熊本名物として有名な「からし蓮根」は、蓮根のしゃきしゃきした歯ごたえと刺激的なからし味噌の相性が抜群な料理です。
熊本県出身の方にお土産としていただいて食べ、病み付きになってしまったという人も多いのではないでしょうか。
今回は、からし蓮根の歴史や特徴、食べ方や作り方、栄養、歴史、食べた感想について詳しく調べてみましたので、からし蓮根を味わう時の参考にしてみてください。
品名 | からし蓮根 |
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都道府県 | 熊本県 |
ジャンル | 郷土料理 |
購入した場所 | 熊本県の道の駅 |
カロリー | 100gあたり約210kcal |
賞味期限 | 7~10日 |
目次
からし蓮根の美味しい食べ方
家で作ると意外と手間がかかるからし蓮根は、お店ごとに蓮根の品種にこだわったり、からし味噌のレシピに工夫をしたりという違いがあるため、色々な専門店で購入して味の違いを楽しむのもおすすめです。
そして、普通に切って食べるのに飽きてしまった時はアレンジして楽しむこともできます。
例えば、からし蓮根に更にしょうゆやマヨネーズを足してみると一味違った風味が楽しめます。
その他には、薄くスライスしてパンにはさむとサンドイッチにもなります。
お好みで薄切りのハムとからし蓮根を合わせたり、レタスなどを足してサンドイッチにするのも良いでしょう。
他にも、からし蓮根を小さく切って練り物などと合わせ、煮物にするというのもひとつのアイデアです。
からしが辛すぎるという場合は煮物にする時にからしの量を好みに合わせて減らすと、子供でも食べやすい煮物になります。
買ってきました!実食レポ!
というわけで、熊本県の道の駅にてからし蓮根を発見!
実食するべく購入してきました!
購入したのは「(有)酒井蒲鉾店 辛子蓮根」です。
蓮根のシャキシャキした食感の後に、鼻からツーンと抜けるからしみその風味がたまりません!
刺激は強いですが後引くしつこい辛さではないため、飽きずに食べ進められます。
今度、熊本に行った際は、熊本の地酒と一緒に味わってみたいですね。
次に、美味しい食べ方で紹介した、しょうゆマヨネーズに付けて食べてみます。
すごくマイルドで食べやすい!
しょうゆの香ばしさとマヨネーズの酸味が良い感じに辛さを中和しています。


からし蓮根の歴史
からし蓮根が初めて作られたのは江戸時代のことで、熊本藩を細川忠利公が治めていた頃だとされています。
細川忠利公は体が弱く食が細かったため、それを心配した禅僧が蓮根を食べてはどうかと勧めました。
そして、藩の料理人であった平五郎が藩主のために考案したのが蓮根を使った料理のからし蓮根で、細川忠利公もその味を気に入ってよく食べるようになったという言い伝えがあります。
その時に平五郎が使った蓮根は、もともと加藤清正公が熊本城の外堀で栽培していたものだとされていますが、現在でも熊本県の蓮根の生産量は多く、日本国内で10位以内に入っています。


からし蓮根は本当に体に良いの?
熊本のお殿様の滋養強壮のために作られたからし蓮根は、栄養素的にはどうなのでしょうか。
蓮根に含まれる栄養素を見てみると、ビタミンCが多く含まれており、食べることで抗酸化作用が期待できます。
また、ポリフェノールの一種のタンニンやカリウム、パントテン酸など色々な栄養素が入っており、蓮根を食べると風邪や動脈硬化などの予防効果や止血効果などが期待できるでしょう。
その他に食物繊維が多く入っていることで便秘の予防にも良いと考えられますし、糖質(でんぷん)が多く含まれていることは体内でエネルギーを作るのに役立つので、元気になりたい人が食べるのにうってつけの食べ物と言えます。
次に、からし蓮根に含まれるからしを見てみると、殺菌作用や抗酸化作用が期待でき、疲労回復や新陳代謝の促進などに役立つ香辛料です。
からしには食欲を増進させる作用もあるとされているため、この2つが組み合わさったからし蓮根は食が細いタイプの人にもおすすめです。
からし蓮根はどんな時に食べる物?
からし蓮根がよく食べられているのは、日本酒やビールなどを飲む時にお酒のおつまみとしていただくという人が多くなっています。
からし蓮根は鼻につーんとくる辛味が特徴の料理ですから、どちらかというと大人向けの一品という感じがしますね。
そのため、お酒のお供にする人が多いのはうなずけるのではないでしょうか。
また、からし蓮根は、熊本県ではお正月におせち料理の一つとして食べられているそうです。
その理由は熊本名物の郷土料理であるという以外に、穴が開いている形状の蓮根は「先の見通しがきく」ため縁起が良いとされて、お正月などのおめでたい時に食べられているという性格があるからでしょう。
ちなみに、蓮根には「多産」という意味もあるため、縁起の良い野菜として慶事の料理によく使われています。
からし蓮根の作り方
お店で買う物というイメージが強いからし蓮根ですが、家で自分で作ることも可能です。
その方法は簡単に説明すると、
まず蓮根を充分に洗ってから皮を剥いて両端を切り、穴が見える状態にしてからゆでます。
ゆでた蓮根の水気を切って冷ましている間に、粉からしや白味噌、パン粉などを合わせて混ぜ、からし味噌を作ります。
次にボウルなどにからし味噌を入れ、それに蓮根を押し付けるようにして穴にからし味噌を詰めます。
そして、からし味噌をつめた蓮根はすぐに揚げずに5~6時間ほど冷蔵庫で寝かせるのが美味しく作るためのポイントになります。
時間が経ってから蓮根の穴から出てきた水分などを拭き取り、薄力粉と衣をつけて揚げます。
冷ましたからし蓮根をお好みで5mm~1cmほどの厚さにスライスすれば、完成です。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり約210kcal
賞味期限は?
7~10日
からし蓮根をお取り寄せする!
からし蓮根は、楽天市場などのインターネットでも手に入れることもできます。
興味がある方は、是非お取り寄せしてみてくださいね。
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まとめ
からし蓮根には長い歴史があり、熊本県の人だけでなく多くの人に愛されている料理だということがわかりました。
もともとお殿様の滋養強壮のために作られた食品なので栄養もばっちりです。
蓮根の旬は一般的には11月から3月とされているため、この時期に自作してみるのも面白いですし、からし蓮根専門店の味をお取りよせで楽しむのもおすすめです。
色々な食べ方もできるからし蓮根を食卓に並べてみてはいかがでしょうか。