徳島の名所はさまざまありますが、三好市の「祖谷」もおすすめします。
かずら橋で恐怖体験するもよし、平家の落人らが隠れ住んだというこの地で歴史散策をしたり自然を満喫するのも良いでしょう。
そして、祖谷に来たらぜひ食べていただきたいのが祖谷そばなのです。
今回は、祖谷(いや)そばの歴史や由来、特徴についてご紹介させていただきます。
目次
祖谷(いや)そばの特徴
祖谷そばは、主に徳島県三好市祖谷地方で作られている蕎麦です。
つなぎはほとんどなくそば粉100パーセント、それが祖谷そばの特徴です。
ですからちぎれやすく短い麺となっています。
舌触りもざらっとして、世間に出まわっているものとはちょっと違っていることが感じられるでしょう。
太く短いからこそ、そばきりとも呼ばれています。
そば粉をこねる際の水は祖谷の新鮮でおいしい天然水です。
更には具材として祖谷の食材がとり入れられていて、ぜひ頂いてほしいです。
祖谷そばは、昔から人が集まるときのもてなし料理として振る舞われていたようです。
そばの実が身近だった地域だからこそ、そのまま使ってそば米雑炊にするなど祖谷にはそば料理が豊富です。
祖谷そばの歴史
祖谷地域は、源平合戦に敗れた平家の人々が逃れてきた地ともいわれています。
源氏より逃れてきた平家の人々、彼らはそばの実を育て暮らしていました。
米は育ちにくい環境だったのです。
しかし、そばは栽培期間も短く、昼と夜の寒暖の差が激しいことから、栽培するのに合っていたようです。
だからこそ祖谷での主食となり、今でも祖谷そばという特産品として現代に伝えられています。
祖谷そばを食べるならいい時期はある?
そばの種は8月頃に蒔きます。
夏まきです。
そしてたった2ヶ月で収穫となるのです。
1ヶ月ほどは天日干しにして、それから脱穀し粉を引いてといった具合に工程をすすめていきます。
祖谷そばを目的で行くなら、冬の時期をこそおすすめします。
山菜が載って温かい出汁が注がれて、田舎の最高のおもてなしなのです。
優しい味わいに気持ちが癒されます。
祖谷そばの移り変わり
そばの美味しいお店、大抵はのど越しがよく細くて長くて白いものがもてはやされていませんか。
田舎そばには田舎そばの良さがあるのですが、時代の移り変わりには勝てません。
最近では祖谷そばと言いながらのど越しの良い細いタイプのものを提供するお店も増えてきました。
祖谷のそば粉や祖谷川の水が使われてるのですからこれもまた祖谷そば、どちらを選ぶかは自由です。
どちらもおいしいですから、両方食べ比べしてみてもよいかもしれません。
食べた感想
というわけで、徳島市内のスーパーで乾麺タイプの祖谷そばを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
そば本来の味が楽しめるそば粉100%のそば!
なので、そばを茹でている時からお湯にそば粉が溶けて濃い灰色になってました。
歯応えのある食感で、そばの良い香りもすごく感じられて美味しい!
やはり100%のそば粉だからか、そばは少しきれやすくなってました。
最後にそば湯も楽しみましたが、これまたすごく濃厚でした~!!


通販で買える?
祖谷そばは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれどなかなか行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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