福島県で古くから愛されている料理「いかにんじん」を知っていますか?
県内出身のタレントがテレビで取り上げたことで知名度が一気に上がりました。
今回は、いかにんじんとはいったいどんな料理なのか、その作り方も一緒にご紹介します。
品名 | いかにんじん |
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都道府県 | 福島県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 郡山駅 |
カロリー | 100gあたり80kcal ※目安 |
目次
いかにんじんってどんな料理?
いかにんじんは、人参と干したスルメイカの胴の部分を使った保存の効く郷土料理です。
ふたつの材料を細切りして醤油や砂糖などの調味料で着けています。
漬けることによりスルメのうま味がしみだしてきてにんじんに移ります。
スルメイカは高たんぱくで低カロリー。
タウリンも豊富なので疲労回復効果もあります。
にんじんはビタミン・カルシウム・鉄分が含まれていますので、皮膚や目などバリア機能を高め感染症や老化から守ってくれます。
体にいいおかずやおつまみとして、今でも人気が高いのが頷けますね。
食べた感想
というわけで、郡山駅にていかにんじんを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
人参のコリコリした食感と、柔らかくなったスルメの食感が面白いです。
噛めば噛むほど、スルメ本来の旨みと醤油の味わいが口の中で広がっていき美味しい!
人参独特の臭みのようなものは全然感じないので、人参嫌いの人でも食べられそうですね。
古くから伝わる栄養源
いかにんじんは、江戸時代の後期から福島県の北部で食べられていたとされています。
今では季節を問わず一年中食べられていますが、元は冬の保存食。
冬の初めごろに出回る長にんじんを使用するため秋の終わりから冬の初めごろに各家庭で作られるものでした。
いかは貴重なたんぱく源。
福島の北部では、スルメイカの他にもホタテの貝柱など、海産物の干物がこういった形で用いられることが多いようです。
一説には、これが松前漬けの起源だとも言われています。
いかにんじんの技術が北海道の松前藩に伝わり、そこで獲れた昆布などの材料が加わったとされているのです。
おうちで作ってみよう!
簡単に作れるレシピをご紹介します。
材料は、
にんじん 1本
スルメイカの胴の部分 1枚
醤油 大さじ1と1/2
砂糖(ざらめなど) 大さじ2
酒 大さじ2
にんじんは千切り、スルメははさみで細く切ります。
二つの材料の太さは同じくらいになるようにします。
切ったスルメには酒を少量水分を含ませておきます(分量外)。
このまま1時間くらいおいておきましょう。
にんじんは熱湯にくぐらせて水分を切っておきます。
漬け汁となる調味料を合わせて火にかけアルコールを飛ばします。
あとはにんじんとスルメと漬け汁を容器に入れて一晩漬け込んだら完成です。
日が経つごとに味がなじんでおいしくなりますよ。
辛味が効いてる方がお好みなら鷹の爪を一緒に漬けるといいですよ。
調味料の配分はお好みでアレンジしてください。
甘みが欲しい方は砂糖多めにしたり、コクが欲しい時はみりんを足してみたりしてもいいでしょう。
今では通年でにんじんが手に入るので、二つの材料がご自宅にあればすぐに作ることができちゃいます。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり80kcal(菊甲食品のいかにんじん)
賞味期限は?
常温で45日(菊甲食品のいかにんじん)
通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は福島県に伝わる郷土料理「いかにんじん」をご紹介しました。
ご自宅で作るなら、あたりめやめんつゆをつかうお手軽レシピもありますよ。
本場の味を知りたければ、すでに出来上がったものが販売されているので、そちらをネットで購入するのもアリです。
ご飯に混ぜておにぎりしたり、最近では炊き込みご飯の素にもなってさらなる進化を遂げています。
気になる方はチェックしてみてくださいね。