長野県の居酒屋やおうちでも食べられている「美味だれ焼き鳥」というご当地メニューを知っていますか?
焼き鳥といっても、普段食べて慣れているの焼き鳥のスタイルとはちょっと違っているんです。
今回は、美味だれ焼き鳥の歴史とその特徴的な食べ方をご紹介してきます。
目次
美味だれ焼き鳥ってどんな焼き鳥?
美味焼き鳥は長野県の上田市発祥のご当地メシです。
すりおろしたニンニクが入っている醤油ベースのたれをかけて食べます。
2010年に信州上田の食文化を表現していこうと市民によって「美味だれ」と名付けられました。
ニンニクをたくさん使っていますがえぐみや辛味はなく、さっぱりしていたり甘味が効いたものが多いです。
「おいだれ」はもともとあった方言で、「おまえたち」という意味があります。
そこに「美味しいタレ」と後から追ってかける「追いかけるたれ」といういみを語呂合わせて「美味だれ」となったそうです。
独特の食べ方が何よりの特徴
美味たれ焼き鳥を初めて目にした人はそろって「今までみたことない」と言います。
なんと焼き上げられた焼き鳥と一緒に、グラスになみなみ注がれたたれが運ばれてくるからです。
食べ慣れた人は迷うことなく焼き鳥をどぼんとグラスに沈めて食べます。
なんだか串カツのようです。
たれの二度漬けはもちろん禁止。
これも串カツみたいですね。
今では、ほとんどのお店がグラスに漬けるスタイルではなく、焼き鳥の上にお好みの量をかけて食べるスタイルに変わっています。
焼き鳥のたれも個性的な仕上がりとなっています。
というのも、ニンニクの量が尋常ではないくらい多いのです。
「にんにくを食べている」という感覚になるほどといえばその量の多さが伝わると思います。
ブレスケアを考えたうえで食べる覚悟が必要かもしれませんね。
いつどこで生まれた?
生まれたのは昭和30年代と言われています。
お店の名前は鳥正。
初代店主の宮下正三が新しい焼き鳥のスタイルを考えました。
店主だけの考えではなく、仲間が集まってアイデアを出したといいます。
この食べ方は、あっという間に上田市中に広まりました。
居酒屋で食べたお父さんが家庭でも作って家族に食べさせ、それが家庭の中でも日常的に食べられるメニューにもなったのです。
いまでも鳥正は営業を続けています。
今の店主は創業者の娘さんだそうです。
美味だれを買って自宅で味わってみた!
というわけで、長野市内のスーパーにて、美味だれを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
やや甘めの味で、ニンニク醤油の味わいが濃厚でとっても美味しい!
焼き鳥だけではなく、焼き肉や野菜炒めにはもちろん、唐揚げの下味付けにも使えそう。
とっても美味しく使いやすい、万能な味のたれでしたよ。
通販で買える?
美味だれは、ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
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