福井名物の「小鯛の笹漬け」をご存じですか?
福井県の小浜市で生産されている水産加工品です。
「若狭小浜小鯛ささ漬」ともいわれて言います。
なぜここで笹漬けが作られるようになったのか、その歴史と一緒にその魅力をご紹介します。
品名 | 小鯛の笹漬け |
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都道府県 | 福井県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 福井市内のスーパー |
カロリー | 100gあたり68kcal ※㈲桝屋商店の小鯛の笹漬け |
賞味期限 | 5日~30日ほど ※商品により異なる |
目次
小鯛の笹漬けどんなもの?
小鯛の笹漬けは福井県小浜市の郷土料理で、小さな樽に収められた生魚の漬けものです。
生のままだとすぐに悪くなってしまう小鯛をどうにかしようという思いでつくられました。
7~8cmの小さな鯛を三枚おろしにし、塩を振ってかるく熟成させます。
ここで少し身を締めておくのです。
そのあとに酢やみりんなど、その店独自の調味料をまとわせてから、杉の木で作られた手のひらにすっぽり収まってしまうほど小さな樽に詰めて作ります。
食べた感想
というわけで、福井市内のスーパーで小鯛の笹漬けを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
今回購入したのは㈲桝屋商店の小鯛ささ漬けです⇓
今回は、てまり寿司にして味わってみました!
生魚の臭みもなく、さっぱりしているのでとっても食べやすい!
お酢の酸味と食塩の塩味のバランスもいいですね~。
そのまま食べるもよし、アレンジしていろいろな料理にも使えそうな良い食品でした!
いつ頃から作られているの?
小鯛の笹漬けを開発したのは池田喜助商店の二代目池田喜助と言われています。
明治34年頃、京都の取引先と共同で作り出したそうです。
はじめは「鯛す」と呼ばれていましたが、昭和の初期に「小鯛笹漬け」となりました。
当時から杉の樽に漬け込まれていましたが、今と違うのは笹ではなくヒノキの小枝を用いていたことです。
その技術は代々受け継がれ、枝分かれして今に繋がっていきます。
今でも池田喜助商店では四代目・五代目・六代目がそろい踏みで笹漬けを作っていますし、製法を伝授されたお店でも味の調合を変えて作られています。
食べ方いろいろ
そのまま刺身としてご飯のお供にすると、魚の凝縮したうまみを堪能することができます。
これが基本の食べ方です。
また、ご飯に乗せて熱いお茶をかけるのもポピュラーな食べ方です。
手毬寿司にしてみたり、わかめときゅうりと和えて箸休めの一品にしたり。てんぷらやフライなど火を通す食べ方もアリです。
最近ではテレビでペペロンチーノにしてしまうレシピも紹介されたりと、アレンジは和洋問わず幅広あります。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり68kcal ※㈲桝屋商店の小鯛の笹漬け
賞味期限は?
5日~30日ほど ※商品により異なる
生の魚を付けているのでそもそも賞味期限の長い食べ物ではありません。
今は長期保存できる商品もあるため、通販でも入手することは可能になっていますが、手元に届いたらなるべく早めに食べるのが鉄則ですよ。
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかかでしたか?
素材と製法を守ってきた福井の小鯛の笹漬けをご紹介しました。
関西では割とスーパーでも見かけることがあるメジャーなものですが、他の地域では見たことない方も多いでしょう。
福井県小浜では量産品とは違って作り置きをせず、毎日その日の分をつくる職人がいます。
食べてみる際はまずはそのまま、小鯛の素材の味を堪能してみてください。