博多万能ねぎ　～日本三大ねぎ。栄養、美味しい食べ方、食べた感想！

博多万能ねぎは「岩津ねぎ」「下仁田ねぎ」と並んで日本三大ねぎの一つで、福岡県の朝倉市が発祥のJA筑前あさくらで生産されたブランドねぎです。

「生でよし、煮てよし、薬味によし」と、その名の通り和洋中を問わずなんにでも使える万能食材として、とても人気が有ります。

今回は、博多万能ねぎの栄養や旬の季節、市場価格や美味しい食べ方について調べてみましょう。

買ってきました！実食レポ！

というわけで、近所のスーパーで博多万能ねぎを発見！

実際に味わってみるべく購入してきました。

切ってみると、肉厚で弾力がすごいことに驚きます。

また、ネギの香りがすごく強いです。

今回は、味噌汁の薬味として使ってみました。

シャキシャキした歯ざわり、ぴりっとした香気とほのかな甘み、瑞々しく新鮮な味です。

その名の通り、いろんなシ－ンで活躍してくれそうな万能食材。

日常使いの小ネギとして、これからも重宝しそうですね。

トクさん

買うときは、しおれたり黄色や赤っぽく変色しているのを避けるのが新鮮なものを選ぶコツ！

保存するときはフィルムのまま、一度フィルムをはいだものはラップで包んで冷蔵庫に！刻んで冷凍保存もできるけど、水っぽくなったり香りが落ちるかもしれないから、できる限り生のまま食べてね！

メイさん

博多万能ねぎの栄養

博多万能ねぎは「医者いらず」と言われる程の成分や特徴を持っております。

博多万能ねぎに含まれる成分としてはアリシンが非常に多く含まれており、このアリシンはビタミンB1等を多く含む豚肉等との相性が非常に良い成分です。

このアリシンの働きによって身体の新陳代謝を活発にする事が出来、疲労回復や脳神経の活動を活発にする事が出来ると言われております。

また、アリシンによって身体の免疫機能を高める事が出来る為、風邪予防等にも効果が有るとされております。

更に、セレンと呼ばれる成分やβカロテンによって発ガン予防にも効果が有るとされており、博多万能ねぎの市場での人気が高まりを見せております。

博多万能ねぎが生まれた歴史

博多万能ねぎは、発祥地である福岡県朝倉市で昭和30年代より生産が始まりました。

そして、博多万能ねぎが現在の様に市場で認められる様になったのは、今から40年程前に遡る事になります。

当時、ねぎと言えば青い部分を料理に使われる事が一般的では無かった為、特に関東地方では博多万能ねぎは受け入れられませんでした。

その為、当時は市場担当者が売れ残った博多万能ねぎを売り歩く日々が続いていたと言われております。

その後、ねぎ農家の女性によって関東地方を中心とした試食会等が開催され市場開拓を進めて行きますが、その当時の物流の中心で有ったトラック輸送の結果、品質の低下がネックとなり市場ではなかなか受け入れられませんでした。

そこで考えられたのが空輸で市場迄運んでしまう輸送方法です。

空輸で運ぶ事で品質が低下してしまう前に市場に届ける事を可能にしました。

現在では「JALマーク」付きのブランドねぎとして人気が有り、天皇賞を受賞する程の品質と人気を誇っております。

博多万能ねぎの旬の季節と市場価格

博多万能ねぎの旬の季節は年間を通して安定した栽培と収穫が行われており、いつでも品質の良い博多万能ねぎを楽しむ事が出来ます。

勿論、年間を通して安定した栽培と収穫を実現する為に、その陰には生産者農家の様々な努力が有る事を忘れる事は出来ません。

特に、ねぎを栽培する「土」の診断は欠かす頃が出来ず、土の中に含まれる養分が不足してきた場合には「追肥」等を定期的に実施しております。

そんな博多万能ねぎの市場価格は年間を通して安定しており、100g当たりの価格は200円前後で取引がされております。

博多万能ねぎの美味しい食べ方

博多万能ねぎを美味しく食べる方法は、ねぎの持つ甘みを感じる事が出来る「生食」が最もお薦めと言えます。

生食の場合には冷奴等のトッピングや蕎麦やうどん等の薬味として、更に味噌汁等に入れても美味しく食べる事が出来ます。

又、炒め物等に使用しても良いですが、特にチャーハン等に入れ少し焦げ目が付く位に炒めるとねぎの甘みと苦みの双方を楽しむ事が出来お薦めの調理方法と言えます。

博多万能ねぎを美味しく食べるコツは、調理する直前又は食べる直前に刻む様にする事が大切です。

博多万能ねぎは青い部分を使用する為、一般的な根深ねぎに比べ余り保存が利かないと言う特徴を持っている為です。

まとめ

博多万能ねぎは、福岡県朝倉市が発祥のブランドねぎです。

博多万能ねぎが、現在の様に有名ブランドねぎになる迄の道のりは地元農家の方々の様々な努力によって実現された物です。

一般的な根深ねぎとは異なりねぎの青い部分を使用する事から、ねぎの風味を感じながらも柔らかい食感を楽しむ事が出来るのが博多万能ねぎの特徴と言えます。

また、鮮度を保つため市場に出回っている博多万能ねぎは、基本的に生産地から市場に空輸で運ばれているのです。

毎日空輸で運ばれる新鮮な博多万能ねぎを、今夜の料理のトッピングに加えてみては如何でしょうか？