すぐにも作れる浅漬け程度であれば、余ったお野菜で作っているという方も多いでしょう。
野菜とお塩だけで作れる簡単な料理、昆布や醤油・唐辛子に柚子などを加えることで風味やうまみがプラスされて更においしく仕上がりますね。
つまりは漬物には塩が基本、のはずが塩を使わない漬物が長野県にはあるのです。
今回は、すんき漬けの特徴や作り方、カロリーや賞味期限、食べた感想などについてご紹介させていただきます
品名 | すんき漬け |
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都道府県 | 長野県 |
ジャンル | 漬物 |
製造者 | 複数社あり |
原材料 | 赤かぶ |
賞味期限 | 2~3か月ほど |
カロリー | 100gあたり約20kcal |
購入した場所 | 長野駅 |
目次
すんき漬けとは?
塩を一切使用することのない全国的にも珍しい調理法の漬物、それが長野の「すんき漬け」です。
赤カブの茎葉が材料となるのですが、それを乳酸発酵させることで作るのです。
「米は貸しても塩は貸すな」というのが木曽谷の昔からの教えだったとか。
海から遠い山国である木曽地方においては、塩はとっても貴重な品だったのです。
それであきらめることなく漬物を作ってしまうとは、昔の方の知恵や努力はすごいものですね。
実は、新潟県の「いぜこみ菜」とか「ゆでこみ菜」であったり、福井県の「すなな漬」と無塩漬物は他にもあるのです。
ただそのほとんどが廃れてしまい現在は生産されていません。
今も尚伝統を守り続けているすんき漬け、長野が誇る特産品と言えるでしょう。
木曽地方のどこでも作れるわけではなく、旧開田村・王滝村といった寒冷地でないと、すんき漬けはおいしく漬けることができないそうです。
長野の気候や自然の力を利用したものだからこその味なんですね。
食べた感想
というわけで、長野駅にてすんき漬けを発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
独特な酸味と、シャキシャキとした食感が面白いですね。
乳酸菌発酵だからこそとってもすっぱい、でもその酸っぱさが癖になります。
塩分が含まれていないので、食べるときに鰹節や醤油をかけて、味を加えてもいいかもしれませんよ。
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・すんき漬けの作り方
すんき漬けは、赤カブの茎葉の部分を切って、お湯で軽く湯がいて、漬け種と漬物樽に敷き詰めて作られます。
室内で一日置いたら、後は寒い小屋や物置に置かれることとなるのです。
そのまま保管すること1週間で、食べられるようになります。
2か月ほど漬けこんで、熟成されたものを頂くこともあるようです。
冬に漬け込んだすんき漬けは、春になると陰干しして自然乾燥させて「乾燥すんき」となります。
これを水でもどして料理することも、保存食としてずっと食べることができるというわけですね。
名前の由来
昔から作られていたすんき漬け。
名前の由来は明らかではないものの、
・「すっぱい茎」から来ているのでは?
・京都の「すぐき漬け」がなまったのでは?
といった説は言われています。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは?
100gあたり約20kcal
賞味期限は?
2~3か月ほど
通販はできる?
ネットショップでも購入することが可能です。
食べてみたいけれど、なかなか現地まで行くことができないという方はネットショップの利用がおすすめです。
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