体に、心に優しいと言われる『白石温麺(しろいしうーめん)』をご存じですか?
宮城県南部、蔵王連峰のふもとに位置する白石市の名産品です。
今回は、白石温麺の特徴や歴史、カロリーや賞味期限、食べた感想などについてご紹介させていただきます。
品名 | 白石温麺(しろいしうーめん) |
---|---|
都道府県 | 宮城県 |
ジャンル | そうめん |
製造者 | 複数社あり |
原材料 | 小麦粉、食塩 |
賞味期限 | 製造から2~3年 |
カロリー | 100gあたり356kcal ※推定値 |
購入した場所 | 仙台市内のスーパー |
目次
白石温麺の特徴、そうめんとの違いとは?
白石温麺(しろいしうーめん)は、そうめんの一種で、主に宮城県白石市で生産されています。
そうめんよりも少し太くて、長さは9センチほどと短いのが特徴です。
また、そうめんと違って、製麺時に油を使わないの特徴もあります。
そうめんは夏のイメージが強いですが、白石温麺は通年を通して食べられています。
そうめんより少し太く、油を使わない独特の食感と味わいを楽しんでみませんか?
食べた感想
というわけで、仙台市内のスーパーで白石温麺を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
そうめんより見た目は短く少し太いですね。
調べてみると温かいかけうーめんとして食べているのが多かったので、今回はかけうーめんとして頂きました。
いざ実食!!
一番に思うのは食べると凄くホッとする食べ物。
短いからか食べやすく、そーめんより少し太いけどつるんとした食感で喉をスーッと通っていきます。
材料がシンプルに小麦粉と食塩。
だからなのかコシもあるけど強くなく、食欲不振になった時や病気になった時とかに食べやすく体に優しい~!!
今度は病気になった時にもすごく良さそうだなぁ。


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歴史、誕生にまつわる心に沁みるエピソード
今から400年近く前の江戸時代、白石に住む鈴木浅右衛門は、胃腸が弱く病気がちな父を元気づける食品を探していました。
そんな折に出会った旅の僧から、消化が良い麺の製法を伝え聞いた浅右衛門は独自に工夫を重ね、油を使わない太めのそうめんを作りあげました。
父に食べさせてみると、美味しく食べやすいとしっかり食べて体調も回復していきました。
この話は白石城下で広まり、城主の片倉小十郎は、麺の美味しさと浅右衛門の父を思う心に感銘を受け、この麺を心のあたたかさを表して「温麺」と名付け、浅右衛門に味右衛門と名乗る許可を与えました。
それ以来、現在まで白石うーめんの味と製法は受け継がれています。
温麺の味わい方
白石温麺は、元来健康を取り戻すために作られただけあって、消化が良く、長さも9センチと短いことから離乳食や介護食に使われることもあります。
独特のコシとなめらかな喉ごしが特徴で、山菜や天ぷらと共に温かいつゆでいただいたり、冷たいつゆでなめこおろしを入れたりしても美味しくいただけます。
また、そうめんと同様にざる盛りでいただくこともできます。
だしはかつおをはじめ、お好みで合わせていただけますが、ゴマだれやクルミだれにも相性が良く、様々な食べ方で楽しめます。
白石温麺を作る老舗のお店
400年の歴史を今も受け継ぎ、うーめんを作り、販売している白石市内のお店を紹介します。
それぞれのホームページで購入も可能です。
□白石興産
明示19年創業。製粉から自社で行っており、鈴木味右衛門の屋号である、大畑屋を受け継いだ手延べうーめんが有名です。
□きちみ製麺
明治30年に開業。吉見家はうーめんの名付け親である片倉家に長年仕えた歴史を持ちます。つりがねは片倉家の旗印ですが、商標として片倉家から使用を許された経緯があります。
手延べ手作りのうーめんは、工場に隣接した『味見処・光庵』でいただくことができます。
□佐藤清治製麺
明治16年創業。乾麺だけではなく、直販サイトで生麺も購入が可能です。生麺は乾麺とはひと味違う食感や風味を持ち、なめらかな喉ごしを楽しむことができます。直営店『ううめん茶房・清治庵』が併設されています。
□松田製粉
明治25年創業以来、白石川からの流水で回る水車と共に歩む名店。やさしい味わいの『クラウン白石うーめん』が有名です。
カロリーや賞味期限、気になる塩分は?
カロリーは?
100gあたり356kcal ※推定値
うーめんは製造過程で塩を混ぜますので、塩分を気にする方も多いと思います。
きちみ製麺のサイトによると、乾麺をゆでた後に湯切りをすれば、100gあたり0.3~0.5g程度しか塩分は残らないそうですので、安心していただけますね。
賞味期限は?
製造から2~3年
通販はできる?
白石温麺は、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
父の健康を気遣うやさしい思いから生まれた白石温麺。
小麦と塩、蔵王の名水で作られた歴史ある特産品で、その思いは現代にも引き継がれ、全国的に知られるようになりました。
伸びにくいという特性もあって、工夫次第で様々な楽しみ方が出来る白石うーめんを、ぜひご賞味ください。
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