長崎県民に愛されている「よりより」というお菓子を知っていますか。
古くからあるお菓子なんですが、なかなか他では見られない特徴を持っているんです。
今回は、よりよりとはどんなお菓子なのか、その由来も一緒にご紹介します。
品名 | よりより(まふぁる) |
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都道府県 | 長崎県 |
ジャンル | 郷土菓子 |
製造者 | 複数社あり |
賞味期限 | 60日ほど ※目安 |
カロリー | 100gあたり約500kcal ※目安 |
購入した場所 | 長崎市内のスーパー |
目次
よりよりってどんなお菓子?
小麦粉をこねて油で揚げて作られたいわゆる揚げ菓子です。
製法としてはかりんとうに近いですね。
しかし、よりよりは周りに砂糖蜜などをつけていない素揚げの状態なので甘いおかしではありません。
見た目がタオルを絞ったかのようにねじられています。
よりよりという名前はまさにそれです。
糸やひもなどをねじって絡み合わせた状態の「縒り」からきているとされています。
そして、食感が実は一番特徴かもしれません。
とにかく硬いのです!
名前はいろいろでも同じお菓子
よりよりは中国から伝来したお菓子です。
「麻花(まーふぁ)」と中国では呼ばれており、当時はよりよもっと大きなものでした。
麻の紐のような形状をしており、花のように壊れやすいという意味の名前をもったお菓子なんです。
そのお菓子を小さくし、「児」の旧字体の「兒」をつけたの「麻花兒(まふぁる)」という名がつきました。
今ではより分かりやすい字で「麻花巻」や「唐人巻」、したしみやすい「よりより」や「ねじりんぼう」という名で浸透しています。
食べた感想
というわけで、長崎市内のスーパーで、よりより(まふぁる)を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
サクサクとかカリカリとか生易しいものじゃありません。「ガリガリ」です。
割ってみようと試みてもかなり力を入れないと折れません。
前歯で噛むのはやめた方が…というか多分噛めません。
奥歯でしっかり噛むと「バリッ」とかなりの衝撃をたてて砕けます。
香ばしさと、小麦粉の甘さを感じる程度でほかに余計は味はついていません。
ですので甘いものが苦手という人でも抵抗なく食べれるかと思います。
お店によって歯ごたえいろいろ
まずはファンが多いお店「福建」のよりより。
長崎の中華街に店舗があります。
太めですが、隙間があって割って食べやすいです。
サクサク食感で、硬いは硬いですがまだ万人受けしやすいレベルです。
同じく中華街に店舗をもつ「蘇州林」の麻花兒。
隙間なくしっかり縒られており、色は薄めですがかなり硬いです。
がっつり硬いのがお好みならこちらがいいでしょう。
諏訪街に店舗がある「萬順製菓」はよりよりという名前をつけた元祖のお店です。
こちらは太くて大きめなのが特徴。
蘇州林よりは硬くないですが、やはりかなり硬いことには違いありません。
個包装で売られているので開けたら全部食べなければいけない心配がないのはありがたいですね。
そのまま食べるほかにも、アイスとの相性もいいので、よりよりですくいながら食べるのもありですよ。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり約500kcal ※目安
賞味期限は?
60日ほど ※目安
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は長崎県で親しまれているお菓子「よりより」の特徴と由来をご紹介しました。
食べてみたいけど歯に自信が無い…。子供には硬すぎる…。
なんて方には「ソフト麻花兒」がおすすめです。
何よりもその硬さが売りのよりよりですが、それでも硬さが気になる人に向けた商品を蘇州林で取り扱っています。
が、ソフトといいながらまだまだ硬いです。
これでも歯に自信が無い方はまだ厳しい。
そしてさらに進化して「ミラクルソフト麻花兒」が作られました。
しかし、ふにゃふにゃなわけではなく、硬さはほどほどにあるので、初めのひと口目はお気をつけて下さいね。