鶴乃子は、マシュマロの柔らかな食感と、可愛らしい卵のフォルムがマッチした美味しいお菓子です。
尖ったところが一切ない優しい味は、どんな年代の方が食べても美味しく新鮮な感動を覚えます。
今回は、鶴乃子の発祥や歴史、販売店から実食レポまで、詳しく調べてみました。
品名 | 鶴乃子 |
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都道府県 | 福岡県 |
ジャンル | 和洋折衷のお菓子 |
製造者 | 石村萬盛堂 |
原材料 | 砂糖、水あめ、生白あん(手亡豆)、加糖卵黄、ゼラチン、コーンスターチ/トレハロース、香料、(一部に卵・ゼラチンを含む) |
賞味期限 | 約14日間 |
カロリー | 1個あたり45kcal ※小ぶり鶴乃子 |
購入した場所 | 福岡空港 |
お値段 | 2個入 350円(税込) 5個入 700円(税込) 7個入 940円(税込) 10個入 1,350円(税込) 20個入 2,650円(税込) |
目次
銘菓・鶴乃子(つるのこ)とは
鶴乃子は、福岡・博多のお土産と言えばコレと言われる程、長い間福岡・博多の人々に愛されている美味しい銘菓です。
創業明治三十八年(1905年)の老舗・石村萬盛堂の代表的な和菓子です。
卵型のフワフワマシュマロに、黄身餡が入った優しく甘い味で、一度食べた老若男女のハートを鷲掴みにしてきました。
買ってきました♪実食レポ!
というわけで、福岡空港のお土産店で鶴乃子を実際に購入してきました!
購入したのは、「小ぶり鶴乃子12個入り (税込1080円)」です。
手に取ってみると、サラサラとした質感とふくよかなマシュマロの柔らかを感じます。
そして、その中にある黄身餡は甘さひかえめな上品なお味です。
ぷにゅぷにゅとしたマシュマロが口の中でとろける感覚と、風味の良い上品な黄身餡が絶妙なハーモニーを奏でます♪
鶴乃子ヒストリー
鶴乃子が誕生したのは1910年。
なんと今から100年以上も前の事なんです。
当時、高級なお菓子として珍重されていた、ポルトガルから伝来した南蛮菓子「鶏卵素麺・けいらんそうめん」の副産物として大量に産出される卵白を解消する為、石村萬盛堂の創業者である初代善太郎氏が考案し、卵白を泡立てて固めたお菓子を開発しました。
その卵白菓子が「鶴乃子」の原型だと言われています。
そして間もなく、舶来菓子の「マシュマロ」の製造技術が日本に伝わり、和菓子と舶来のお菓子が融合して、100年以上もの間愛され続けている銘菓・鶴乃子が生まれました。
伝統を守りつつ新たな挑戦をする
鶴乃子は、創業者の初代石村善太郎氏の大切にした「守破離・(しゅはり)」の精神が産み出したと言われています。
守破離とは:偉大な茶人である千利休の教えをまとめた「利休道歌」の一つで、伝統を守りつつその伝統を打ち破り、伝統の縛りから離れて自在になるという教えです。
この守破離の精神が脈々と受け継がれ、100年以上も人々に愛される鶴乃子を生み出しているんですね。
あの喜劇の祖も関わりが
明治時代に大ヒットした、日本最古のラップとも称される「オッペケペー節」で名を馳せた、喜劇の祖・川上音二郎氏は、鶴乃子の誕生に深く関わっています。
創業当時、石村萬盛堂は川上音二郎氏の実家の1階を間借りし店舗と製菓工場にしていて、その工場で鶴乃子が生まれたと言われています。
川上氏は、初代石村善太郎氏の人柄をたいそう気に入り交流を深めていたそうです。
川上音二郎氏は、明治時代に妻の貞奴とアメリカへ渡り歌舞伎を披露し、世界中で有名になった偉大な役者さんです。
伝統を守りつつ、自由で独創的な活動をする川上氏と石村氏、その精神は共通していると感じますね。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり45kcal ※小ぶり鶴乃子
賞味期限は?
約14日間
鶴乃子はどこで買える?値段は?
美味しくて可愛いお菓子・鶴乃子は福岡県内・九州地区の石村萬盛堂(本店の他に百貨店・大型ショッピングモールなどにも出店しています。)で購入できます。
その他には、空港や駅でも購入できるのでとても便利ですね。
本州には石村萬盛堂のお店が無いので、九州のお土産にぴったりです。
「鶴乃子のお値段」
2個入り:350円
5個入り:700円
7個入り:940円
10個入り:1,350円
20個入り:2,650円
(箱入りで全て税込価格です)
その他にも皇室・宮家へ献上される為に、一つひとつ丁寧に職人さんの手によって作られる「献上 鶴乃子」5個入り1000円(税込)~
お祝い用には、通常の鶴乃子より倍くらいのサイズで作った紅白バージョン2個入り432円(税込)も有ります。
小ぶり鶴乃子6個入540円(税込)、もっと大きな(大)も756円(税込)も有り、おめでたさがさらに増していて鶴乃子ファンの心をくすぐり続けています。
オンラインショップでお取り寄せも可!
石村萬盛堂は楽天市場にオンラインショップがあるので、遠方に住んでいる方は、お取り寄せして味わうことも可能です。
鶴乃子も入ったお菓子の詰め合わせセットもあるので、お歳暮やお中元に送ってみるのもいいかもしれませんね♪
まとめ
福岡・博多の美味しいお菓子・鶴乃子はふんわり優しいマシュマロと黄身餡の濃厚さが癖になる革新的な取り合わせです。
鶴乃子の歴史は、100年以上と長いのに、何故か全く古さを感じさせる事なく、現代の人々に愛されています。
その根底には、伝統を守りつつ革新的で独創的な、守破離の精神が息づいているのだなぁと感じます。
賞味期限は2週間ほどあり、お土産にしやすいので、福岡に出かけた際は是非チェックしてみてください。
また、この素敵な鶴乃子は、オンラインショップでも購入できるので、どんな味か気になった方も是非食べてみてくださいね。