今回は、、富山、石川など北陸の郷土料理、べっこうのカロリー、特徴と食べた感想についてご紹介させていただきます。
品名 | べっこう |
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都道府県 | 富山県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 富山市内のスーパー |
カロリー | 100gあたり約50kcal |
目次
べっこうとは?
べっこうは富山県の郷土料理の一つであり、醤油の風味が利いた寒天の寄せ物です。
基本的には、溶き卵を流し込んでいますが、近年ではアレンジレシピが多数登場しており、溶き卵以外にもカニや野菜やそうめんを入れるべっこうも存在します。
富山県の東部と西部では、食べられ方が異なります。
醤油で味付けされた寒天は、黄金色に輝くように美しく、味だけでなく、見た目でも楽しませてくれます。
その美しさが、まるでべっ甲のかんざしのようなので「べっこう」と名付けられたそうです。
また、「えべす」と呼ぶ地域や、「ゆべし」と呼ぶ地域もあるそうです。
べっこうは寒天を煮溶かして、そこに醤油と砂糖を混ぜながら火を止めた状態で、溶き卵を金属のざるなどを使って流し入れていくという作り方です。
溶き卵以外にも、様々な具材を使う事でオリジナリティのあるべっこうを作る事が出来ます。
溶き卵を流し込むのが特徴のべっこうですが、昔は卵が貴重品であった為、お祝い事や仏事などの時のご馳走として振る舞われる事が一般的でした。
べっこうは、富山県で長く愛されてきた郷土料理であり、卵がいつでも手に入るようになってくると、ポピュラーな料理として多くの人々に食されるようになってきました。
食べた感想
というわけで、富山市内のスーパーでべっこうを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
醤油と砂糖で味付けされた寒天が甘じょっぱさを演出しており、懐かしさを感じさせる味に仕上がっているのが特徴的です。
寒天の涼やかでつるんとした食感もいいですね。


おもてなし料理としてのべっこう
べっこうは、富山県では、おもてなし料理として長年愛されてきた料理です。
その為、今でも祭事や仏事などで振る舞われる事が多いです。
地域によっては、仏事の時には湯葉や胡麻や豆腐を入れる事もあります。
正月やお祭りの日にも作られています。
おもてなし料理として発展してきたべっこうは、東部でおやつとして食べたり、西部でおかずとして食べたりというように、より幅広い食べられ方がされるようになってきました。
カロリーは?
カロリーは?
100gあたり約50kcal
まとめ
富山県の郷土料理として、べっこうは美しさと美味しさを併せ持った料理です。
アレンジレシピが増え、おやつとしても、おかずとしても食べられる機会が増えてきました。
醤油味である為、誰でも好む味に仕上がっており、お祝い事の時に食べるだけではなく、人や地域によって色々な楽しみ方が出来るようになってきています。
作り方はシンプルであり、富山県らしさを感じさせる一品に仕上がっています。
醤油味の寒天に入れる溶き卵や野菜など様々な材料によって、味の変化を楽しめますよ。