強いコシを持つうどんといえば、まず思い浮かぶのが香川の讃岐うどんでしょうか。
ですが五島手延うどんも強いコシとのど越しの良さが自慢で、日本三大うどんの1つに数えられることもあります。
今回は、五島手延うどんの特徴や歴史、地獄炊きで食べてみた感想などについてご紹介させていただきます。
品名 | 五島手延うどん |
---|---|
都道府県 | 長崎県 |
ジャンル | うどん |
カロリー | 100gあたり340kcal |
購入した場所 | 長崎市内のスーパー |
他の長崎県の特産名産はこちら⇒長崎県の特産名産
特産名産ランキングはこちら⇒ご当地特産名産ランキング!!!
目次
五島手延べうどんとは?
五島手延うどんの歴史はとても古く、奈良・平安時代までさかのぼります。
中国に索麺(さくめん)といううどんがありますが、こちらが五島うどんにそっくりなのです。
五島は遣唐使の船の寄港地だったことを考えると、きっと遣唐使が唐に行った際に教わり、上五島の人々に伝えたのではないでしょうか。
この地域ならではの特徴となるのが、食用の椿油が使われていること。
椿油は島の特産品です。
こちらを生地に塗布しながら2本の箸にかけて引き延ばしていくのです。
伸ばしては束ねてを繰り返すことで細く麵状に、そしてしっかり熟成させ乾燥させます。
これを行うのは匠の麺匠たち。
長い歴史の中で、彼らによって伝承の技は継承されていったのです。
麺の風味に椿油が調和して、奥深い味わいと評判です。
椿油と言えばオレイン酸が豊富で、麺が参加するのを防ぐ効果もあるのです。
単に麺同士がくっつかないようにというだけではなし。
もちろん香りも良くなりますし、一石二鳥・三鳥の効果をもたらしてくれています。
うどんの麵自体もおいしいのですが、それを引き立ててくれるのがあご出汁です。
あごとは飛魚のこと、ちょうど秋ごろにこの島での漁の最盛期となるのです。
採ったあごは炭火で焼いてから乾燥させて、焼きあごになります。
よりコクや風味ゆたかとなったあごを使った出汁は、うどんとの相性がバツグンです。
上五島だからこそのうどん、それが五島手延うどんというわけです。
作るのに長い時間がかかる五島手延うどん。しかも熟練の匠でしか作ることができません。
生産量はどうしても限られてしまい、昔は「幻のうどん」なんて呼ばれ方もしていたようです。
とはいえ奈良時代より続くうどんの歴史を絶えさせるわけにはいきません。
五島手延べうどん協同組合も作られ、未来へと続けていくための活動が行われているのです。
地獄炊きで食べた感想!
というわけで、長崎市内のスーパーにて五島手延うどんを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
五島手延べうどんの食べ方は色々あるのですが、その中で一番王道の「地獄炊き」で頂きました。
地獄炊きの食べ方は、鍋でグツグツに煮えたぎるうどんをすくって、つゆにつけて食べる食べ方です。
あごだし汁に生卵を入れていただきます⇩
早速頂きます!!
熱々のうどんが、あごだしと生卵を合わせたつゆに絡まって、つるんとした歯ごたえでメチャメチャ美味い!!
通常のうどんは茹ですぎると柔らかくなりすぎてどんどん美味しくなくなっていきますが、地獄炊きで食べている間グツグツ煮込んでいるのに麺は外側ツルツルで中に芯が通っていて弾力があります。
まさにつるんモチモチとした食感。麺もそんなに太くないのにこの弾力は凄いです。
さすが幻のうどんですね。
そのうどんにつける、あごだしのつゆも熱々のうどんに絡み、あごだしの甘みやコクが合わさってとても美味しかった~。
五島手延うどんを食べた事がない人は一度地獄炊きで食べてほしいですね。
地獄炊きで、こんなに美味しさを保てるうどんって、五島手延うどんしかないんじゃないかなぁって思うぐらい合うので!!
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
地獄炊き以外にも、ざるうどんや、温かいつゆできつねうどん・月見うどん等にしていただいても良いですし、細めの麺だからこそパスタのようにしていただくこともできます。
アレンジは自由自在です。
それぞれの家庭ならではの五島手延べうどんを楽しんでみてください。
また、五島列島には五島うどんの専門店もあります。
まさに遣唐使がやってきた地で、五島手延うどんを楽しんでみても良いのではないでしょうか。
他にも、かんころ餅などの特産品も盛沢山ですよ。
他の長崎県の特産名産はこちら⇒長崎県の特産名産
特産名産ランキングはこちら⇒ご当地特産名産ランキング!!!