昔から岐阜県の飛騨地方では漬物を焼いて食べる料理『漬物ステーキ』が食べられていました。
寒い地方では貴重な保存食となっていた漬物を使って作る郷土料理で「漬けステ」という愛称で呼ばれています。
作り方は、とてもシンプルなのに、ご飯とも相性が良くクセになる味。
そんな岐阜県飛騨地方のの名物料理、漬物ステーキの歴史や特徴、食べた感想などについてご紹介いたします。
品名 | 漬物ステーキ |
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都道府県 | 岐阜県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 高山市のスーパー |
カロリー | 1人前48.3kcal ※目安 |
目次
食べた感想
というわけで、高山市内のスーパーで漬物ステーキを発見!
自宅で味わってみるべく購入してきました。
作り方は簡単です!
フライパンにバターを入れ、漬物を焼いてタレをかけて溶き卵を入れるだけ!⇩
漬物の塩加減と玉子のまろやかさが、いい感じに混ざり合って美味しい!
そこに醬油ベースのたれが入っているのでご飯もどんどん進みます♪
漬物のシャキッとした食感もいいアクセントですね。
ご飯のおかずにはもちろん、お酒のおつまみにも合いそうな優れた郷土料理でした。
漬物ステーキの歴史、なぜステーキって呼ぶの?
白菜の産地でもある極寒の飛騨地方は、冬の貴重な野菜として白菜の漬物などを保存食にしてきました。
しかし、その寒さから漬物が凍ってしまうため、囲炉裏で焼いて解かし、温かくしてから食べたことが漬物ステーキの始まりだったようです。
温めた漬物と溶き卵を炒めた料理こそがのちに『漬物ステーキ』と呼ばれるものになりました。
なぜステーキなのか?ですが、地元ではステーキが盛られている鉄板や陶板などて、この料理を出されることが多いためステーキとついたそうです。
漬物ステーキは、発酵が進んでしまい酸味が強くなりすぎた漬物でも美味しく作ることができます。
なので、冷蔵庫の奥で忘れられていた漬物も、無駄にすることなく消費できる主婦にとっては有難い料理です。
現在では、飛騨地方の宿泊施設や居酒屋などで名物料理として出している所も多いようです。
漬物ステーキの作り方
各ご家庭で、味付けや卵の焼き具合など色々とアレンジされていると思いますが、ここでは調べたレシピを簡単に紹介させて頂きます。
①白菜の漬物の水けをしぼり、ざく切りにします
②フライパンに油をひいて(ごま油を使うと風味がいいです)白菜がしんなりするまで良く炒める
③醤油や味噌などで味付けをして真ん中によせ、溶き卵を流し入れ半熟になったら火をとめる
④お好みで、かつお節、紅しょうが、七味唐辛子をふる
少ない材料で簡単に作れてしまうのでご飯のお供に作ってみてはいかがでしょうか。
忙しくて作れない方には、通販でお取り寄せもきるようです。
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
極寒地方ならではの生活の知恵と発想から作られ、現在もなお愛され続けている郷土料理の『漬物ステーキ』をご紹介させて頂きました。
シャキシャキとした歯ごたえのある漬物ステーキ。
はじめて知った方は漬物を焼くという料理に驚いたのではないでしょうか?
ご飯にはもちろん、お酒のおつまみにも合う優れもの。
いつもの漬物とは全く違った味わいの漬物を食べてみてはいかがでしょうか。
色々とアレンジをくわえ独自で新しい漬物ステーキを作ってみるのも楽しいかもしれませね。