『あすっこ』という野菜をご存知ですか?
あすっこは、島根県の農業技術センターで生まれた、島根特産の野菜の呼び名です。
島根以外の人だと、あまり馴染みのない野菜かもしれませんね。
今回は、そんな可愛らしい名前だけれど結構スゴい、あすっこの魅力をご紹介します。
品名 | あすっこ |
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都道府県 | 島根県 |
ジャンル | 野菜 |
購入した場所 | 松江市内のスーパー |
旬の時期 | 冬から春先にかけて |
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目次
あすっこってどんな野菜?
あすっこは巷で『新顔野菜』と呼ばれている野菜です。
新顔野菜はその名の通り、最近になって市場などで見るようになった野菜の総称です。
例えばその土地の特産が、何かで紹介されて知られるようになって流通したり、異なる野菜同士を交配させる品種改良で新たに生み出されて流通しているものを指します。
あすっこは、平成15年に島根県農業技術センターで交配により生み出された野菜で、その親は同じく新顔野菜である『ビタミン菜』と『ブロッコリー』です。
そのため、あすっこにはビタミンAとビタミンCが豊富に含まれています。
まさに、あすっこは『野菜界のサラブレッド』と言えるでしょう。
出荷は冬から春先にかけてで、時期的に島根の、春を告げる野菜としても知られています。
あすっこの形はどんなもの?
出典:あすっこ/e地産地消
あすっこは、親の特徴をよく受け継いだ外見をしています。
茎の部分は、ブロッコリーによく似てどっしりとしており、大きさはビタミン菜に近く、ブロッコリーよりも幾分か背が高くなっています。
枝の先にはビタミン菜によく似た大きな葉が付いており、それに守られるようにブロッコリーの花のような部分がちょこんと顔を出しています。
親の両方の特性がよく出ており、その茎、葉、花の全てを食べることができます。
食べてみた感想
というわけで、松江市内のスーパーにてあすっこを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
包装の裏面には、簡単料理レシピが載っていました。
簡単レシピ通りに、おひたしにしてみました。
一口食べた印象としては、見た目に反して結構甘いですね。
命名が『アスパラのような食感』から来ているというだけに、茎の食感がアスパラに似ており、クセが無く、アクもほとんどありません。
葉の部分はとても柔らかく、花の部分は独特の食感が楽しめます。
こちらも、青臭そうな見た目に反して全くクセがありませんでした。


あすっこの調理方法は?
甘みが多く、クセがないことから茹でるかレンジにかけ、火が通ったらマヨネーズや塩で食べるシンプルなものを始めとして、胡麻和えなどの和え物や炒め物によく使われます。
洋食にも合う為、肉料理の付け合わせやワイン蒸しなどの蒸し物、パスタなどに入れる人も多いようです。
変わり種ですと、切って塩揉みし、一晩寝かせて浅漬けに。
食感を活かしてそのまま、または刻んで他の具材と混ぜて天ぷらの具材としても優秀です。
あすっこはどこで買えるの?
あすっこは、島根県の八百屋さんやスーパーなどに並んでいます。
特にスーパーではたくさん売られており、近郊の方であれば比較的容易に入手できます。
ただし、2月〜4月の間だけのようです。
また、西日本であれば島根の物産展や、イベントなどに出品されることが多く、島根県在住以外の西日本の方は、島根関係のイベントを当たってみるのが良いでしょう。
東日本在住の方ですと、物産展などで見かけたという話を聞かない為、入手が困難な野菜となっています。
しかし、一部の通信販売サイトにて、一月から四月の間限定で、全国配送可能で販売しておりますので、食べたい!というか方は、そちらを利用するのが良いでしょう。
最後に
島根の農業技術センターが産んだ『あすっこ』は、その可愛らしい名前とは裏腹に、栄養価は高く、クセのない甘い味で県民に愛されるスーパーベジタブルです。
その名前と味は徐々に全国的に知られてきており、インターネットを通してブームになりつつあります。
近い将来、その名前を全国のスーパーで見かけることがあるかも知れません。
また、これを機に島根に旅行に行くのもアリです。
出雲大社や松江城、玉造温泉といった魅力的な観光スポットが揃っています。
旅先で食べるあすっこは、一層思い出深い味となることでしょう。
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