みなさんは「ピンピン焼き」という食べ物をご存じですか?
居酒屋さんでたまに見かけることもあるメニューなのですが、そもそもお酒飲まない方には聞いたこともない名前かもしれません。
今回は、ちょっとなじみの薄い「ピンピン焼きの特徴や作り方」についてご紹介していきます。
目次
そもそもどんな食べ物なの?
ピンピン焼きは鉄板やステーキ皿で提供される長芋を使った料理です。
お好み焼きのような、グラタンのような見た目をしています。
すりおろした長芋の中にエビやタコなどの魚介と半熟玉子が隠れています。
ところで、ピンピン焼はあまり発祥の地は知られていない料理でもあります。
ピンピン焼きとお酒の相性がバツグンのため、全国各地の居酒屋さんで時折見かけることのあるメニューではあるのですが、そもそもお酒に縁のない方には全く知られてない料理です。
そして食べたことのある人でも、福井県発祥だといられている方は少ないでしょう。
元祖と言われているのは福井県の鯖江市にある「豆亭」というお店。
小さいお店だから「豆亭」と名付けたそうです。
滋養強壮に良いとされる長芋を使っているからという理由で「ピンピン焼き」と名付けられました。
お出汁と一緒に具材を焼き上げ、上には海苔とかつおぶしと紅ショウガが乗せられています。
日本酒をちびりちびりと飲みながらいただきたいお味です。
今でも元祖ピンピン焼きを提供しています。
作り方は?家庭でもマネしてみよう
用意する主な材料は長芋・エビやタコなどの魚介・卵です。
まずは長芋の皮をむいてすりおろします。
この時手で持つ部分だけは皮を残しておくと持ってて滑ったりかゆくなったりしないで済みます。
すりおろした長芋に和風だしを入れます。
味付けはこれだけなので、濃い目にしておくとお酒のお供にもぴったりになりますよ。
家にステーキ用の鉄板やスキレットがあればいいのですが、なければ小さめのフライパンで作っていきます。
長芋で具材を隠していきたいので、作るときに使う容器の大きさにあわせて長芋を準備するといいと思います。
油を引いたフライパンに長芋を半量流し入れます。
その上に魚介をのせ、真ん中を少しくぼませて卵を割り入れます。
そしてその上から残りの長芋を流し入れふたをして焼いていきます。
両面に焼き目をつけたければオーブンで焼くといいでしょう。
焼きあがったら上に鰹節やのりを乗せたら完成です。
アツアツのうちに召し上がってください。
食べた感想
というわけで、福井市内の居酒屋でピンピン焼を発見!
実際に味わってきました。
アツアツの鉄板で焼かれた長芋はふわっふわ。
スプーンを入れると卵の黄身がトロっとあふれてきます。
よーくかき混ぜて食べるのがポイントですね。
ハフハフしながらたべると出汁を含んだ長芋と魚介のうまみと玉子がまじりあう味がたまりません。
お酒のお供にピッタリの味をしていますよ。
他の福井県の特産名産はこちら⇒福井県の特産名産