香川県の郷土料理の一つに、たくあんのきんぴらがあります。
全国的にはあまりなじみのない料理ですが、作り方はいたってシンプル。
今回は、たくあんのきんぴらの特徴など、どんな料理が紹介していこうと思います。
品名 | たくあんのきんぴら |
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都道府県 | 香川県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 高松市のスーパー |
目次
香川の郷土料理、たくあんのきんぴらとは?
たくあんのきんぴらとは、たくあんを塩抜きし油で炒めたものです。
名の通り、たくあんを使ったきんぴらですね。
どこの家庭でも食卓の上にあがるたくあん。
ご飯のお供にピッタリのつけものですよね。
しかし、余ったり時間が経って塩味がつよくなったりしちゃった経験のある方も多いはず。
そんな時に香川県のお母さんはたくあんをきんぴらにしちゃうんです。
昔は各家庭でたくあんをつけていたところも多かったです。
そうするとどうしても古漬けのたくあんが出てきてしまったり、特に夏場はすぐに味が変わったりしてしまいがち。
それをおいしく食べようとする生活の知恵から生まれたメニューなんです。
食べた感想
というわけで、高松市のスーパーにてたくわんのきんぴらを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
たくあんのポリポリとした食感に、甘辛い味付けで食べやすくておいしい!
普通にたくあんを食べるのとはテイストが全然変わってくるので、これはいいですね~
たくあんが好きじゃない人も一度は食べてみてほしい一品でした。


どうやって作るの?
家庭で作られる料理ですので作り方は難しくありません。
材料
たくあん 1本 だし汁 200ml
砂糖 大さじ2 みりん 大さじ1 醤油 大さじ3 酒 大さじ1 ごま油 大さじ1 鷹の爪 2本
作り方はまず、たくあんを薄切りにして一晩水に漬け塩抜きをします。
塩が抜けたら沸騰したお湯で2~3分茹でざるにとり水気を切ります。
鍋にごま油を入れたくあんを炒めます。
調味料と輪切りにした鷹の爪を加え、煮立ったら弱火にして30分ほど煮たら完成です。
各家庭で味が違う!まさにおふくろの味
各家庭で常備菜としてよく作られていたたくあんのきんぴら。
お弁当に片隅などにもよく登場し、それぞれの家庭でちょっとずつ違うということをそこで知った香川っ子も少なくありません。
「○○ちゃんのおうちの甘い!」
「△△くんのとこはゴマがいっぱいかかってる!」
「■■ちゃんとこのは千切りなんだね」
といった具合に見た目も味もそれぞれに全く違ったたくあんのきんぴらを食べて大きくなるんです。
このきんぴら、その日の気分や冷蔵庫の余りでアレンジが効いちゃう優れモノでもあるんです。
ごぼうやニンジンでカリカリ食感、ジャガイモを加えるとまた違った味わいにあります。
食べてみたくなってきてはいませんか?
おうちの冷蔵庫に眠っているたくあん、ちょっといつもと違った味であじわってみると料理のレパートリーがふえるかもしれませんよ。