今では全国的に食べられているチキン南蛮。
その発祥が宮崎県であることはご存知ですか?
始まりは洋食店のまかないに過ぎなかったんです。
そのまかないがいつ頃からチキン南蛮として提供されるようになったのでしょうか。
今回は、その発祥のお店とされている、「おぐらのチキン南蛮」の感想や特徴、歴史と今をご紹介します。
品名 | おぐらのチキン南蛮 |
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都道府県 | 宮崎県 |
ジャンル | 郷土料理 |
食べた場所 | 味のおぐらチェーン 出北店 |
目次
おぐらで食べてきた感想!
というわけで、宮崎に行った際に、おぐらへ行ってチキン南蛮を味わってきましたー!
今回訪れたのは、味のおぐらチェーン 出北店です。
店内は、一般的なファミレスのようで広くてきれいでした⇩
注文したのは、ダブルチキン南蛮⇩
衣はサクサクしながらも、鶏肉はジューシーで柔らかく、とっても食感がいいです。
良い感じに酸味のある甘酢と、コクのあるタルタルの相性もばっちりでご飯が進みます。
いやぁ~、お弁当でしかチキン南蛮を食べたことない私としては驚きの美味しさでしたね。
次も宮崎を訪れたときは絶対食べたい1品でした。


おぐらってどんなお店?
おぐらが創業したのは1956年のことです。
開業したときはステーキとカレーをメインとするお店でした。
開業から3年後、チキン南蛮がメニューに加わります。
おぐらの創業者が、延岡市内にあった「ロンドン」という洋食屋で修業したとき食べたまかないが、チキンに甘酢をかけたものだったのです。
そこに、あのタルタルソースをかけるという、オリジナルのアイデアを掛け合わせて、メニューとしてからステーキやカレーを圧倒する看板商品となっていったのです。
1992年におぐらは「本家宮崎おぐら」と「延岡おぐら」にのれん分けします。
本家の方では今でも鶏むね肉でつくるチキン南蛮にこだわっています。
今でも昼間は観光客・夜は地元の人を中心に行列ができるほどの人気店です。
おぐらのチキン南蛮ってどうやって作られるの?
もともと宮崎県の元祖チキン南蛮はタルタルソースがかからないのです。
それが当たり前のようにかけられた状態で広まったのは「おぐら」からでした。
使われている肉は鶏の胸肉です。
それも、生後6か月以内の若いものに限定されます。
そのため胸肉なのにふわっと柔らかく仕上がります。
肉に塩コショウをほどこしたら、あとは小麦粉と卵液をつけて、カラッと揚げたら油を切って、野菜と酢と砂糖を入れて煮切ったあたたかい甘酢にくぐらせます。
温かいのがポイントです。
冷たいとせっかくの揚げたてのお肉が冷めてしまいます。
タルタルソースには自家製マヨネーズにゆで卵と酢漬けの野菜、門外不出の各種スパイスが入っています。
これをこれでもかとたっぷりかけて提供されます。
食べるならどっち?
元祖チキン南蛮を食べるなら宮崎市橘通にある「おぐら本店」か宮崎県瀬頭にある「おぐら瀬頭店」です。
瀬頭店はチキン南蛮の他にも人気のメニューがあります。
昼でも夜でも食べられる「ランチ」というチキン南蛮・エビフライ・ハンバーグが一皿に乗ったものがあるんです。
のれん分けした「延岡おぐら」はチェーン展開しているので路面店からショッピングモールの中にまで店舗があります。
メニューには、もも肉のチキン南蛮と胸肉のチキン南蛮、その二つが味わえるハーフ&ハーフまであります。
どちらもこだわりのチキン南蛮を提供しているのでその時の気分や時間に合わせて使い分けるものありかもしれませんね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回はいまや全国的にメジャーな食べ物「チキン南蛮」発祥のお店「おぐら」をご紹介しました。
このチキン南蛮、全国区にしたのは実はあのお弁当屋さん「ほっかほっか亭」なんです。
お弁当のメニューとして採用してから今でも人気メニューのひとつとなっていますが、詳細な歴史については詳しく残っていません。
しかし本場の味は全く違うと食べた人は口をそろえて言っていますし、私もそう思いました。
宮崎に行った際は、ぜひ食べてみて下さいね。