日本全国の特産品と名産品。その他にも郷土料理や銘菓など。 管理人がちょっとイイネって思ったものを紹介するサイトです。

特産名産ものがたり

インスタとツイッターもやってます!   

羊羹 和菓子 山口県

夏みかん丸漬 ~カロリーや賞味期限、通販は?食べた感想も

更新日:

山口県萩市の夏みかん丸漬は、夏みかんを丸ごと使ったお菓子でインパクト抜群の銘菓です。

夏みかん丸漬は昔からあるお菓子ではありますが、山口県の銘菓としてテレビに出たことで一躍有名になりました。

その魅力をご紹介しましょう。

夏みかん丸漬

品名夏みかん丸漬
都道府県山口県
ジャンル和菓子羊羹
 原材料夏みかん(萩産)、砂糖、白あん、水あめ、寒天、蜂蜜

※萩城屋本舗の「夏みかんの丸漬け」の原材料

賞味期限常温にて10日、冷蔵保存にて1カ月。※製造者により異なります。
購入した場所宇部空港
お値段税込950円※萩城屋本舗の「夏みかんの丸漬け」の値段

 

スポンサードリンク

夏みかん丸漬の特徴は?

夏みかん丸漬けは、夏みかんの果肉を取り出し砂糖漬けにして、中に羊羹を流し込んだお菓子です。

夏みかん丸漬の特徴は、なんといっても見た目のインパクト。

どっしりと重い菓子を取り出すと、夏みかんそのまんま。

 

萩市民の間で、夏蜜柑丸漬はお祝いの席の茶菓子としても重宝されてきました。

夏みかんの丸い形は角がないので、『角が立たず夫婦円満に過ごせますように』という意味と、実がなるそばから、次の世代が花を咲かせるという夏みかんに「代々続く」という縁起を担いでのことが理由です。

もちろん、美味しさも萩の方々に長く愛されてきた理由なのでしょう。

 

スポンサードリンク

食べた感想

というわけで、山口宇部空港にて夏みかん丸漬を発見!

実際に味わってみるべく購入してみました。

今回購入したのは、萩城屋本舗の「夏みかんの丸漬け」です。

夏みかん丸漬

夏みかん丸漬

砂糖がまぶされたみかんが丸々1個が箱に入っています。

夏みかん丸漬

夏みかん丸漬

夏みかん丸漬

 

薄切りにして口に運べば、皮のほろ苦さと、上品な甘さの羊羹から夏みかんの風味が口いっぱいに広がります。

良い意味で見た目を裏切る、甘すぎず爽やかさすら感じる味です。

あったか~いお茶はもちろん、お酒にも合いそうなオトナの美味しさですね。

 

トクさん
見た目にインパクトがありながら上品さも感じるよね!目上の人へのお土産にもいいんじゃないかな?
2015年には、『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』で夏みかん丸漬が紹介されて、しばらく品薄状態だったんだって!
メイさん

 

他の山口県の特産名産はこちら⇒山口県の特産名産

他の羊羹とランキングはこちら⇒ご当地羊羹ランキング!12品食べた私が選ぶベスト5!

特産名産ランキングはこちら⇒ご当地特産名産ランキング!!!

 

スポンサードリンク

発祥と歴史

もともと夏みかんは日本にはなかった果実。

山口県日比の海岸に流れ着いた果実の種を撒いたところ、夏に美味しい実がなったことに気が付いた人が「夏橙」として萩の士族に贈ったところ、その方が種を撒き夏みかんが萩に芽吹きました。

 

その後の廃藩置県により身分を失った藩士の救済のために、藩主毛利公が庭園や畑地に植えさせました。

これが活路となり、長州の夏みかんは名産品として全国に販売されるようになりました。

 

この夏みかんをどうにかお菓子にできないかと試行錯誤を始めたのが、夏みかん丸漬の発祥の店、有限会社光圀本店です。

ちなみに、この光圀本店では夏みかん丸漬を「夏蜜柑丸漬」と表記して商標登録しています。

 

光圀本店は幕末創業の老舗菓子舗ですが、明治4年に夏みかんが植えられた頃から夏みかんのお菓子を手掛けはじめ、さまざまなお菓子を生み出します。

その後、大正5年に3代目光圀義太郎により創製されたのが、夏蜜柑丸漬なのです。

光圀本店では創製当時からの漬け汁に継ぎ足しをして、夏みかんを漬けて作っているので、長年のエキスも加わり、より深い味わいが感じられるそうです。

 

スポンサードリンク

夏みかん丸漬の製法は?

夏みかん丸漬

夏みかん丸漬の製法は丸5日間と、とても手間のかかるものです。

特に光圀本店ではすべて手作りで4人の職人さんの腕によるものですから、1日に80個しか作れません。

ここではざっくりとした製法をご紹介します。

1.夏みかんの鬼皮という固い外側の皮だけ、1ミリだけ削り取ります。
2.鋳物で特注した先の丸いノミを使って、穴を開けた底部から中の実をくり抜きます。
3.くりぬいて入れ物状になったみかんの皮を2晩かけて湯がいてアク抜きします。
4.創製当時からの秘伝の蜜で煮込みます。
5.別に作っておいた羊羹を3人がかりでみかんの皮に流し込みます。
6.羊羹が冷えた4日目にグラニュー糖をまぶしてなじませます。
7.丸1日ねかせて味全体をなじませます。

 

この工程をすべて手作業でこなしているのですから、頭が下がります。

特に難しいのは皮を1ミリだけ削るところと、柔らかくなったみかんの皮を破ることなく、羊羹を流し込むところです。

老舗の光圀本店ですら、この工程がこなせる職人は4人しかいないというのもうなづけます。

 

しかも光圀本店では、夏みかんを丸ごと食べるこのお菓子だからこそ、夏みかんにはこだわり、すべて契約農家で無農薬栽培しているもので、その見た目も重視し、傷のない、大きさが10センチ以上のキレイな橙色で、形の丸いものを使用しています。

そのこだわりこそが、夏蜜柑丸漬の矜持なのです。

 

スポンサードリンク

夏みかん丸漬の賞味期限やカロリーは?

夏みかん丸漬の賞味期限は常温にて10日、冷蔵保存にて1カ月※製造者により異なります。

 

気になるカロリーはネットに表示がありませんが、重量が約400gで中身が羊羹であることから、
羊羹300gが使われていると仮定すると、約800キロカロリー。

夏みかんの皮と煮含められた糖蜜のカロリーを足すと900キロカロリー前後にはなります。

 

とはいえ、切り分けると、10等分くらいには分けられそうですから、

1切れ当たりは90キロカロリー。

つまり、大福や茶饅頭ひとつ分と大差ないと言えます。

お茶席に招かれた時のように、品良く頂くにはほかの和菓子と同程度のカロリーということですね。

 

夏みかん丸漬は通販で買える?

夏みかん丸漬は光圀本店の夏蜜柑丸漬の美味しさが世間に認められたこと、メディアで取り上げられたことで、いろいろな会社で製造販売されるようになりました。

いろいろ食べ比べてみるのもよいかもしれませんね。

 

夏みかん丸漬は通信販売で購入することも可能です。

在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。

「夏みかん丸漬」楽天市場の検索結果


「夏みかん丸漬」Yahoo!ショピングの検索結果


「夏みかん丸漬」Amazonの検索結果

 

他の山口県の特産名産はこちら⇒山口県の特産名産

他の羊羹とランキングはこちら⇒ご当地羊羹ランキング!12品食べた私が選ぶベスト5!

特産名産ランキングはこちら⇒ご当地特産名産ランキング!!!

 

スポンサードリンク

-羊羹, 和菓子, 山口県

Copyright© 特産名産ものがたり , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.