佐賀県のお菓子屋さんが作るお菓子「花ぼうろ」を知っていますか?
佐賀でぼうろというと「丸ぼうろ」なのでは?と思う方もいるかもしれません。
今回は、花ぼうろはどんなお菓子なのか、その魅力と誕生までの流れご紹介します。
品名 | 花ぼうろ |
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都道府県 | 佐賀県 |
ジャンル | 和洋折衷のお菓子 |
製造者 | 北島 |
原材料 | バター(国内製造)、小麦粉、砂糖、鶏卵、皮むきアーモンド粉、あんずジャム(糖類(水飴、砂糖)あんず、洋酒)、コーンスターチ、練乳、水飴、蜂蜜、粉乳、ラム酒/香料、ベーキングパウダー、ゲル化剤(ペクチン)、酸味料、酸化防止剤(V.C) |
賞味期限 | 製造日より24日間 |
カロリー | 1個あたり143kcal |
購入した場所 | 佐賀県の道の駅 |
お値段 | 5個入り864円(税込) 6個入り1,134円(税込) 10個入り1,944円(税込) |
目次
はじまりは丸ぼうろだった
佐賀県の銘菓のひとつである丸ぼうろ。
ポルトガルから伝来した「ケーキ」の意味をもつお菓子です。
まあるく平たい形をした焼き菓子で、ほろっと柔らかいソフトクッキーのような食感をしています。
甘さもマイルドなので、ハチミツを用いてない商品なら、小さなお子さんでも食べられるため、佐賀県では幼少期からなじみ深いお菓子となっています。
そんな丸ぼうろの技術を使って作られたのが花ぼうろです。
北島というお菓子屋さんがなんと8年もの歳月をかけて完成させました。
丸ぼうろから進化した花ぼうろ
丸ぼうろが小麦粉・砂糖・卵というシンプルな材料で作られているのに対し、花ぼうろはバターやアーモンドパウダーなども生地に使われています。
なので、手軽な日常のお菓子から贈り物にも使えるお菓子にグレードアップしています。
よりしっとりと焼きあがったぼうろにあんずのジャムがサンドされています。
1968年に販売されてから今でも人気を誇っています。
全国を飛び回るCAさんが佐賀に来たら必ず買って帰るというくらいです。
食べた感想
というわけで、佐賀県の道の駅にて花ぼうろを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
あんずジャムが挟まっています⇩
フワッとした食感で、口当たりがいいですね。
生地からは、バターとアーモンドの風味が感じられて美味しい!
あんずジャムの程よい酸味と甘さが心地よく、後味も良いですね。
和洋の良いところが合わさった良いお菓子だと思いましたよ。
作っているのは老舗の和洋菓子店
花ぼうろを作っている北島は1696年創業の老舗です。
開業時は数珠屋でしたが、その後総合商として流通に携わっていたそうです。
江戸の後期から明治の始まりにさしかかるころ、当時の当主が南蛮菓子の作り方を習いました。
もともとポルトガルとの交易で、長崎に隣接する佐賀には砂糖や穀物が入手しやすかったのです。
このころ庶民にも親しまれるお菓子になっていたぼうろ。
小麦粉と砂糖と水を混ぜて焼いただけの小さくて硬いものでした。
これに卵を混ぜることで食感を劇的に変え、お菓子の製造にも乗り出していったのです。
今でも焼き菓子を中心として和洋のお菓子を製造しています。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり143kcal
賞味期限は?
製造から24日
通販はできる?
北島のオンラインショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はオンラインショップの利用がおすすめです。
最後に
いかがでしたか?
ポルトガルから伝来し、日本の佐賀で独自の進化を遂げてきたお菓子「花ぼうろ」をご紹介しました。
丸ぼうろと一緒に食べて歴史の流れを感じるのもよさそうですね。
お取り寄せもできるほかに、空港や一部デパートでも取り扱っている銘菓です。
気になった方はどこで入手できるか確認してみてください。