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郷土料理 大分県

ごまだしうどん ~佐伯市の郷土料理。歴史や作り方、食べた感想

更新日:

皆さんはごまだしうどんという料理をご存知でしょうか?

ごまだしうどんは大分県佐伯市に古くから伝わる郷土料理です。

今回は、そんなごまだしうどんの歴史や作り方、食べた感想についてご紹介いたします。

品名ごまだしうどん
都道府県大分県
ジャンル郷土料理
購入した場所道の駅やよい

 

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ごまだしうどんとは?

ごまだしうどんと外装

大分県佐伯市の沿岸部では、単にエソと総称されるエソ科の魚が一年を通して水揚げされます。

エソ科は、ヒメ目に属する底生魚のグループで、他の魚や、エビやカニといった甲殻類などを盛んに捕食する肉食魚です。

そのため、小骨が多いものの、身に豊潤な旨みを含んでおり、最高級の練り物製品の材料として重宝されています。

 

このエソを焼き上げて身をほぐし、胡麻や醤油を加えながら擂り潰して作られるのが、ごまだしと呼ばれる調味料です。

そのごまだしを、茹でたうどんの上に載せて、更に熱いお湯を注いだ料理かごまだしうどんで、佐伯市を代表するご当地グルメとなっています。

 

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買ってきました!実食レポ!

というわけで、大分県佐伯市にある道の駅やよいにて「佐伯ごまだしうどん」を発見!

実際に味わってみるべく購入してきました。

 

佐伯ごまだしうどんの外装

裏面の原材料表です。

賞味期限は、購入日から3カ月ほどありました。

佐伯ごまだしうどんの原材料表

箱の裏面には作り方が書いています。

これ通りに作っていきましょう。

佐伯ごまだしうどんの裏面

中身は、麺250g×2袋と、ごまだしうどんつゆが4つです。

佐伯ごまだしうどんを開封

たっぷりのお湯に麺を入れ、強火で2分、中火で4分、合計6分茹でます。

佐伯ごまだしうどんを茹でている

茹で上がった麺を水で洗い、ぬめりを取ります。

茹で上がったごまだしうどんを水洗い

添付のごまだしうどんつゆ1袋をお湯220mlで薄めて、うどんつゆを作っておきましょう。

佐伯ごまだしうどんのつゆ

うどんつゆに茹でた麺を入れれば完成!

具は、ネギとカマボコです。

ごまだしうどんの出来上がり

佐伯ごまだしうどんの麺のアップ

 

魚の旨みと胡麻の香りの組み合わせが絶妙にマッチしていて、とっても味わい深いですね。

さすがは、万能調味料といったお味。

麺もツルツルもちもちしていて美味しかったですよ。

次に佐伯市を訪れたときは、調味料のごまだしを買ってきて他の料理にも使ってみたいと思います。

 

トクさん
濃いめにツユを作って、つけ麺みたいにして食べるのもおススメだよ!
同じ大分特産の柚子胡椒を入れても美味しいよ♪
メイさん

 

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ごまだしうどんの歴史

黒潮の影響を受けて、多くの魚が集まる豊後水道に面した佐伯市は、城下町として栄えた江戸時代から「佐伯の殿様、浦でもつ」と呼ばれるほど海の幸に恵まれた土地でした。

 

ごまだしがいつ頃から作られるようになったのかはっきりとした記録はありません。

ただ、観光客向けに売り出された食材ではなく、元々佐伯の漁師の家庭で、冷蔵庫もない時代にエソが豊漁で食べ切れない時、保存食として編み出された郷土料理です。

ごまだしは保存性があるのに、いつでもそのまますぐに食べることができる便利な調味料ということで、まさに漁師町の生活の知恵とも言えるでしょう。

 

しかし、近年は食の多様化や魚の保存技術の進展によって、必ずしもごまだしが必要とされなくなってきています。

魚の身をほぐす手間も敬遠される一因となり、家庭でごまだしが作られることも少なくなりました。

 

もっとも、2007年には農林水産省が実施した「農山漁村の郷土料理百選」でごまだしうどんが選ばれたことで、ご当地グルメとして再び脚光を浴びつつあります。

佐伯市内では瓶詰めなどでごまだしが市販されるようになり、これを使うことで手軽にごまだしうどんが食べられるようになってきています。

 

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ごまだしうどんの作り方

ごまだしうどん

ごまだしの主原料には本来、エソ類(マエソ、ワニエソ、オキエソなど)を使いますが、最近は手に入りにくくなっていることから、アジ類やカマス類で代用することもあります。

 

魚はまず頭と内臓を取り除いて、皮つきのまま焼きます。

こんがりと焼き上げることで、魚は身をほぐしながら皮と骨を取り除きやすくなった上、香ばしさまで増します。

こうしてほぐした魚の身に、胡麻や醤油を少しずつ加えてながら擂り潰して作られる、ペースト状の調味料がごまだしです。

醤油以外に味醂や砂糖、酒を加える家庭も多く、細かな手順にも違いがあり、完成品の味や色は多種多様と言えます。

 

このごまだしを、茹でたうどんの上に載せて、更に熱いお湯を注いだ料理かごまだしうどんです。

魚の旨みと胡麻の香りがしっかりと効いている上に、手早く簡単に作れることから、ごまだしうどんは漁で忙しい漁師たちに重宝されました。

 

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ごまだし文化の広がり

ごまだしは、ごまだしうどんだけでなく、素麺に載せられたり、ご飯の上に載せて茶漬けにして食べられることもあります。

元々は家庭て作られる料理でしたが、ご当地グルメとして脚光を浴びたこともあり、地元の飲食店のメニューとして提供する店が増えました。

豆腐や茹でた野菜などと合えて一品を作る試みなども行われています。

 

佐伯市も、郷土料理としてのごまだしの知名度向上に乗り出しており、「佐伯ごまだし大使」を任命するなど積極的なPRを行っています。

2007年には、ごまだし料理を提供する飲食店、仕出し店に、魚屋や加工所までが集まり、ごまだしによる地域起こしを進める目的で「佐伯ごまだし暖簾会」が設立されました。

 

ごまだしうどんは通販で買える?

ごまだし、ごまだしうどんは通信販売で購入することも可能です。

在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。

「ごまだしうどん」楽天市場の検索結果


「ごまだしうどん」Yahoo!ショピングの検索結果


「ごまだしうどん」Amazonの検索結果

 

最後に

ごまだしうどんは、濃厚な魚の旨みと胡麻の香ばしい風味が一度に味わえるご当地グルメです。

大分県佐伯市は豊富な海の幸に恵まれ、「世界一、佐伯寿司」をキャッチフレーズとするほど新鮮な寿司でも知られており、ごまだしうどんと合わせて、グルメ旅では見逃せない土地と言えるでしょう。

ごまだしうどんを味わいに、一度訪問を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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