山形県に昔から伝わる郷土料理「玉こんにゃく」を知っていますか?
居酒屋や縁日で見かけたことがあるかもいるかもしれません。
全国的に広まっているこんにゃくとは違った形状になった理由はどこにあるのでしょう?
今回は、玉こんにゃくの歴史と作り方、食べた感想などをご紹介していきます。
品名 | 玉こんにゃく |
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都道府県 | 山形県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 山形駅 |
目次
こんにゃくは山形県民のソウルフード
こんにゃくと言えば板状になっているか糸状のものが一般的ですが、小さくて丸い形状をした玉こんにゃくは山形県で生まれたものです。
山形県はこんにゃくの消費量が全国一多い県で、一世帯で年間10キロ近くのこんにゃくを食べているといわれています。
こんにゃく料理を専門に取り扱うお店もあるほど生活に根付いた食べ物で、食べ方のバリエーションも数多く存在します。
こんにゃく芋がよく採れるから…というわけでもないんです。
国産の芋はほとんど群馬県で収穫されています
理由は「山寺」にあります。
平安時代に立石寺を開いたお坊さんが、中国で修業したときに漢方薬として使われていたこんにゃくを持ち帰り、精進料理として活用し始めたのが由来と言われているんです。
まだ食料の乏しかった時代。
お米の量が少なくても腹持ちの良いこんにゃくでおなかを満たしていた、という説もあります。
玉こんにゃくが丸いのは、たくさん製造するときに手で丸めて形を作っていたためです。
また、この形状だと串にさして食べやすかったので、それが定着していったのですが、まるで串団子にもみえますよね。
米の代わりと言われれてもしかしたら、と思ってしまいます。
食べた感想
というわけで、山形駅にて玉こんにゃくを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
プリプリと弾力のある食感が良いですね~。
馴染みある甘じょっぱいしょうゆの味が、中までしっかり染みています。
玉の方が、一口サイズになって食べやすいし、日常的に取り入れても良さそうですね。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり31kcal ※味付き玉こんにゃく
賞味期限は?
30~90日
ファストフードとしても、おかずとしても万能
玉こんにゃくは茶色くなるまで煮込むこまれて味を付けられています。
基本的にはお祭りや花見の出店や、観光地などで販売されていることが多いです。
買った人が食べやすいように串にいくつか刺さった状態で、からしがつけられています。
また、スーパーやお総菜店では量り売りや袋売りで、こちらはおかずとして売られているんです。
調理前の玉こんにゃくも売られており、こちらは自宅で家庭の味で味付けをするのですが、基本的に煮付けられることがほとんです。
水を使わずに、醤油のみで味を付けているので、煮込むというイメージとはちょっと違うんですよ。
自分で作ってみよう!
おうちで簡単に作れる玉こんにゃく。
ぜひチャレンジしてみましょう。
材料は、
玉こんにゃく 10個(板こんにゃくで代用可。こちらの場合はひと口大にカットします)
しょう油 大さじ1 1/2
スルメ(あたりめ) 適量(スーパーなどで売ってる小さいサイズのものを数本)
練りからし 適量
もし用意できれば串があるといいでしょう。
まずは鍋、またはフライパンに玉こんにゃくを入れ、乾煎りをします。
こうすることで味がしみこみやすくなるんです。
そこにしょうゆと小さく割いたスルメを加え、炒り煮します。
出来上がったら串にさしてからしをつけましょう。
イベントやお総菜店では漁が多いので大鍋を使って煮込みますが、家庭で少量作る場合ならこちらの方が味がすぐしみ込みますよ。
通販はできる?
山形の玉こんにゃくは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は山形県民のソウルフード「玉こんにゃく」をご紹介しました。
玉こんにゃくという商品の名前が、もうすでに料理名としても定着しているのがすごいですよね。
こんにゃくと一緒に茹で卵と入れて煮卵を楽しむ家庭もあるようです。
調理済みのものも販売されているので、お手軽に試したい方はこちら選んでもいいかもしれませんね。