徳島には、日本三大秘境の一つである「祖谷・いや」があります。
祖谷と言えば祖谷そばが有名です。
源平合戦に敗れた平家の落人が逃れてきたというこの地は、深い渓谷の中にあり昼夜の寒暖差も激しく、米などを作るには向いてるとは言えないところでした。
そこで蕎麦の栽培をして暮らしていたのです。
その蕎麦を使った「そば米雑炊」というのもあります。
今回は、そば米雑炊の特徴や由来、カロリーや栄養、賞味期限などについてご紹介させていただきます。
品名 | そば米雑炊 |
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都道府県 | 徳島県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 徳島駅 |
カロリー | 1食あたり57kcal ※目安 |
目次
米ではない?そば米雑炊とは?
名前に米とありますが実は米ではありません。
その正体はそばの実です。
これを蒸したり茹でたりして皮を取り除きそば米として食べたのです。
そば自体は全国で食べられていますが、実を食べる習慣を持つところは祖谷くらいしかありません。
鶏肉や野菜・山菜など好みに合わせて入れて、雑炊にして食べていたのです。
米のような粘り気がないのでサラサラとした食感です。
噛むとプチプチとしてさっぱりしていて、流通が発達している今は祖谷の方々だって当たり前にお米を食べているのですが、学校給食などで伝統は残されています。
今は、祖谷地方は全国有数のそばの産地となっています。
祖谷そばと共にそば米雑炊を提供するお店も多く、その味を楽しむことができます。
そばの実を手に入れたとしてもそば米に変えるのは本当に大変です。
ネットで探すとそば米も売られているので、そちらを使えばご家庭でも作ることができますよ。


食べた感想
というわけで、徳島駅にて、フリーズドライのそば米雑炊を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
鶏ガラだしに色々な具材が入ってます。
そばの実は、ジャガイモを小さくした感じと、蕎麦の香りがしてプチプチとした食感になっています。
その、そばの実の食感がいいアクセントになっているのが特徴的!
お味も優しく親しみやすく、色々な具材やダシが絡まって美味しい雑炊になってました~!!


そば米雑炊に込められた想いとは
1185年、1000年ほども昔に「治承・寿永の乱」・通称「源平合戦」にて負けて逃れてきた場所の一つが祖谷地方でした。
そばは米よりも短い期間収穫可能でピッタリだったのです。
急斜面が多いため水の確保も厳しかった地ですから粟やひえなども主食に、京で栄華を誇っていた彼らが一変してこのような暮らしを強いられるようになりました。
もしも見つかれば源氏に討伐されてしまいます。
辛く厳しい日々だったでしょう。
米ではないけれど、茹でたり殻をむいだり乾燥させたりとひと手間も二手間も加えながら、なんとかそれらしい形に仕上げました。
そば米ぞうすいを食べる時、京でのよかった日々を思い出し涙していたかもしれません。
玄米を精米して白米にする工程に似せて作られたのでしょうが、その見た目は麦に近いものでした。
製造工程が大変だったこともあるのでしょう、正月料理だったようです。
これが彼らにとってのご馳走だったというわけです。
カロリーや栄養、賞味期限は?
カロリーは?
1食あたり57kcal
賞味期限は?
製造日より1年6ヶ月
通販で買える?
そば米雑炊は、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。