは違ったしっとりとした生地の舌触りが楽しめます。
歯ごたえもあり蒸しパンのよう、優しい甘味で万人受けする味です。
生地に練りこまれた一粒一粒のあずきがまたアクセントになってました。
ちょっと甘いあずきと生地は甘さ控えめになっているので一緒に食べる事でいい感じになってました~!!


小男鹿を手に入れるには?通販で買える?
富士屋は徳島県内に6店舗ありますし、駅などのお土産屋さんでも置いてあります。
5本入りと大きなものもあれば半竿分のものも、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
標準1本2000円ほどとなっていますが、小さいサイズは1000円ちょっとで買えます。
特上杉箱入りの贈答品は、こちらはなんと20000円以上するようです!
さすがは高級菓子ですね。
賞味期限が1週間くらいと短いので、欲張って購入してしまうとモッタイナイこととなってしまいます。
もちろんすぐにも食べられなくなるわけではないものの、味は落ちてしまうのです。
食べきれる量を購入するようにしてください。
通信販売でも購入できるので、徳島を訪れた機会をのがすまいと無理に大量購入せずとも大丈夫です。
お茶会などでも利用されてきた銘菓ですから、お抹茶とよく合います。
小男鹿ならではの独特の食感・しつこくない優しい甘さは癖になること間違いなしです。
ぜひ一度試してみてください。見て楽しく食べておいしい徳島ならではの歴史と伝統ある特産品ですよ。
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