荒城の月って、あの名曲のこと?いえいえ、違います。
あの、有名な曲、荒城の月から、名前をとった「荒城の月」という和菓子があるのです。
「荒城の月」とは、大分県竹田市に昔から伝わる銘菓で、このお菓子、「荒城の月」ではなく、元々は、「夜越の月」と呼ばれていたそうです。
今回は、その荒城の月について調べてみることにします。
品名 | 荒城の月 |
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都道府県 | 大分県 |
ジャンル | 和洋折衷のお菓子 |
製造者 | 但馬屋老舗、川口自由堂 |
原材料 | 砂糖、卵、白手亡、寒天 |
賞味期限 | 10日間ほどで、夏場は7日間 |
購入した場所 | トキハ本店B2F菓寮但馬屋 |
お値段 | 3個入 720円(税込) |
目次
味は?見た目は?食感は?どんな和菓子?
さて、そんな歴史ある銘菓、実際にどんな和菓子なのでしょうか。
「荒城の月」は、単純に言ってしまえば、真っ白なお饅頭だそうで、見た目は、酒饅頭のようなものです。
ただ、他のお饅頭と違い、ほわほわとした食感が特徴です。
材料は、砂糖、卵、白手亡、寒天と実にシンプル。
黄身で作った餡を、卵白を泡立てて作った淡雪羹で包んだ和菓子です。
食べるとほわっと柔らかく、しっとりとした食感で、とても上品な和菓子です。
材料がシンプルなだけに、余計な雑味のない、上品な和菓子になるのでしょうね。
子どもにも、添加物などが入っていないので、安心ですし、柔らかいので、喜んで食べてくれそうです。
買ってきました♪実食レポ!
というわけで、大分県大分市にあるトキハ本店B2F菓寮但馬屋さんで荒城の月を購入してきました!
購入したのは、「個包装/三笠野・荒城の月 詰合せ 4個 (税込680円)」です。
手に取ってみると、しっとりとしたマシュマロの様な柔らかさです。
そして、口の中でとろける淡雪のような感覚と、その中にある上品な甘さの黄身で作った餡がベストマッチ!
日本茶はもちろんのこと、コーヒーや紅茶にも合うんじゃないでしょうか??
荒城の月の歴史
この「荒城の月」という銘菓の歴史は、江戸時代までさかのぼるそうです。
江戸時代に、岡藩主中川公に「荒城の月」の前身である「夜越の月」が献上されていたそうです。
いつからとは、具体的なことは、わかりませんでしたが、実際に「夜越の月」を献上していた竹田市で一番老舗の和菓子屋、但馬屋老舗の創業が、文化元年、つまり1804年なので、その頃に、既に誕生していた和菓子なのでしょう。
かなり歴史のある和菓子なんですね。
その後、昭和初期に商品名を「荒城の月」と名付けられて、売り出されるようになりました。
江戸時代から、長い間親しまれてきた、このお菓子、いったいどんな和菓子なのでしょうか。
「荒城の月」名前の由来は?
しかし、このネーミング、あの名曲「荒城の月」と、なにか関係があるのでしょうか。
実は、大分県竹田市は、明治時代に活躍した音楽家であり、名曲「荒城の月」の作者でもある、瀧廉太郎の出身地なのだそうです。
荒城の月という曲は、彼が、竹田市の岡城を想って作った唄だそうで、そこからとって、竹田市の銘菓として、この名前を付けたそうです。
ちょうど、月という形と名曲の名前に月が付いていたのが、良かったのですね。
何処で買えるの?賞味期限は?
この銘菓を作っているのは、現在竹田市の、但馬屋老舗と、川口自由堂が製造、販売をしているそうです。
但馬屋老舗では、インターネット販売もしており、お取り寄せすることもできます。
因みに、日持ちは、10日間ほどで、夏場は7日間だそうです。
現在では、関東や九州地方の百貨店でも購入できるそうなので、ぜひ一度、近くに行った際には、試してみたい御菓子ですね。
お値段は?
荒城の月は、3個から購入することができ、3個入りで720円(税込)、と意外と求めやすい価格設定です。
3個から購入することができるので、初めて食べる方には、試しやすくていいですね。
また、手軽な値段なので、普段のお菓子として、購入するのも気兼ねなくできますね。
まとめ
今回は、大分県竹田市の銘菓、「荒城の月」について、調べてみました。
「荒城の月」とは、江戸時代、岡藩主にも献上されていた「夜越の月」という和菓子を原型にしたお饅頭のことで、お月様のように、まんまるな形をしています。
瀧廉太郎が竹田市出身であることから、名曲「荒城の月」の名をとった、黄身餡を淡雪で包んだ優しく上品な和菓子です。
最近では、関東の百貨店などでも購入でき、価格は、3個でワンコイン程で買えるので、おもたせは、勿論、自宅用にも手軽に買える和菓子ですね。
お取り寄せも可能ですので、ぜひ一度、試してみては、いかがでしょうか?
勿論、大分に行った際には、必ずチェックしたい一品です。