皆さんは鳩子の海というお菓子をご存知でしょうか?
鳩子の海はかつてNHK連続テレビ小説として放送されたテレビドラマのタイトルであると同時に、放送を記念して舞台となった山口県で製造・発売されたお菓子の名前です。
放送から40年以上を過ぎた今もなお人気のロングセラー銘菓。
今回は、そんな鳩子の海の特徴や由来、食べた感想についてご紹介いたします。
品名 | 鳩子の海 |
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都道府県 | 山口県 |
ジャンル | 和洋折衷のお菓子 |
製造者 | あさひ製菓株式会社 |
原材料 | 白生餡(国内製造)、砂糖、小麦粉、乳等を主要原料とする食品、ミルククリーム(還元水飴、砂糖、発酵乳、その他)、全卵、加糖練乳、卵黄、水飴、蜂蜜/トレハロース、膨張剤、増粘剤(加工澱粉、増粘多糖類)、乳化剤、香料、リン酸塩(Na)、甘味料(ステビア)、着色料(カロテン)、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む) |
賞味期限 | 製造日から60日 |
カロリー | 1個あたり108kcal |
購入した場所 | 山口市のショッピングモール |
お値段 | 1個 130円 |
目次
鳩子の海の特徴
鳩子の海は、山口県柳井市の老舗菓子店であるあさひ製菓が製造し、直営店である「果子乃季」で発売している饅頭菓子です。
しっとりと焼き上げた薄茶色の皮に、特製の自家炊きミルク餡を包み込んだ、丸いお饅頭。
とりわけミルク餡はこだわり抜いた造りで、柔らかくしっとりした上質の白餡に、北海道産の厳選された生クリームを加えて練り上げられています。
和と洋が絶妙に調和した味わいは、懐かしい思い出と心が和む美味しさと言えるでしょう。
食べてみた感想
というわけで、山口市のショッピングモールのお菓子売り場にて「鳩子の海」を見つけたので購入してきました!
カロリーは、1個当たり108kcalだそうです。
しっとりとした皮と、ほどよい甘さのミルク風味の白あん、ほっとする優しい味ですね。
甘さ控えめで後味がいいため、いくつでも食べられそうです。
日本茶はもちろん、紅茶やコーヒーにも合うと思いますよ。
鳩子の海の由来と発祥
昭和49年(1974年)から昭和50年(1975年)にかけて放送された、NHK連続テレビ小説「鳩子の海」は、戦後の混乱期、時代の流れに翻弄されながら生き抜いた鳩子という女性を主人公としたテレビドラマでした。
その鳩子が原爆投下によって壊滅した故郷広島を離れて移り住み、多感な少女時代を過ごした舞台が瀬戸内海に面した山口県の港町上関町です。
当時、ドラマの舞台としてこの山口県の海辺の町に全国から注目が集まる中、商機を見い出したのが隣接する柳井市で、大正6年(1917年)に創業した老舗菓子専門店のあさひ製菓でした。
地元山口県への思い入れが人一倍強いあさひ製菓は、単に商売としてだけでなく、山口県の誇りとなるような銘菓を生み出したいという想いもあって、この鳩子の海というお菓子を開発しました。
ただし、ドラマのタイトルである鳩子の海を商品名にするためには、商標権保持者の許可が必要でした。
使用許可はなかなか下りなかったのですが、あさひ製菓は何度も懇願し続け、ついには許可を取りつけることに成功したのです。
地元山口県を盛り上げたいという強い想いがなければ、途中で諦めてしまって、銘菓鳩子の海は誕生しなかったことでしょう。
結果として発売された鳩子の海は、あさひ製菓始まって以来の大ヒット商品となりました。
しかも、テレビドラマの放送に合わせた一時的なブームに留まらず、現在に至るまで実に40年以上に渡って愛され続けるロングセラー商品となったのです。
これも、あさひ製菓の地元山口県に賭ける熱い想いがあってのことでしょう。
そうした想いが山口県の人々にも伝わり、お菓子としてのクオリティの高さも相まって売れ続けているのです。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり108kcal
賞味期限は?
製造から60日
鳩子の海は通販で買える?
鳩子の海は、あさひ製菓が山口県内に展開している和洋菓子専門店「果子乃季」で販売されています。
果子乃季の直営店舗は山口県内のみですが、鳩子の海は楽天市場やYahoo!ショッピングといった通販サイトでも販売されており、全国どこからでも購入することが可能です。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーから楽天市場での検索結果をチェックしてみてください。
最後に
鳩子の海を製造・販売しているあさひ製菓のモットーは「山口に感謝し、山口に密着し、山口の誇りとなれるお菓子屋」だそうです。
地元への想いを胸に、創意工夫を凝らして美味しいお菓子を作る。
そんな会社の姿勢が結実したのが鳩子の海と言えるでしょう。
今では山口県を代表する銘菓として知られるようになった鳩子の海は、山口県を旅行などで訪れた際のお土産品としても最適と言えるのではないでしょうか?