宮城県で「せり」の栽培が盛んであることを知っていますか?
栽培量は全国でも1,2を争うくらいで、なかでも名取市がそのほとんどを生産しています。
しかし、七草がゆくらいしか食べたことが無い人も多いかもしれません。
今回は、せりとはどんな野菜なのか、その食べ方も含めてご紹介していきます。
品名 | せり |
---|---|
都道府県 | 宮城県 |
ジャンル | 野菜 |
賞味期限 | 冷蔵で2〜3日 |
カロリー | 100gあたり17kcal |
食べた場所 | 仙台市の居酒屋 |
旬の時期 | 2月~4月頃 |
目次
せりってどんな野菜?
春の七草ととして有名なせり。
そもそもせりとはどんなものなのか、知らない方も多いかもしれません。
せりは、奈良時代から日本に自生している数少ない日本原産の野菜なんです。
万葉集や古今和歌集にも登場するんですよ。
今でも全国に自生していますので意外な身近なところにひょっこり生えているかもしれません。(見極めできないときは採って食べるのは控えましょう)
細長くて、上の方に葉っぱがついていることから見た目は三つ葉のようにも見えますが、せりの葉っぱの枚数は5枚です。
露地や天然のせりの旬は春ですが、いまでは栽培施設もあり、通年で流通しています。
せり鍋を食べた感想!
というわけで、仙台市の居酒屋でせり鍋を味わってきましたー!
食感は、とてもシャキシャキしていて良いですね。
味は、葉に近い方は独特の苦みが少ないのでまだ万人受けしそう。
白っぽい根っこ部分は独特の苦みがありつつも、甘味と旨みが詰まっている感じがします。
完全に好き嫌いが分かれる系のやつですね~。
現に、一緒に行った友人たちの中でも、好き派嫌い派で真っ二つに分かれました!
嫌い派の友人は、「土を食ってるみたいだ...」と言ってましたよ~。


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古くから栽培されていたせり
全国的に自生しているせりが宮城で有名になったのは、古くから栽培が盛んだったからといわれています。
1620年には栽培していたという文献が残っているくらいです。
9月~3月頃のものを「根せり」、4月~6月頃のものを「葉せり」として出荷されていますが、地元では冬の寒い時期に好んで食べられることが多いようです。
他の野菜と大きく違うのは根っこまで食べられることです。
切り落としてしまうのはかなりもったいない!
泥をしっかり落とすのは大変ですが白くなった根は驚くほどおいしいですよ。
仙台ならでは食べ方は鍋!
おひたしや卵とじなど、副菜としても使いやすいせりですが、せりをダイレクトにまるごと味わえるのがせり鍋です。
お店でせり鍋を注文すると、同じく宮城の地鶏と一緒に食べることもできるそう。
地鶏で出汁を取った醤油ベースの鍋スープに、肉や火の通り肉を具材を先に入れて煮こみ、ネギや豆腐などを加えます。
せりを入れるのは食べる直前です。
根っこの部分は10~15秒程度、茎や葉はお湯にくぐらせる程度で十分です。
せりの食感と味を堪能したら、しめは比内地鶏の卵でとじて雑炊にするとうまみの染み出たスープまで残さずいただけます。
ご家庭で作る場合は地鶏ではなく、普通の鶏肉を使いことが多いそうです。
また、お店だとあまり具材を多種使わないですが、家では好きなものを入れられるのも魅力ですね。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり17kcal
賞味期限は?
冷蔵で2〜3日
通販はできる?
せり鍋を楽しむための材料は、ネットショップでも購入することが可能です。
本場で食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回は宮城県で江戸時代から栽培されていた「せり」をご紹介しました。
なかなかお正月の後くらいにしか食べる機会がないせり。
それがほぼ通年で栽培されていて、食べ方もバリエーションがあるなんて驚きです。
時期によっても味わいが違うようなので食べ比べてみても面白いかもしれません。
食べる際には根っこを忘れずに!ですね。
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