万葉の時代より歌に詠まれていた花、その名を持つ風流な和菓子が兵庫県にはあります。
今回は、玉椿のカロリーや賞味期限、特徴や歴史などについてご紹介させていただきます。
目次
玉椿の歴史
玉椿は姫路にある伊勢屋のお菓子です。
伊勢屋の創業は江戸時代初期の頃、元禄時代より300年もの歴史を持つ老舗の和菓子屋なのです。
兵庫県の中で最も古い菓子屋なのだそうです。
そんな伊勢屋に転機が訪れたのは文化文政の時代、江戸時代も終わろうとする頃は天変地異も多く、徳川幕府はもちろん姫路藩の財政も厳しい状態でした。
現在のお金に換算すると、3500億円ほどもの借金を抱えていたそうです。
何とか財政を立て直すように、そう命じられたのは河合寸翁という姫路藩の酒井家筆頭家老です。
新田開発などさまざまな取り組みで見事殿様の期待に応えた河合が、将軍の娘の輿入れの際にすばらしいお菓子を作るようにと伊勢屋に命じたことで玉椿は生まれたのでした。
伊勢屋の三代目は、わざわざ江戸に修行に行ったそうです。
玉椿という名を命名したのも河合、姫路の歴史と玉椿の誕生秘話に欠かすことのない人物となりました。
今も変わらず姫路で愛されるお菓子となっています。
玉椿の味のひみつ
香り豊かで甘さ上品で、玉椿が今日まで人々に愛されてきたのは良く分かります。
原料に使われているのは白小豆、それも「幻のあずき」とよばれるものが選ばれています。
生産量が少なくて、とっても希少なものなのです。
椿の花を模した形やほんのりとやさしいピンク色、目でも楽しませてもらえます。
包装紙には白色・赤色と椿の花が咲き乱れ、手提げ袋には中国の古典より拾った長寿を祝う言葉が添えられていて、一つ一つすべてにこだわりが包まれているのです。
これで5個入り680円、お求めやすい価格もうれしいですね。
姫路と言えばの銘菓である玉椿、お土産として最適ですよ。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり84kcal
賞味期限は?
製造から8日
食べた感想
というわけで、岡山駅にて玉椿を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
回りのピンクの餅がかなり柔らかいなぁと思って調べたら求肥との事。(求肥は白玉粉やモチ米に水や砂糖、水飴を混ぜた物)
求肥の中にはまた黄色餡もふにゃっとするぐらい柔らかい。
幻のあずきと呼ばれる白小豆を使ってるからこんな柔らかさが出てるのかな??
外も中も柔らかく結構甘めだけど上品で美味しかったですよ~
玉椿を手に入れるには?
姫路市のみならず兵庫県内であれば土産屋などに置かれてあるでしょう。
近県ということで、大阪梅田に伊勢屋の直営店がありますし大阪のセブンイレブンやイオンモールでも購入できるようです。
看板商品と言えばやはり玉椿、ですが伊勢屋にはその他にも塩味饅頭に千姫すいーとと人気のお菓子は多数取り揃えてあるのです。
こだわり具合はやはり同じく、おいしさも格別です。
一緒に購入してみてはいかがですか。お店まで行かなくても、伊勢屋のオンラインショップでの販売もありますよ。
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