ます寿しは、鱒を塩漬けした物を押し寿司にしている富山県の郷土料理です。
富山県の名産品としてとっても有名で、駅やお土産物店などで購入する事が出来ますね。
今回は、ます寿しの特徴や歴史、カロリーと賞味期限、食べた感想などについてご紹介させていただきます。
品名 | ます寿し |
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都道府県 | 富山県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 富山駅 |
カロリー | 100gあたり220kcal ※推定値 |
賞味期限 | 当日~4日 |
目次
ます寿しの特徴とは
ます寿しは富山県の郷土料理で、鱒(桜鱒)を使って酢で味付けした押し寿司です。
鱒を使った押し寿しである為、他の地域の押し寿しのような感覚で食べる事ができ、元々酢を利かしているので酢の味が強めに感じられます。
近年では、酢の量を控えめにしている物も登場しており、その場合は生寿しに近いので、本来の日持ちの良さは無くなる代わりに食べ易くなっています。
ます寿しは、2日から4日ほど日持ちがするように作られていますが、酢の量を控えめにしている場合は、そこまで日持ちはしません。
時代と共に、地元でサクラマスが獲れなくなってきた事もあり、近年では外国産の鱒類を使ったり、北海道など他の地域で獲れるサクラマスが原料に使われる事が多いようです。
また、ます寿しは、わっぱに入っており、商品によっては切り分けられているわけでは無いので、購入後にわっぱの蓋を外してから、付属のプラスチックのナイフで放線状に切り分けて食べます。
食べた感想
というわけで、富山駅にてます寿しを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
まず、鱒のきれいな色合いで楽しめますね。
酢飯で鱒の旨みが引き立っている感じがして、押し寿司としてのバランスがいいですね~。
ボリュームはあるけど、案外さっぱりしているのでどんどん食べ進められます。
鱒の生臭さとかは全く感じなかったのもいいですね。


ます寿しは、どのようにして作られるの?
ます寿しの基本的な作り方は、とてもシンプルです。
木製のわっぱに笹を敷いて、そこに塩漬けした鱒の切り身を敷き詰めた状態で酢めしを押しながら詰めていきます。
そして、笹を折り曲げながら包み込んでいき、ギュッと押さえる為に重石を置きます。
ます寿しの味のポイントは、気候や気温や天候、サクラマスの状態に応じて塩の加減を調節していく事です。
熟練の職人であるほど、この匙加減が絶妙であり、塩加減次第で味が変わってきます。
新鮮なサクラマスを手早く捌いて塩漬けにしていく事も大切です。
ます寿しの歴史について
享保二年、富山藩士の吉村新八が富山藩藩主の前田利興に献上する為に作られた鮎寿しが、ます寿しの始まりとされています。
前田利興は、吉村新八が作った料理を気に入り、徳川八代将軍の徳川吉宗に献上して気に入られました。
鮎だけでなく、鱒を使って押し寿しが作られていき、これが富山名物として吉宗への献上品となっていきます。
庶民に広く浸透していったのは明治45年の事であり、富山駅でホテルの経営を行っていた「源」が、ます寿しを駅弁として売り始めました。
時代は高度成長期に差し掛かり、駅弁がブームになってくると共に、ます寿しは駅弁として多くの人々に愛されるようになっていきました。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり220kcal ※推定値
賞味期限は?
当日~4日
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
まとめ
ます寿しは、鱒を使った富山県ならではの名産品で、鱒の風味を存分に味わう事が出来る郷土料理です。
駅弁として全国的に広まり、現在では定番商品の一つになっています。
塩漬けと酢飯によって、2日から4日程度の日持ちはします。
サクラマスを原料に使いますが、漁獲量が減ってきた事もあって、北海道産のサクラマスや外国産の鱒類を使うケースが主流ですが、職人たちが製法を受け継ぐ事で、いつの時代においても変わらない味が受け継がれています。