福島県の一部地域で愛されている「クリームボックス」という商品を知っていますか?
ご当地の人は、これが自分の住んでいる地域でしか、食べられていないと知らないほど生活に根付いているものなんです。
今回は、クリームボックスとはどんな食べ物なのか、進化版クリームボックスと合わせてご紹介していきます。
目次
クリームボックスとは?どローカルの菓子パン
小さいサイズの食パンを分厚くカットした断面に、真っ白なクリーム(ミルククリーム)をたっぷり塗った菓子パン。
それがクリームボックスと呼ばれるパンです。
福島県の郡山市では珍しくないパンで、市内のパン屋さんやスーパー・コンビニなどいたるところで販売されています。
値段も100円ちょっとなので学生のおやつとしても人気が高いです。
同じ県内でも、市外に出ると全く見かけなくなるそうなので、それもちょっと面白いですよね。
郡山市民からするとメロンパン並みの存在感を誇るパン。
確かにこんなにどこでも売ってるパンなのに全国どころか市外にも無いなんてショックかもしれません。
発祥はロミオのクリームボックス
クリームボックス販売し始めたのは1976年のことです。
発案したのは「ロミオ」というパン屋さんでした。
一辺が15㎝くらいのちいさな食パンを3㎝の厚切りにしています。
そこにたっぷりのミルククリーム。
食パン自体もミルク風味なのですが、
低温熟成されたパンはふわもちでみんなが好きになるのも納得の味わいです。
お土産用に購入するなら「クリームボッくん」というかわいいキャラクターが描かれた専用の小箱に入ったものもあります。
2014年に郡山市でB-1グランプリが開催されたときにこのクリームボックスも注目を集めました。
今では元祖クリームボックスを求めてこの箱入りを買いに来るお客さんもいるんだそうですよ。
現在ロミオは「三万石」というお菓子メーカーの傘下に入っているため、ロミオの店舗以外でも三万石のショップでも購入することが可能になっています。
ところ変われば見ためも変わる?
市内のいたるところで買うことができるとお伝えしましたが、昔懐かしい姿で見かけることもあれば時代とともにアレンジされているものを発見することもあります。
新屋敷にあるフォンディというお店では、円柱形のクリームボックスを買うことができます。
上に乗っているクリームもカラフルで、しかも季節ごとに提供されている味も変わります。
定番・チョコ・抹茶・桃などなど…。選ぶのが楽しくなりますね。
安積町にある石窯工房パンテラスでは、ケーキのようにデコレーションされたものがずらりと並んでいます。
ミルククリームの上にモンブランのクリームと栗をさらにのせたもの。
カスタードクリームをミルククリームとブレンドして塗って、注文が入ってから表面に焼き目をつけてくれるクリームボックスブリュレなど。
インスタ映えもしそうなラインナップとなっています。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり261kcal(有限会社なかやパン店のクリームボックス)
賞味期限は?
1~2日
食べた感想
というわけで、郡山市内のスーパーでクリームボックスを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
一口食べてみると、思っていたより甘さ控えめで食べやすい!
ものすごくあまーいものを想像していましたが、クリームが想像しているより甘くなくて、後に引かないので意外とペロッと食べられてしまいます。
これなら、定期的に食べようとなり、地域で長く愛されてきたのもわかりますね。


通販で買える?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は福島県の中でも郡山市で愛されているご当地パン「クリームボックス」をご紹介しました。
こちらの商品、なんとお取り寄せすることができちゃいます。
さらに、塗るだけでクリームボックスが作れれてしまう瓶詰めのスプレットや、クリームボックスをイメージしたラングドシャクッキーなども販売されています。
気になる方はチェックしてみてくださいね。
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