岐阜県飛騨高山の郷土料理の一つに飛騨地方に伝わる『みたらし団子』があるのご存知ですか?
みたらし団子と聞くと、とろりとした甘だれがかかった団子を想像する方が多いと思います。
飛騨高山のみたらし団子は甘くない醤油味の『みだらし団子』「た」が「だ」に濁って呼ばれています。
見た目も味も、いつもとちょっと違う、美味しい飛騨地方のみだらし団子をご紹介いたします。
品名 | 高山のみだらしだんご |
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都道府県 | 岐阜県 |
ジャンル | 団子 |
製造者 | 複数社あり |
購入した場所 | 二四三屋 鍛冶橋店 |
お値段 | 1本100円(税込) |
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目次
みだらし団子の特徴
飛騨高山のみだらし団子は、甘くないのが特徴で、団子本来の甘さが味わえるシンプルな味付けになっています。
焼いた団子を醤油だれにつけ込み、さらにもう一度、火にかけて香ばしさを高めるように作られています。
串にさしてある団子の数も普段見慣れている4個ではなく直径3~5cmほどに丸めた団子が5個さしてあるのが基本となります(店によって異なります)。
本来みたらし団子は、お菓子として作られたのではなく、りっぱな保存食の一種でした。
そのため地元ではおやつというより、おかずのように食事として食べることが多いようです。
砂糖の普及とともに甘く変化してきたみたらし団子ですが、飛騨地方では昔と変わらない味をずっと守り続けているのだと感じますね。
食べた感想
というわけで、高山市に行った際に、みだらし団子を発見!
実際に味わってきました。
今回購入したのは、二四三屋 鍛冶橋店です⇩
しょうゆの香ばしい香りと、コゲ部分のわずかなほろ苦さが良いですね。
そして、噛めば噛むほど、団子本来のほのかな甘みが感じられて美味しいです。
団子は小ぶりではあるけど、5つもあったので食べ応えもあって満足できましたよ~。
飛騨地方のみだらし団子の歴史
団子の歴史はそれほど古くないようです。
もともと、みたらし団子とは京都市の下鴨神社がの葵祭や御手洗祭のときに、お供え物として氏子の家で作られたのが始まりでした。
そして御手洗祭の境内で売っていた串にさして焼いた団子のことを、みたらし団子と呼ぶようになったそうです。
飛騨地方のみだらし団子については諸説あり、その名の通り京都の下鴨神社から伝わってきたという話や、戦後貧しいながらも飛騨地方の生活の知恵からうまれた物ではないかとも言われています。
その他にも高山別院に江戸時代に流されてきた「さな姫」様が、粉物が大好きだったという逸話があり大正時代の初めに、許可をとり別院前で売られていたという話もありました。
最後に
飛騨高山のみだらし団子を紹介しました。
しょうゆの香ばしいかおりが食欲をそそり、甘くないのでパクパクと何本でも食べられそうな気がします。
お店によって、団子の焼き加減や醤油ダレの味が違うようなので、自分の好みの団子屋さんを見つけてみるのもいいかもしれません。
飛騨地方にお出かけのさいは、ぜひ昔ながらの美味しいみだらし団子を食べてみて下さい。
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