佐土原なすとは、宮崎県の伝統野菜のナスです。
江戸時代から宮崎県の佐土原町周辺で栽培されていたそうで、なめらかな食感と上品な甘みが特徴で、地元の方々に昔から愛されてきていたようです。
今回は、そんな、佐土原なすについて、調べてみることにしました。
目次
佐土原なすとは?幻のナス!?
この佐土原なす、味がとても良く、昔から宮崎県の佐土原町周辺で栽培されていました。
しかし、病気に弱く栽培が難しい、また色や形が不揃いで商品規格がなかなか作れない、といった理由から栽培する農家は徐々に減ってしまいます。
そして戦後には誰も作らなくなり、幻のナスとまで言われるようになってしまいました。
幻とまで言われれば、食べたくなるものですよね。
今は、もう食べられないのでしょうか?
その幻の種は、奇跡的に絶滅しておらず、地元の種苗会社「梶田種苗」が保管していたそうで1988年、県総合農業試験場に託していたそうです。
伝統野菜の復活の声も高まり、2000年に種が蒔かれたそうです。
その中で、発芽した4粒の株をもとに増殖、2002年に栽培、生産が始まったそうです。
2005年には佐土原なす研究会も立ち上げられました。
けれど、最初は、なかなかうまく作れず、形も良くなく、肝心の味の方も良くなかったそうです。
しかし、生産者の熱意もあって、今では、味も良くなり、数量も段々と増え、復活したそうです。
まさに奇跡の復活を遂げた、佐土原なす、ぜひ、食べてみたくなりますよね。
通販で買える?値段は?
幻から復活した佐土原なす。
では、どこで購入することができるのでしょうか。
現在、生産量は、まだ少なく、県内流通が主で、残念ながら、全国どこのスーパー、八百屋さんでも買うことは、難しいみたいです。
しかし、調べてみると、インターネットでの通販もあるみたいです。
価格は、さすが幻。6本で1500円や、一本300円台のものまで、一般のナスに比べると、かなりの高級品ですね。
それだけ、生産するのが難しく、貴重なナスということですね。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
食べてみた感想
というわけで、宮崎市の道の駅にて佐土原ナスを発見!
幻のナスを実際に味わってみるべく購入してみました。
色艶がよくキレイですね。
身もぎっしりです。
生でも少し食べてみました。
ナスとは思えないほどの甘みがありましたよ。
今回は、天ぷらと焼きナスにして食べてみます。
ふっくらとして柔らかく、アクも少なくトロッとした食感と上品な甘みが特徴的です。
味に自信のあるナスだけに、シンプルな食べ方が1番美味しいのかもしれませんね。
また、大きくて肉厚でもあるので食べ応えもバッチリです。
オススメの食べ方は?
さて、とろっとしていて上品な甘みが特徴の佐土原なす。
オススメの食べ方を調べてみました。
この、なす、生でたべてもアクが少ないので、とても美味しく、まるで、フルーツのような味。
水ナスのように、さっと切って、オリーブオイルとお塩だけでたべても本当に美味しそうですね。
さらに、おすすめが、焼きなすだそうです。
とろっとしていて甘くてジューシーななすなので、焼きなすにすると、その甘みがさらに引き出されて、とろけるような美味しさでした。
さらに、簡単メニューとして、ナスを輪切りに切ってレンジで5分程度温め、おねぎとお醤油を、かけるだけで、絶品おつまみになるのだそう。
想像するだけで、よだれが出てきてしまいますね。
まとめ
今回は、宮崎県の幻の伝統野菜、「佐土原なす」について、調べてみました。
佐土原なすとは、江戸時代から佐土原町周辺で作られていたナスで、その栽培の難しさから、一時は、生産されていませんでしたが、奇跡的に残っていた種から復活を遂げた奇跡の伝統野菜です。
その味は、アクも少なく、とろっとした食感と上品な甘みが特徴で、その美味しさで、大変評価の高い伝統野菜です。
現在は、まだ生産量が、そんなに多くはないので、全国流通しておらず、県内流通が主ですが、インターネット通販で、購入することもできるそうです。
生産も難しく、その美味しさから需要も多いのか、インターネットだと通常のナスの3倍ほどの価格ですが、自分へのプチ贅沢として、一度試してみては、いかがでしょうか。
旬は、夏から秋にかけてなので、夏の旬の味として、試してみてください。