皆さんは広島菜漬という漬物をご存知でしょうか?
広島菜漬は、日本三大漬け菜の1つと言われる広島菜の漬物で、ほのかな辛味と程よい歯切れで知られています。
今回は、そんな広島菜漬の特徴、カロリーや賞味期限、味の感想などについてご紹介いたします。
品名 | 広島菜漬 |
---|---|
都道府県 | 広島県 |
ジャンル | 漬物 |
製造者 | 複数社あり |
原材料 | 広島菜、漬け原材料(食塩)/調味料(アミノ酸) |
賞味期限 | 約10日 |
カロリー | 100gあたり17kcal |
購入した場所 | 広島市内のスーパー |
目次
広島菜とは?
広島菜はアブラナ科アブラナ属Brassica rapa種の変種の1つです。
Brassica rapa種は多くの野菜の基となった植物種で、白菜やカブ、小松菜、チンゲンサイなどが派生しています。
広島菜自体は現在絶滅してしまった三河島菜という野菜の系統と考えられていて、近畿地方で「しろな」と呼ばれて親しまれている大阪菜とは姉妹種に当たるようです。
広島菜は1株が通常で2~3kgと重量があり、大きな葉が幅広く伸びるのが特徴。
ほぼ全ての部分が漬物として使用されます。
その堂々たる風格に加えて、心地よい歯切れ感や豊潤な風味から漬物の王様と言われていて、九州の高菜、長野県の野沢菜と並ぶ日本三大漬け菜の1つです。
広島菜は耐暑性が弱く、低温感応性が強いために、秋蒔き年末獲りの露地栽培が行われています。
大きく分けて立型と開張型があり、その下に更に細かい品種に分かれています。
広島菜は内婚弱性を持つのも特徴で、純化が進みすぎると採種量が落ち込んでしまうため、採種の際にはある程度の種内変異を持たせながらの系統維持を心がけなければなりません。
高度な栽培管理が要求される野菜と言えるでしょう。
食べてみた感想
というわけで、広島市内のスーパーにて広島菜漬を発見!
実際に味わってみるべく購入してきました。
とりあえず、裏面に書いてあったように水洗いしてみます。
シャリッとした歯ごたえ、漬菜ならではのピリッとした味わい、あっさりとした自然で素朴な味わいです。
広島菜が持つほのかな辛味と独特の歯切れを上手く引き出しています。
ご飯のお供だけじゃなく、焼酎や日本酒などのお酒のつまみにも良さようですね。


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広島菜の歴史
広島菜の起源については諸説あるものの、江戸時代初期の慶長年間、広島藩主が参勤交代の折、江戸から帰る途中に京都の本願寺へ参詣し、その際に従者が持ち帰ったものが始まりだと伝えられています。
明治時代に入ると、川内村(現在の広島市安佐南区川内)の木原才次という人物が改良を重ねて、現在の広島菜の原型が生まれました。
異説も存在しますが、いずれも京都からもたらされたことは共通していて、そのために「京菜(きょうな)」とも呼ばれ、また独特の形状から「平茎(ひらぐき)」の異名を持ちます。
明治時代のうちに広島菜の生産量は拡大し、瀬戸内海を経ての船便出荷により、大阪や京都方面でも知られるようになりました。
この当時既に、広島平野を流れる太田川流域の安佐郡川内・三川・緑井の各村(現在の広島市安佐南区川内・安古市・緑緯)が広島菜の産地として確立しており、また瀬戸内海に面した御調郡向島西村(現在の尾道市向島町)でも、海路で出荷するために相当量の広島菜を栽培していたことが記録されています。
明治時代の広島菜漬は栽培農家で個別に漬け込みが行われていましたが、大正時代に入ると専業の漬物業者による本格的な広島菜漬の製造販売が始まりました。
昭和時代初期には、広島県の特産品として名称の統一が図られて、現在にいたります。
カロリーや賞味期限は?
カロリーは、100g当たり17kcal
賞味期限は、約10日
となっていました。
どこで買える?通販は?
広島菜漬は広島県内のスーパーマーケットなどの各食料品小売店で販売されている他、土産物としてJR広島駅や広島空港でも販売されています。
またインターネットによるオンライン販売も行われているため、広島県外からも取り寄せることが可能です。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
広島菜漬は1枚の大きな葉が丸ごと漬け込まれているために、単に漬物として食すだけでなく、高菜漬と同様に、おにぎりや巻き寿司に海苔の代わりとして使うこともできます。
地元の各漬物店が創意工夫を凝らして美味しい広島菜漬を製造していますので、広島県へ立ち寄った際など一度召し上がってみてはいかがでしょうか?
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