江戸時代から愛される徳島県の名産『半田そうめん』
阿波徳島の半田そうめんは、普通のそうめんより少し太く、コシが強くて風味も豊か。
江戸時代から人々に愛されている名産品です。
今回は、半田そうめんの特徴、歴史や販売店、おいしい食べ方などについてお伝えします。
品名 | 半田そうめん |
---|---|
都道府県 | 徳島県 |
ジャンル | そうめん |
製造者 | 複数社あり |
原材料 | 小麦粉、食塩、植物油 |
賞味期限 | 約2年 |
カロリー | 100gあたり351kcal ※推定値 |
購入した場所 | 徳島市内のスーパー |
目次
食べた感想
というわけで、徳島市内のスーパーで半田そうめんを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
今回は、冷やしそうめんとして頂きました。
見た目は普通のそうめんより少し太め。いざ実食!!
つるんとした食感で凄いのど越しがよく美味しい。
少し太めの麺がうどんみたいにしっかしとしたコシもあって、噛むほどにモチモチとした食感がたまらない。
暑かったせいもあったからか冷たい麺に癒され、即効食べ終わっちゃいました!
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半田そうめんの特徴
吉野川の伏流水と、西日本第二の標高を誇る剣山から吹き付ける冷たい風という自然からの賜物を生かし、丁寧な熟成と延ばしを繰り返して半田そうめんは作られています。
太めでコシがあり、喉ごしが良いのが特徴ですが、半田地区は場所によって標高差が300m近くあるため、製麺所の立地によって味わいが異なるのもユニークな点です。
半田そうめんは、通常のそうめんと同様に冷・温それぞれいただくことができますし、うどんのように釜揚げ、釜玉にもできます。
また、煮崩れしにくい特徴から、パスタのように使ったり、鍋に入れたり、鍋のシメにも合いますよ。
半田そうめんの歴史
吉野川の中流に位置する半田(徳島県美馬郡つるぎ町)には多数の製麺所があります。
今から300年近く前の江戸時代中期、物資の運搬を担った川舟の船頭を通じて、三輪そうめんで有名な奈良から淡路を経て、半田へと製法が伝えられたと言われています。
1754年(宝暦4年)に刊行された『日本山海名物図会』に、半田そうめんについて「名産なり、三輪におとらず(劣らず)」との記述があるそうです。
乾麺グランプリでW受賞
半田そうめんは、日本の伝統食である乾麺の日本一を決める『第2回The乾麺グランプリ2018』で総合部門、そうめん部門でW受賞。
テレビや新聞でも取り上げられ、話題になりました。
受賞メニューは、半田手延べそうめん協同組合が考案した『すだち香る阿波尾鶏と山芋の冷たい半田そうめん』。
冷えた汁に浸かったそうめんの上に徳島名産の阿波尾鶏の照り焼きとすだち、温玉、ねぎ、さらに山芋をトッピングした、見た目にも美味しい逸品です。
半田そうめんの有名店
多くの製麺所が通信販売を行っていますので、ピックアップしてみました。
□オカベの麺
歴史は比較的浅いですが、自然塩を使うなど素材と手延べにこだわり、人気があります。様々な種類の乾麺の詰め合わせも人気です。
□竹田製粉製麺工場
モチモチとした食感と強いコシが人気。ごま油を使っているため、爽やかな風味が特徴です。
□岡本製麺
昭和22年創業の老舗。独自ブレンドの小麦粉と、鳴門の塩を使った手延べ麺が特徴。塩分をまったく使わない、無塩完熟そうめんも販売しています。
□森脇製麺
最低限の機械と職人の手作業で、大量生産では真似のできない味が売り。半田そうめんに合う専用のだしも扱っています。
□半田手延べそうめん協同組合
乾麺グランプリ受賞時にも使われた、半田そうめん『入魂』を販売しています。また、『道の駅・貞光ゆうゆう館』では、『入魂』を使った様々なメニューをいただくことができます。
カロリーや賞味期限は?気になる塩分は?
カロリーは?
100gあたり351kcal ※推定値
半田そうめんは、製造工程で塩を入れますので、塩分が気になるという方もいらっしゃるでしょう。
森脇製麺のサイトでは、100gの乾麺を1.5リットルの沸騰水で5分間茹で、湯切りをした後、ざるに移して30秒流水で洗ったものについて、調理前に含まれていた塩分7.3gが調理後0.5gに減少したというデータを公表しています。
ということは、つけ汁や他の食材の方が問題になりそうですね。
賞味期限は?
約2年
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
長きにわたって愛され続け、今も進化を続けている半田そうめんの魅力をお伝えしてきました。
太くふやけにくい特徴を生かして様々な料理にも使われています。
吉野川の清流と雄渾な剣山の姿を思い描きながら、味わってみてはいかがでしょうか。
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