B級グルメが持てはやされるようになり、全国各地でご当地の焼きそば焼うどんも出てきています。
岡山にもあり、しかもB級グルメ・B1グランプリで準優勝という実力の品です。
たかが焼うどんと馬鹿にすることなく、お越しの際には食べてみていただくことをおすすめします。
今回は、津山ホルモンうどんの歴史や発祥についてご紹介させていただきます。
目次
津山ホルモンうどんとは
岡山県津山市で生まれた津山ホルモンうどん、その名の通りホルモンがたっぷり入ったうどんです。
1人前80gほどものホルモンが使用されています。
ホルモンというと小腸や大腸がお料理には使われることが多いのですが、津山ホルモンうどんの場合はさらに胃に腎臓・心臓・子宮と盛りだくさん、部位ごとに噛み応えも味わいも異なりますから飽きることはありません。
津山でホルモンうどんが生まれた歴史背景
今では当たり前の牛肉、ですが明治の頃までは禁止されていました。
そんな中、牛馬の流通拠点とされていた津山は、薬として牛を食べることが認められていた例外的な場所だったのです。
このあたりの気候が放牧に適していたよう、お肉を食べれば元気がでますから薬というのもあながち間違いではありません。
津山では食肉処理場が昔から当たり前に存在し、食肉はもちろんホルモンも新鮮なものがいつでも手に入る環境にあったわけです。
鮮度こそおいしさの基準となるホルモン、それに放るもんというのが語源となるホルモンですから安かった・というよりも捨てていたような部位でした。
どうせならとうどんと炒めて調理しようといった発想が出てくるのも当然です。
開国後の神戸に慰留していた外国人のための牛肉も提供していたとか。
かなり本格的に牛を取り扱っていたみたいですね。
食べた感想
というわけで、津山市の道の駅久米の里でホルモンうどんを食べてきました!
たっぷり入ったプリプリのホルモン、噛めば噛むほど広がるその独特な旨味がうまくうどんと絡みます。
そこに更にコク深いたれや新鮮なお野菜がベストマッチ。
辛めの味付けが、食欲を刺激しどんどん食べ進めちゃいます。
暑い日なんかは、ビールともばっちり合いそう!
通販で買える?
津山ホルモンうどんは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか津山に行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
ホルモンはそこにあり、たまたま同じように手軽に手に入るのがうどんだったからこそホルモンうどんとなったのでしょうか。
そんな偶然に感謝したくなるほど、ホルモンとうどんは相性抜群なのです。
津山には50軒以上ものホルモンうどんを提供するお店があり、鉄板でささっと調理されたその味を地元の方も楽しんでいるそうです。
夏場はスタミナを付けてくれますし、寒い冬には鉄板の温かさは格別です。
お店ごとに違う、自家製ダレによるそのおいしさを比べてみるのもいいですよね。
津山だからこそ生まれたホルモンうどん、新鮮なホルモンとうどんのハーモニーを味わいにぜひ津山に行ってみてください。
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