岐阜県のご当地メシのひとつに「鶏ちゃん」というものがあります。
読んで字のごとく鶏肉を使った料理です。
今回は、鶏ちゃんの特徴や作り方、食べた感想などについてご紹介させていただきます。
品名 | 鶏ちゃん |
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都道府県 | 岐阜県 |
ジャンル | 郷土料理 |
食べた場所 | 自宅 |
目次
鶏ちゃんは家庭ごとに味が違う郷土料理!
「鶏ちゃん」は「けいちゃん」と読みます。
岐阜県の南飛騨地方や奥美濃地方でよく食べられている郷土料理です。
はじまりは家庭料理で、1950年頃から作られていました。
そもそもはジンギスカンをまねて作ったものだそうです。
鶏肉とキャベツやもやしなどの野菜を鉄板で炒めたもので、味付けは各家庭で異なりました。
味噌ベースだったり、醤油ベースだったり、まさに家庭の味だったわけです。
それが1960年頃になると、地元の精肉店や居酒屋がレシピを改良していき、だんだんと広まっていったのです。
食べた感想
というわけで、岐阜県に行った際に、鶏ちゃんのたれを発見!
自宅で味わってみるべく購入してきましたー!
説明に書いていた通り、お肉をたれに一時間ほど漬け込みます⇩
あとは、キャベツと炒めるだけ⇩
しょうゆ味ですが、味噌の味もしっかり感じられますね。
にんにくの味が強めで、甘めのたれでご飯が進みます。
お肉を漬け込んだので、バッチリ染みていました。
濃いめのたれですが、キャベツの汁と混ざることで、良い感じの濃さになりましたよ。
手軽に作れるし美味しいし、良い郷土料理だと思いますよ~。
当時は特別な日のご馳走!
ちょうどその頃は戦中から戦後の時代です。
肉はぜいたく品で、なかなか手に入るものではありませんでした。
卵を産まなくなった鶏を、お盆やお正月など、人が集まるときに振る舞う特別な料理だったそうです。
時は流れ、1960年前後になると養鶏が盛んになり、毎日のように卵を産まなくなった「廃鶏」が発生するようになると、状況が変わってきます。
いかにこの鶏を活用していくかが問われるようになったのです。
高度経済成長期に伴う労働者の増加も後押しして、労働者が食べる肉料理、家庭で日常的に作られる料理として鶏ちゃんは身近な食べ物になっていきました。
鶏ちゃんの作り方
家庭でよく食べられる料理なので作り方さえわかれば自宅で簡単にお試しできちゃいます。
まず、鶏肉を一口大にカットします。
カットした肉は、味噌や醤油など特製のタレに漬け込んでおきます。
あとは野菜の準備です。
キャベツやもやし、ニンジンなど、お好みのお野菜を食べやすい大きさにカットします。
そして、フライパンや鉄板で肉と野菜を一緒に炒めて完成です。
大切なのはタレです。
そもそも各家庭で全く味が違います。
だいたいは味噌・醤油・酒・砂糖を独自のブレンドで調合したものです。
初めて敬ちゃんを作るのであれば「鶏ちゃん用のタレ」を用意するのが一番はずれが少ないですよ。
通販はできる?
鶏ちゃんは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
作り方はとても簡単な鶏ちゃんを今回はご紹介しました。
材料があればすぐに作れそうですよね。
地元でも「味噌味」「醤油味」と別れるくらいに味は様々。
「これがうちの鶏ちゃん!」と作った人が思えばそれが家庭の味なのかもしれませんね。