岡山名物「デミカツ丼」をご存じですか?
かつ丼と言われると卵でとじた王道のモノや、甘じょっぱいソースをくぐらせたソースカツ丼が有名ですが、岡山では洋食でおなじみのデミグラスソースを使ったカツ丼がご当地メ飯として愛されています。
今回は、デミカツ丼の発祥や特徴についてご紹介させていただきます。
目次
デミカツ丼の発祥。どうやって誕生したの?
デミカツ丼の創始者は、老舗とんかつ店「味司 野村」の店主でもある野村佐一郎という人です。
この方、東京のホテルで料理修行中に考案。帝国ホテルのデミグラスソースを食してその味に感銘を受け「地元の人にもこの味を食べてほしい」という思いからできたそうです。
修行を終え地元でとんかつ店を開業した当初からデミカツ丼をメニューにしていたとのこと。
まだまだ洋食やナイフ・フォークに名なじみのない人たちにも、ご飯の上にドンっと乗ったとんかつにソースをかければ親しみやすいと思ったのでしょうね。
その後、市内の食堂・喫茶店・ラーメン店までもがこぞって提供するようになり、今では岡山市の定番となるメニューになったわけです。
デミグラス?ドミグラス?違いはあるの?
西洋料理に使われる基本的なソースの名前なのですが、発音で「ドミグラス」「デミグラス」どちらも間違いではないようです。
日本ではデミグラスと発音することも多いですね。
しかし日本の「デミグラスソース」は、西洋のそれとはちょっと違います。
ちょっと難しくなるので、簡単に説明すると、小麦粉をバターで色づくまで炒め、骨付き牛肉と玉ねぎ・人参・セロリなどの野菜を煮込んだ出汁を混ぜて煮詰め、ワインで風味をつけたものが本場の味。
日本のレシピは茶色い煮詰めたソースとを総じて「デミグラスソース」と呼んでいる場合が多いです。
特に昔からある大衆洋食店では「肉汁+野菜出汁+ケチャップやウスターソース」ベースのものが主流となっています。
こちらの方が日本人の口に合ったのでしょうね。
岡山のデミカツ丼でも、そのお店ごとに店主が趣向を凝らしたソースを楽しむことができます。
定番のウスター・ケチャップベースから和食の味を効かせた味噌・醤油、ラーメン店ならではの中華スープや鶏ガラなど、市民なら自分好みをお店があるくらいです。
みんなで盛り上げよう!おかやまデミカツ丼応援隊
ご当地の味、デミカツ丼から地域を活性化しよう!と地域の方が集まり結成されたのが「おかやまデミカツ丼応援隊」
B級グルメの祭典に出場したり、メディアでデミカツ丼を普及したり、大手お菓子メーカーとコラボしてデミカツ丼味のポテトチップを販売したりしています。
観光に訪れた人がお店を探しやすいように、提供するお店をMAPでまとめてくれていますので、興味の出たかたは行きたいお店を探してみてもいいいかもしれません。
食べた感想
というわけで、岡山市のホテルの朝食でデミカツ丼を発見!
実際に味わってきました。
デミグラスソースの濃厚かつ程よい甘さがご飯によく合いますね!
食べ応えはばっちりなので、ガッツリ食べたい日にお腹を空かせていくのがよさそうですね~。
店ごとにソースも違うようなので、また岡山に行ったときは食べたいと思います!
最後に
いいかがでしたか?岡山県岡山市で愛されている地元飯「デミカツ丼」をご紹介しました。
洋食を気軽に丼で味わえる一品。歴史を知るとまた味わい方も変わってきますね。
岡山で永年親しまれてるデミカツ丼。是非ご賞味ください。
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