鹿児島県は九州地方でも特産品が多いことで知られています。
また、桜島や屋久島などの自然を満喫することができ観光名所も多くあります。
さらには、郷土料理もたくさんあることでも有名で、中でも鶏飯は有名です。
今回は、そんな鶏飯の食べ方や特徴、食べた感想などを詳しく紹介していきます。
品名 | 鶏飯 |
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都道府県 | 鹿児島 |
ジャンル | 郷土料理 |
食べた場所 | 鹿児島市のホテルの朝ごはん |
目次
鶏飯の特徴
鶏飯(けいはん)は、鹿児島県の奄美大島で作られる郷土料理です。
白いご飯に、ほぐした鶏肉、金糸玉子、しいたけ、パパイヤ漬けやタンカンなどと、ネギやきざみ海苔、ごまと紅しょうがなどの薬味を乗せて丸鶏から取っスープをかけて食べます。
特産品であるパパイアの漬物が添えられているのが特徴的です。
パパイア漬けは、奄美大島以外では入手しづらい食材ですね。
鶏飯の食べ方は?実際に食べてみた!
鹿児島市内のホテルに宿泊した際、朝食に鶏飯があったので食べてみました!
食べ方の案内もありました。
簡単ですね!
ご飯は半分くらいによそうのがおすすめのようです。
あとは、具をご飯に乗せてスープをたっぷりとかけるだけ!
スープは一見薄味に見えますが、濃厚な鶏の旨味が感じられて美味しい!
かといって、クドくない食べやすい味なので何杯でも行けちゃいそうです。
柚子胡椒を入れると、また味にアクセントが出て良かったですよ。
朝御飯はもちろん、お酒を飲んだ後のシメにもいいんじゃないでしょうか。
鶏飯の発祥と歴史
鶏飯の由来は、約400年前に薩摩藩だった頃に役人をもてなすために作られた料理だったようです。
当時の鶏飯は、鶏肉の炊き込みご飯だったらしく庶民が口にできない高級な料理でした。
そして昭和1946年に、旅館を開業するにあたり初代のみなとやの館主が、アレンジを加えて開発しご飯に具材を乗せて鶏のスープをかけるのが新しい鶏飯となりました。
さらに1968年には、当時の皇太子殿下と妃殿下が島に訪れたときに、奄美大島を代表する食事として提供され好評をいただいたようです。
これをきっかけとして、鶏飯は奄美大島を代表する郷土料理として家庭にも広がっていったのです。
2007年には、農林水産省が選定した「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれています。
鶏飯の作り方
したごしらえとして干し椎茸は水にもどし、軸を切ります。
また、米は炊く30分前にといで分量の水に浸しておきます。
そして、鶏ガラはよく洗って余分なものは取り除いておきます。
鍋に水と鶏肉、人参、椎茸を入れて強火にし、煮だってきたら弱火にして灰汁を取ります。
酒、塩を加えたら蓋をして鶏肉、人参、椎茸を取り出し粗熱を取り残った湯にしょうゆ、みりんを加えてスープを作ります。
そしてフライパンで、薄焼き玉子を焼き千切りにして、鶏肉は手で細かく裂いて、人参は千切りにして椎茸は薄切りにします。
器にご飯を盛って、パパイヤ漬けなど薬味や具材を乗せスープを掛けたら完成です。
鶏飯は通販で買える?
鶏飯は通信販売で購入することも可能です。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
奄美大島でおすすめの鶏飯のお店
だし茶漬けスタイルが発祥のお店です。
奄美空港から車で約10分の場所にあり、毎朝丸鶏を煮出すところから始まり、スープが無くなると店じまいをしてしまうお店です。
特徴としては、鶏スープが濃厚なところにあるようです。
鶏肉メインのお店ですが、かなりのボリュームがある鶏飯を出しているお店です。
奄美市内にある名瀬店を1号店として、空港から車で20分の場所の龍郷町にも店舗があります。
約10時間煮込んで作られたスープは旨味が凝縮され、鶏飯は通販もできるお店です。
奄美空港から車で20分の場所にあり、元大島紬の織り手だった方が営むお店で、鶏はお店直営の自家養鶏場のもので、金糸卵もこの養鶏場のものが使われています。
まとめ
鶏飯は、奄美大島発祥の鹿児島県を代表する郷土料理です。
奄美大島のパパイヤ漬けなどの土地の食材を入れることで個性がさらに増していると感じますね。
そして、具材とご飯にスープをかけて食べるというスタイルは、昭和に入ってからの食べ方だということには驚かされました。
奄美大島には鶏飯が食べられる店が多くあり、どこの店舗も少しずつ味が違ってくるようなので、奄美大島を訪れた際は食べ比べしてみるのも楽しそうですね。