皆さん、「クルス」というお菓子はご存知ですか?
これは、長崎県の銘菓なんです。
チョコレート系のお菓子なのかクッキー系のお菓子なのか、「クルス」という名前だけではどのようなお菓子なのか想像がつきませんね。
この記事はそんなクルスについてご紹介していきます。
目次
クルスってどんなお菓子?
さっそくですが、クルスとはどのようなお菓子なのかを説明していきます。
クルスとは、小麦粉から出来たパリッとしたオリジナルの生地で、ホワイトチョコレートをサンドしたお菓子です。
見た目は、四角い形のゴーフレットのように見えます。
生地に挟まれているホワイトチョコレートには秘密があり、隠し味に生姜が使われているんです。
ホワイトチョコレートと生姜という意外な組み合わせはあまりピンと来ないかもしれませんね。
以前は黄色いパッケージが目印でしたが、現在は白くてシックな印象のパッケージに変わっています。
クルスの歴史
ホワイトチョコレート×生姜という面白い組み合わせのクルスですが、どのようにして開発され、どのような歴史を持っているのでしょうか?
クルスは、小浜食糧株式会社の2代目社長の手により開発が行われました。
開発には2年もの歳月が注ぎ込まれ、食感や味わいなどをとことん追求したようです。
お菓子作りにかける情熱が伺えます。
そうしてクルスが誕生したのは、東京オリンピックが開催された昭和39年のことでした。
その時代に、パリッとした小麦粉の生地で生姜入りのホワイトチョコレートを挟んだクルスは、とてもハイカラなお菓子だったようです。
クルスが販売された当時は高度成長期の最中で、団体旅行客や修学旅行客、新婚旅行客が多く長崎を訪れたため、クルスの売上は始めから好調だったようです。
昭和40年代は作った側から売れていくような状況で、会社の営業担当の人は競い合うようにしてクルスを持って売りに回ったそうです。
始めからこれほどまで売れるというのはスゴいですね。
クルスの豊富なバリエーション
味の定番はホワイトチョコレートで、長年ホワイトチョコレート味のみが販売されていました。
しかし、平成20年代に入ってからは、他にも様々な味の商品が販売されるようになりました。
2010年に放送されたNHKの大河ドラマ、「龍馬伝」を盛り上げるために開発されたコーヒー味、長崎県産のさちのかというイチゴを使用したイチゴ味、日本茶大賞を受賞した長崎県東彼杵町の有限会社、茶友の抹茶を使用した抹茶味など、長崎県の美味しいものを使用し、バリエーション豊かに製造・販売されています。
イチゴや抹茶の味にも長崎特産のものを使用しているところに、クルスのこだわりを感じます。
お気に入りの味を探したり、味のコンプリートを目指すのも楽しそうです。
クルスの賞味期限や保存方法、カロリーは?
お土産として買うなら、賞味期限や保存方法が気になるところです。
また、特に女性はカロリーも気にすることでしょう。
クルスの賞味期限は、常温で製造日から4ヶ月です。
日持ちがするので、渡すまでに時間が掛かってしまう相手へのお土産にも安心です。
お土産を買っても渡すまでに時間が空いてしまうことは案外あったりするので、これは嬉しいですね。
保存方法は、直射日光、高温多湿を避けた常温です。
旅行の帰りは、飛行機や電車を乗り継ぐため自宅に帰るまでに時間が掛かってしまうことが多いですが、これなら安心です。
また、お土産を渡すまで自宅に置いておく必要がある場合も、保管場所に困りません。
次に、カロリーについてです。
クルスのカロリーは、1枚当たり46kcalです。
それほど高くないので、安心して食べられます。
カロリーを気にする方へのお土産としても、最適ではないでしょうか。
食べてみた感想
というわけで、長崎空港にてクルスを発見!
実際に味わってみるべく購入してみました。
表面の十字架が長崎らしくていいですね。
生地がちょっと硬めで、パリッとした食感が心地いいですね。
クリームはほんのりと甘く、生姜の香りがふわっと香って美味しいです。
この組み合わせを見つけた開発者はスゴイなと思いますね。
個人的には、コーヒー味がちょっぴり苦みを感じる大人の味でお気に入りでした。


クルスは通販で買える?
クルスは通信販売で購入することも可能です。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
まとめ
本記事では、長崎県のお菓子クルスについて紹介してきました。
クルスは、2代目社長の熱い想いから2年の歳月をかけて開発され、現在まで地元の人々、観光客から愛されているお菓子です。
ホワイトチョコレートと生姜という組み合わせは、斬新でとても興味深いですね。
また、ホワイトチョコレート味だけではなく、長崎の抹茶を使った抹茶味、特産のさちのかを使ったイチゴ味も美味しそうで惹かれますね。
長崎に行ったときには、こだわりいっぱいで作られたクルスをぜひお土産としてお楽しみください。