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かるかん饅頭 ~鹿児島の銘菓。カロリーや賞味期限、食べた感想など

更新日:

皆さんはかるかん饅頭というお菓子をご存知でしょうか?

かるかんとは「軽羹」と書き、その字にあるように、元々は羊羹やういろうと同じ棹菓子でした。

それに餡が入れられて丸くなったものがかるかん饅頭です。

今回は、そんなかるかん饅頭のカロリーや賞味期限、特徴や作り方などについてご紹介いたします。

品名かるかん饅頭
都道府県鹿児島県
ジャンル和菓子まんじゅう
製造者複数社あり
 原材料砂糖、米粉、山芋、小豆 ※明石屋のかるかん饅頭
賞味期限製造日より8日間 ※明石屋のかるかん饅頭
カロリー1個あたり、144kcal ※明石屋のかるかん饅頭
購入した場所鹿児島中央駅
お値段8個入 1,620円(税込) 10個入 2,052円(税込)

 

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買ってきました!実食レポ

というわけで、鹿児島中央駅にてかるかん饅頭を発見!

実際に味わってみるべく購入してみました。

今回購入したのは、「明石屋 かるかん饅頭」です。

 

かるかん饅頭

かるかん饅頭

かるかん饅頭

かるかん饅頭

 

生地はふんわりと柔らかくモッチリとしています。

中身のあんは、しつこくないほのかな甘みが素朴な味わいです。

上品な甘さのあんと、しっとりとした生地がとてもマッチしていて美味しいですね。

 

トクさん
少し冷蔵庫で冷やして、あんを固めてから食べても美味しいみたいだよ!
かるかん饅頭は、いくつかのお店が作ってるから食べ比べしてみるのもいいかもね♪
メイさん

 

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かるかん饅頭の特徴と作り方

かるかん饅頭

かるかん饅頭の前身に当たる軽羹(かるかん)は、棒羊羹のような直方体をした和菓子です。

主原料はかるかん粉と呼ばれる米粉の一種で、うるち米を水洗い、水切りした上で半乾きさせたものを荒く粉砕して作られます。

そのかるかん粉に、あらかじめ混ぜておいた砂糖、山芋、水を加えます。

 

山芋については、大量に栽培されている長芋よりも、より粘度が強い自然薯(ヤマノイモ)が適しているとされます。

山芋は皮を剥いてすりおろし、少し水を足して緩い液状としておきます。

そして砂糖を入れてから、更に水を足しながら混ぜて均一にするのです。

 

こうして出来上がった生地を薄い容器に入れて、20分以上蒸し上げることで、軽羹は完成します。

軽羹は、原材料に山芋をふんだんに用いることで、白くふっくらとした半スポンジ状に仕上がります。

 

元々切り分けた時の形が羊羹に似ているのですが、それに加えてその弾力に富んでいて、ふわふわとしていることから「軽い羊羹」の意味で、「軽羹(かるかん)」と呼ばれるようになったと考えられます。

現在、一般的に市販されている軽羹は水分が約40%、糖度が40度程度となります。

 

この軽羹を作る際、小豆餡を包み込んで丸く成型してから蒸し上げたものがかるかん饅頭です。

かるかん饅頭は丸く成型する必要性から、生地を混ぜ合わせる時に水を減らして、こねるように混ぜながらやや硬めに仕上げておきます。

元々軽羹自体がそのまま食べられるほどの甘さを持っているため、更にこし餡が加わったかるかん饅頭は二重に甘さが効いていて、甘党の方にはたまらない逸品と言えるでしょう。

 

トクさん
ちなみに、軽羹やかるかん饅頭の重要原料である自然薯は、年によって収穫量の差が大きく、不作の年には材料不足に陥ってしまうみたい
そんな時には、粘度を補う代替品として卵白が用いられることもあるんだって
メイさん

 

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かるかん饅頭の発祥

かるかん饅頭

かるかん饅頭の前身である軽羹がいつ誕生したのか、はっきりとした記録は残っていないものの、貞享3年(1686年)から正徳5年(1715年)の間には、薩摩藩において作られるようになったと考えられてます。

正徳5年の藩主用の献立には、羊羹と共に軽羹の名が記されているそうです。

 

薩摩藩が治めていたのは現在の鹿児島県と宮崎県の一部で、活火山が多く、過去の噴出物が堆積したシラス台地と呼ばれる火山地形が広がっています。

そのシラス台地では山芋を豊富に産出しており、また砂糖の原料となるサトウキビの生産地であった奄美群島や琉球諸島の統治下にありました。

そのため、薩摩藩においては山芋と砂糖の入手が容易であったことが、軽羹が生まれた背景にあったと考えられます。

 

もっともこの時代の軽羹が、どのような菓子であったのか詳しい記録は残されていません。

少なくとも当時高価であった砂糖を使っていることから高級菓子であったことは確かで、天明6年(1786年)に、軽羹1箱と日本酒1斗が同じぐらいの価格だったことが記されています。

 

現在に伝わっている軽羹は、薩摩藩の第11代藩主島津斉彬が、江戸から招聘した播磨国明石出身の菓子職人八島六兵衛によって、安政元年(1854年)に考案したものとされています。

八島六兵衛が元々あった軽羹にどのような改良を施したのかは不明です。

八島六兵衛は出身地の名を取って創業したのが、現在鹿児島県を代表する老舗和菓子店として知られている明石屋です。

 

現在、軽羹とそこから派生したかるかん饅頭は、明石屋に限らず、鹿児島県の多くの和菓子店で作られており、家庭でも作られることがあります。

広く地元の住民に親しまれているかるかん饅頭は、鹿児島県を代表する銘菓としての地位を築き上げたと言ってよいでしょう。

 

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カロリーや賞味期限は?

カロリーは?

1個あたり、144kcal

賞味期限は?

製造日より8日間

上記は、明石屋のかるかん饅頭の情報です。

 

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どこで販売されてる?通販は?

かるかん饅頭は、八島六兵衛が始めた明石屋に留まらず、鹿児島県の多くの和菓子店で製造・販売されており、地元の定番和菓子となっています。

またその人気は、隣接する宮崎県にも広がっており、鹿児島県産にかるかん饅頭だけでなく、宮崎県産のかるかん饅頭が店頭に並べられています。

鹿児島中央駅や鹿児島空港といった交通の要衝、鹿児島県を代表する百貨店である山形屋でもかるかん饅頭は販売されているため、旅行などで鹿児島県を訪れた際には、気軽に購入することができるでしょう。

 

また、各通販サイトでもかるかん饅頭を取り扱っているため、全国どこからでも取り寄せることが可能です。

在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。

「かるかん饅頭」楽天市場の検索結果


「かるかん饅頭」Yahoo!ショピングの検索結果


「かるかん饅頭」Amazonの検索結果

 

最後に

かるかん饅頭や軽羹の原材料である山芋、特に自然薯は昔から滋養強壮に効果があると言われていて、食べることで免疫力が強化され、疲労回復の効果が期待できます。

美味しい和菓子を食べながら、体も元気になれば言うことなしではないでしょうか。

鹿児島県を訪れた際には、かるかん饅頭を食べない手はないですよ!

 

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