カラーパーマンを食べたことがありますか?
スーパーで見かけたことがある方は多いでしょう。
また、それってパプリカの事じゃないの?って思う方も多いのではないでしょうか?
さて、この宮崎カラーピーマンなのですが、普通の緑ピーマンやパプリカとどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、宮崎カラーピーマンご紹介したいと思います。
目次
カラーピーマンとは?パプリカとの違いは?
カラーピーマンとは、緑色ではない赤、黄色、オレンジといった色のついたピーマンのことを指します。
このカラーピーマンにはパプリカも含まれますが、パプリカよりも小さくピーマンとサイズが一緒くらいのピーマンを中型カラーピーマンと呼びます。
店頭にも並んでいて、赤・黄色・オレンジの3色で袋に詰められている事が多く、その生産元は宮崎県産が殆どです。
カラーピーマンはピーマンと同等のサイズで、パプリカより小ぶりで使いやすいのも特徴です。
パプリカだと大きいので使い切るのが大変だったりしますが、カラーピーマンなら小ぶりなので使い切りやすいのが良いですね。
またピーマンと同等なサイズなので輪切りといった調理でも活躍します。
パプリカに比べて水分量も少ないのでサラダや炒め物にも重宝します。
ちなみに、カラーピーマンも最初は緑色なのです。
熟してくると色が変わるので、太陽の光をたくさん浴びて熟してから収穫するのです。
生産には高い技術が必要!
ピーマンの主な旬の時期は夏です。
しかし、この宮崎カラーピーマンは、冬から春にかけての寒い時期には温暖な沿海平野部で栽培し、夏から秋にかけての暑い時期には標高の高い山間部で栽培します。
したがって、1年中安定した美味しいカラーピーマンを生産することができるのです。
一般的に売られている緑色のピーマンの収穫までの期間は20日〜30日なのですが、それに比べてカラーピーマンの収穫までの期間は倍の60日〜70日と長いのです。
一般的なピーマンに比べて、収穫まで倍以上かかるので生産者側には高い技術が求められます。
実が出来始めてから、収穫までの期間が長いという事は、果実にも大きな負担が掛かるので、これに耐えられるしっかりとした株作りというのも重要になってきます。
そして産地では、生産者達の協力で出来た独自の栽培技術や土作り、温湿度の制御、養成分の管理といったきめ細かい管理が行われ、そしてようやく完成するのが宮崎カラーピーマンなのです。
カラーピーマンの栄養は?
緑黄色野菜であるピーマンは、栄養がたっぷりなイメージがありますよね。
カラーピーマンも、とても優れた食品です。
ここで、カラーピーマン主に含まれる栄養度について紹介します。
ビタミンCが豊富
ピーマンにもビタミンCは多く含まれているのですが、中型ピーマンにはより多くのビタミンCが含まれています。
その量はレモンの1.5倍、通常のピーマンの2倍含まれていると言われています。
ビタミンCには、疲労回復効果や美肌効果、風邪の予防効果が期待されます。
またビタミンCは加熱しても成分が壊れにくいので、どんな調理法にも向いています。
βカロテンが豊富
ピーマンに多く含まれているβカロテンですが、オレンジピーマンには特に多く、30倍以上のβカロテンが含まれているといわれます。
βカロテンには発ガン防止効果や免疫力を活性化してくれる効果が期待されています。
また体内に摂取するとビタミンAに変化し、髪や粘膜・皮膚の健康維持効果、視力の維持の他にも、喉や肺といった呼吸器系を守る働きがあると言われています。
加熱するとより吸収率が良くなるので、油を使った料理(野菜炒め、ホイコーローなど)がおすすめです。
カプサンチンが豊富
カラーピーマンが赤くなるのは普通のピーマンに比べて、このカプサンチンが豊富に含まれているからです。
このカプサンチンとはカロテンと同様、色素の1つでカロテノイドの1種です。
ビタミンAに変わりないのですが、リコピンと同等の抗酸化作用をもつと言われています。
善玉(HDL)コレステロールを上昇させる働きがあるので、老化防止効果や動脈効果を予防する働きがあります。
近年ではガン予防効果もあるのではなかと言われて注目が集まっています。
食べてみた感想
というわけで、福岡市内のスーパーで宮崎カラーピーマンを発見!
実際に味わってみるべく購入してみました。
鮮やかでキレイですね!
縦に割ってみます。
肉厚ですね!
今回は、エビと豆を入れて中華風炒めにしました!
肉厚で歯応えが良く、味はとても甘く食べやすいですね。
大人から子供まで楽しめるフルーティーなピーマンといった感じです。
ピーマンの独特な味が苦手というお子様でも食べやすいのではないでしょうか?
ただ、色のついたピーマンだと思っていたら大間違いでしたね。
ピーマンと比べて太陽の光をたくさん浴びて栄養価もピーマンよりあり、更に甘くて食べやすいのでピーマンが苦手なお子様にもぜひ食べさせたい食材です。
栄養価が高く色々な効果もあるので、子供だけでなくいろんな世代で美味しく食べて、ぜひ健康になりたいですね。
また、赤や黄色と見ていて楽しい色がたくさんなのでお料理に少しプラスするだけで一気に食卓も華やかになりいつも以上に食欲が湧きそうです。
ぜひ今度、宮崎カラーピーマンを使ってお料理してみてはいかがでしょうか?
家庭菜園でカラーピーマン!
その鮮やかでキレイな色と、甘くて食べやすい味から、最近では家庭菜園でカラーピーマンを育てている方も多いそうです。
上手に育てられれば、1株で40個ほども収穫できるそうです。
種は、インタ-ネットで購入できるので、興味があれば1度挑戦してみてはいかがでしょうか?