皆さんは鹿の子餅といわれたらどんなお菓子を想像しますか?
求肥や餅のまわりに鹿の子豆の蜜漬けをふんだんにまとった、黒くてつやつやした和菓子を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
今回は、それとは違った富山銘菓、鹿の子餅のカロリーや賞味期限、歴史や作り方などをご紹介します。
品名 | 鹿の子餅 |
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都道府県 | 富山県 |
ジャンル | 和菓子、餅菓子 |
製造者 | 鹿の子餅本舗不破福寿堂、富山不破福寿堂 |
原材料 | 餅米(富山県産 新大正餅米)、金時豆(北海道産)、砂糖、卵白、水飴、澱粉、トレハロース ※富山不破福寿堂の鹿の子餅 |
賞味期限 | 製造から1週間。開封すると2~3日 ※富山不破福寿堂の鹿の子餅 |
カロリー | 1個あたり123kcal ※富山不破福寿堂の鹿の子餅 |
購入した場所 | 富山駅 |
お値段 | 6個入り 951円(税込) 10個入り 1,512円(税込) ※富山不破福寿堂の鹿の子餅 |
目次
富山の銘菓・鹿の子餅
富山県の高岡で作られている鹿の子餅。
それは先に紹介した鹿の子餅とは違って真っ白見た目をしています。
そしてちらちらっと見えるのは茶色っぽいお豆。
もち米と砂糖を練り合わせた羽二重餅と呼ばれるものに卵白を合わせ、金時豆の蜜漬けを加えて四角い形に成形されたものです。
そもそも「鹿の子餅」の名前の由来は、その見た目です。
お豆の粒が小鹿の模様に見えることからその名が付きました。
そして、富山で作られる和菓子の鹿の子餅は全く違う見た目をしていますが、小鹿の模様という意味は一緒なのです。
歴史や作り方
富山の鹿の子餅は、明治22年に鹿の子餅本舗不破福寿堂の創業者が考案しました。
真っ白い雪が積もる立山連峰に、加賀藩の重要な産物加賀羽二重の真っ白いすべすべした柔らかい手触りをイメージしたそうです。
地元の名物を地元の特産品で表現し、そこに「鹿の子餅」の名前を当てたわけですね。
富山産のもち米をその日つかう分だけ臼で摺り下ろし、砂糖と一緒に1時間半も練り上げられます。
そのお餅の生地に卵白で作られたメレンゲを混ぜ合わせるスピードがうまくいかないと失敗してしまうまさに職人の技でしかできないお菓子です。
根気のいる作業と、合わせるときのスピード感があの独特の食感を生み出しています。
鹿の子餅は全国菓子大博覧会名誉大賞など、数々の賞を受賞してきているすごいお菓子なんですよ。
ふわふわした見た目に、赤ちゃんのようなやわもち肌。
それが口に入れるともちっとしてるのに重たくはないマシュマロのようにとろける食感なのできっとビックリします。
そしてお豆のほんのりとした甘さと食感が最後に楽しめます。
今では食べやすいように一口サイズにカットされたかのこ姫のほか、バレンタイン限定のイチゴ味、春限定の桜味など、季節折々の味と見た目を楽しむことができます。
鹿の子餅本舗不破福寿堂と富山不破福寿堂
現在、鹿の子餅を製造している会社は2つあるようです。
1つは、上記の鹿の子餅を考案した鹿の子餅本舗不破福寿堂、もう1つは富山不破福寿堂。
富山不破福寿堂は、昭和三十五年に高岡本家より分家し独立営業しているそうです。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
1個あたり123kcal
賞味期限は?
製造から1週間。開封すると2~3日
※上記は富山不破福寿堂の鹿の子餅
食べた感想
というわけで、富山駅にて鹿の子餅を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
今回見つけて購入したのは、富山不破福寿堂の鹿の子餅です。
羽二重餅のような柔らかいお餅にマシュマロのフワッとした食感を足した感触。
これは卵白を使っているから出る食感なのかな?口の中でとろけちゃう!!
甘さも控えめで、それでいて中に入っているお豆がいいアクセントになってて、一口でぺろりと食べちゃった!!
どこで買えるの?
賞味期限はつくられて1週間。開封すると2~3日ととても短いお菓子です。
以前は現地にまで足を運ぶか、物産展に出展されるのを待つしか手立てはありませんでした。
今ではインターネットでお取り寄せが可能になっています。
便利な世の中ですね。
熱いお茶を添えてこの食感、ぜひあじわってみてください。