大分県の銘菓といえば、ざびえるを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
和洋折衷の優しい味のざびえるは、大分県の人々に長年愛されているお菓子です。
今回は、大分県の銘菓ざびえるの特徴や歴史、金銀の違いについて詳しくご紹介します。
品名 | ざびえる |
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都道府県 | 大分県 |
ジャンル | 和洋折衷のお菓子 |
製造者 | ざびえる本舗 |
原材料 | 白餡 糖類(砂糖、麦芽糖、還元水飴、トレハロース) 小麦粉 マーガリン(乳、大豆含む) 鶏卵 ラム酒漬レーズン ショートニング 寒天 香料 |
賞味期限 | 30日間 |
カロリー | 1個あたり114kcal |
購入した場所 | 大分県の道の駅 |
お値段 | 6個入 745円 12個入 1,242円 18個入 1,857円 |
目次
ざびえるの特徴
大分県のお土産として人気の銘菓ざびえるは和洋折衷のお菓子です。
外側のビスケット風の生地はほんのりとバターが香る洋風で、中には和風の白あんが包まれています。
一つ一つ個包装されていてお土産としても人気のざびえるですが、大分県の人々にも長年お茶菓子として愛されています。
金のざびえると銀のざびえる
和洋折衷のお菓子として有名なざびえるですが、金のざびえると銀のざびえるがあるということを知っているという人は意外と少ないのではないでしょうか。
パッケージのデザインも微妙に違っているのですが、見比べてみないとなかなか違いには気づきにくいものです。
銀のざびえるはビスケット風の生地に白あんが包まれているスタンダードなものです。
一方で、金のざびえるには白あんの中に刻んだラムレーズンが練りこまれています。
ラムレーズンはラム酒に2~3日漬け込んだものを使用しているそうです。
購入した際は、どう違うのかぜひ食べ比べてみてくださいね。
買ってきました!金銀食べ比べ実食レポ♪
というわけで、大分県の道の駅にてざびえるを発見!
実食&金銀食べ比べするべく購入してきました。
今回購入したのは、「ざびえる本舗 ざびえる(6個入 税込¥648)」です。
箱が、高級感漂う大層立派な箱なのでちょっと驚きます。
ではまずは、金のざびえるからいただきます。
断面にラムレーズンの欠片が見えます。
口に入れると、ほのかに広がるラムレーズンの香りが良いですね!
次は、銀のざびえるを。
きれいな白あんがぎっしり詰まっています。
しっとりした生地のバターの風味と、白餡の甘さが広がるやさしい味です。
食べ比べの結果としては、
金のざびえるは少し大人向きな味、銀のざびえるは子供も好きな万人向けの味
といった感じでした。
ざびえるの発祥と歴史
ざびえるは、1962年に長久堂という会社が製造販売したのが始まりです。
ざびえるという名前の由来はもちろんフランシスコ・ザビエルにあります。
日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師として、歴史の授業で学んだという人も多いはずです。
フランシスコ・ザビエルは鹿児島へ上陸した後、1551年に大分県を訪れました。
当時大分県の守護大名だった大友宗麟の保護を受けて宣教活動を行い、大分県に南蛮文化を広めたと言われています。
そのフランシスコ・ザビエルにちなんで長久堂では発売する和洋折衷のお菓子にざびえるという名前を付けました。
ざびえるは発売されると一躍人気の銘菓となりましたが、2000年に長久堂の倒産によって一度姿を消してしまいます。
すると、大分県民をはじめとした多くの人々からざびえるの復活を望む声があがりました。
その声を受けて長久堂の元従業員が立ち上がり、ざびえるは復活したのです。
現在は、ざびえる本舗という会社名でざびえるの製造販売を行っています。
ざびえるができるまで
ざびえる作りはまず、餡を練るところから始まります。
減圧釜に材料を投入し、餡を練り上げていきます。
練り上げられた餡はバットに入れられ冷まされます。
次に生地練り機に小麦粉やマーガリン、卵などを入れて練っていきます。
機械での練り工程が終了したら、機械から取り出し人の手でさらに練り上げます。
こうすることで生地がよくまとまるそうです。
こうしてできた生地で餡を包み、艶出しの霧を噴射した後、トンネル窯で焼いていきます。
トンネル窯での焼工程には240℃ガス窯、220℃ガス窯、180℃電気窯の3工程があります。
3段階の温度と窯で焼くことで、ざびえる特有の食感が生まれるそうです。
焼きあがったざびえるはライン上で冷まされ包装されて箱詰めされます。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり114kcal
賞味期限は?
30日間
ざびえるはどこで買える?お取り寄せは?
大分銘菓のざびえるですが、九州内の空港、サービスエリア、道の駅、物産館、デパートなど、多くのお店で販売されています。
また、九州だけでなく全国各地のデパートでも販売されています。
見かけた際には手に取ってみてくださいね。
また、楽天市場などのインターネットでも手に入れることもできます。
興味がある方は、是非お取り寄せしてみてくださいね。
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最後に
大分県銘菓ざびえるをご紹介しました。
食べたことはあったけれど、一度姿を消していたということは知らなかったという人も多かったのではないでしょうか。
九州を訪れた際は、多くの人に愛されている、ざびえるをぜひ一度食べてみてください。
金のざびえると銀のざびえるを食べ比べて違いを味わってみるというのも楽しいかもしれませんよ。