熊本県に伝わる伝統的なお菓子、いきなり団子をご存知ですか?
最近はご当地グルメとしてメディアに取り上げられることも多いので、知っているという人も多いかもしれません。
冷蔵や冷凍することができるので、熊本県の物産展で目にすることも増えてきました。
今回は、いきなり団子の由来や特徴、作り方やカロリーについてご紹介します。
品名 | いきなり団子 |
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都道府県 | 熊本県 |
ジャンル | 和菓子、団子、郷土菓子 |
製造者 | 複数社あり |
賞味期限 | 冷蔵で10日ほど |
カロリー | 1個あたり160~220kcalくらい |
購入した場所 | 熊本県のサービスエリア |
目次
いきなり団子の特徴
いきなり団子は熊本県に伝わる郷土菓子で、昔から家庭で作られてきました。
1cmほどの厚さに切ったさつま芋と餡子を餅や小麦粉の薄い皮で包んだ素朴なお菓子です。
輪切りにしたさつま芋がゴロッと入っているので食べ応えがあり、一つ食べただけでも結構な満足感があります。
メディアで紹介されると、自然な甘さのさつま芋と餡子の組み合わせが良いと一躍人気になりました。
優しい味のお饅頭で、お茶菓子としてぴったりです。
また、持ち歩きできるので、観光地などではテイクアウトできるグルメとして評判です。
ちなみに、いきなり団子と言えば、さつま芋と餡子を餅や小麦粉で包んだものが一般的ですが、熊本県には様々な種類のいきなり団子があります。
粒餡やこし餡の代わりに白餡や紫芋餡が入ったものや、皮の部分によもぎを練りこんだ物などバリエーション豊かです。
皮の種類や厚さ、さつま芋の厚さや餡子の種類などはお店によって異なっているので、好みのいきなり団子を探してみてはいかがでしょうか。
食べてみた感想
というわけで、熊本県のサービスエリアにて「いきなり団子 1個 ¥150」を発見!
実際に味わってみるべく購入してみました。
サイズは手のひらサイズです。
皮はもっちり、さつま芋はホクホクしていて、あんこと塩気と生地とが絶妙にマッチしています。
サツマイモの自然な甘さを活かした、素朴で美味しい良いオヤツですね。
あったか~いお茶が欲しくなりました。
いきなり団子の歴史
もともと熊本県ではさつま芋の栽培が盛んでした。
いきなり団子は、農作業の間に箸などを使わず手軽に食べられるおやつとして各家庭で作られていました。
江戸時代に阿蘇山のふもとに立ち寄った殿様がいきなり団子を食べ、その美味しさに驚き喜んだことから、いきなり団子が広く知られるようになったといわれています。
ちなみに、このころのいきなり団子には餡子は入っていなかったそうです。
その後、さつま芋だけでなく餡子が入ったいきなり団子が登場し、現在の形となりました。
いきなり団子の由来
いきなり団子の名前の由来には諸説ありますが、お客さんがいきなり来ても家にあるさつま芋と小麦粉ですぐに作ることができることから、いきなり団子と呼ばれるようになったといわれています。
また、熊本弁で簡単ということをいきなりということから、簡単にできる団子という意味でいきなり団子と名付けられたという説もあります。
その他にも、片づけが苦手でざっとしている人をいきなりな人ということもあることから、家庭にあるものでざっと作ることができる団子という意味でいきなり団子と名づけられたのではないかとも言われています。
いきなり団子の作り方
熊本県で昔から作られているいきなり団子を家庭で作ってみませんか。
材料はさつま芋、餡子、小麦粉といたってシンプルで簡単に作ることができます。
まず、さつま芋を輪切りにしていきます。
1cm程度に輪切りにしたら、水につけてあくぬきをします。
あくぬきをしている間に、生地を作っておきます。
小麦粉と塩、水を混ぜ合わせて練っていきます。
耳たぶくらいの固さになったら、生地のできあがりです。
30分ほどあくぬきをしたさつま芋の水分をふき取り、さつま芋の上に餡子を乗せていきます。
先ほど作った生地を3mmくらいに伸ばしたら、さつま芋と餡子を包み25分蒸し器で蒸します。
ちなみに、蒸し器ではなく電子レンジでも可能ではあります。
いいにおいがしてきたら、いきなり団子のできあがりです。
カロリーは?
もちろん、大きさによって若干変わりますが、目安としては1個あたり160~220kcalくらいになるようです。
いきなり団子は通販で買える?
いきなり団子は通信販売で購入することも可能です。
在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。
最後に
いきなり団子について紹介させていただきました。
シンプルなお饅頭ですが、さつま芋と餡子の組み合わせは間違いありません。
熊本県を訪れた際はぜひいきなり団子を食べてみて下さい。
簡単な材料で作ることができるので、おやつに作ってみるというのも良いのではないでしょうか。
優しい甘さのお菓子なので、子どものおやつにもぴったりですよ。